4901.細川元首相が都知事選を圧勝する



皆さん、近所に住む子供を持つ女性たちに、原発が必要かどうかを
聞いてみたら、わかる。私は、講演会で出席の女性たちや列車の中
で話す機会があると、旅をしている60歳以上の女性たちに聞くが
、ほとんど100%原発反対である。

女性の母本能で反射的に反対していることがわかる。有権者の50
%は女性であり、なおかつ60歳以上の女性の投票率は高いので、
原発反対は、絶対的な強さを示すことになる。

その上、細川さんの優しい話し方も女性に受けることになる。

原発再稼働に賛成しているのは、ビジネスマンや経営者など男性陣
が多く、かつ経常赤字の原因は円安でありながら石油などを大量に
輸入するからであると論理的に説明する。

しかし、政治は感情的なモノで動かされる。靖国神社へ安倍首相が
参拝したのは、支持者への要求から行ったのであり、外交的な考慮
は、しなかったはずである。これも情緒的な感覚での政治行動であ
り、それを安倍首相や政治家は無視してはいけないのである。

そして、それを無視する政治家は、当然のように有権者から落選と
いう結果をもらうことになる。

小泉元首相は、女性たちの本能的な反対を覆すことはできないと見
て、講演したはずであり、原発廃止に言及しない安倍首相に落胆し
たと見る。

野田前政権のように、30年後に廃止する方向で取り組みとも言わ
なかった。これでは完全否定になる。しかし、それでは女性の反乱
がいつか起きることになる。

そして、もう1つ、問題なのが、中国の中距離ミサイルの目標にさ
れると、これは日本は原爆を投下しなくても、人が住めない環境に
なり、日本全滅になることである。

2つの理由で原発廃止としていることで、細川さんが絶対に有利な
展開になる。

この論理を崩すには、安倍晋三首相と舛添元厚労相は、原発廃止を
言うことである。シングルイシュー選挙にしないことであり、小泉
元首相のロジックを崩してしまい、女性票を細川さんに行くのを阻
止した時である。

しかし、そうすると、小泉元首相は目的を達成することになる。

さあ、どうなりますか?



==============================
「舛添氏支援の大義ない」=小泉政務官
 小泉進次郎内閣府政務官は15日午前、東京都知事選で自民党都
連が推薦する舛添要一元厚生労働相について「応援する大義はない
と思う」と述べ、支援する考えのないことを明らかにした。さいた
ま市内で記者団の質問に答えた。

 小泉氏は「自民党を除名された方を支援することも、除名された
方が支援を受けることも、私にはよく分からない」と指摘した。党
総裁を務めた父の小泉純一郎元首相が細川護熙元首相を全面支援す
ることへの党内などからの批判に関しては、「(批判は)当たらな
い。(舛添氏は)自民党本部の支援(推薦)ではない」と語った。
 (2014/01/15-13:07)
==============================
古巣に容赦ない小泉節=自民震撼、都知事選に危機感
 小泉純一郎元首相が14日、東京都知事選に出馬する細川護熙元
首相(76)への全面支援を表明した。都知事選をめぐる小泉氏の
動きは水面下にとどまっていたが、ふたを開けてみれば「古巣」自
民党への配慮はまるでない戦闘モード。党東京都連が推薦する舛添
要一元厚生労働相(65)との対決が決定的となったことに同党は
衝撃を隠せない。

 「細川さんが立候補の決意を固めたという話を伺った。心から敬
意を表したい。私も喜んで積極的に細川さん当選のために頑張る」
。小泉氏は14日、都内のホテルで細川氏と連携を確認すると、記
者団の前でこう宣言した。

 小泉氏としては、持論の「脱原発」を掲げて首都決戦を制し、安
倍政権に政策転換を促す考えとみられる。小泉氏は昨年11月の日
本記者クラブでの記者会見で「原発ゼロは首相が決断すればできる
」と主張。最近も、自民党幹部との会合で「安倍晋三首相が反原発
を言えば、首相として盤石になるのに」とじれったそうに語った。

 しかし、首相は小泉氏の助言をよそに、原発再稼働を進める姿勢
を崩していない。「原発ゼロでも日本は発展できるというグループ
と、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」。
小泉氏は対決構図を単純化する得意の手法で、安倍政権を「敵」と
位置付けた。

 これに対し、首相は外遊先のエチオピアで「東京が原発なしにや
っていける姿を見せるという。さまざまなアイデアを出していくの
は素晴らしいことだ」と批判めいた発言を手控えた。出馬を正式表
明した舛添氏も、自身を原発推進派と決め付けるかのような小泉氏
の発言に「私も脱原発を言い続けている。理解できない」と反論、
脱原発の争点化を打ち消すのに躍起となった。 

 ◇首相周辺「ショックだ」
 「けんか上手」の小泉氏との対決が現実となったことを受け、首
相周辺の一人は「ショックだ。気を付けてやらないといけない」と
不安を率直に口にした。
 自民党は小泉氏が細川氏支援に回っても「小泉氏本人が表に出な
ければ怖くない」とみていた。細川氏は元首相とはいえ16年前に
政界を引退、その後は政界から遠ざかっており、候補者としての集
票力は限定的とみていたためだ。
 だが、小泉氏は細川氏支援を公然と表明するなり、「演説会、あ
るいはさまざまな会合の場に出て細川支持を訴える」と明言。自民
党のかすかな望みは完全に絶たれた。
 自民党の派閥で小泉氏や安倍氏の先輩に当たる森喜朗元首相は
14日の講演で「自分の弟のように育ててきた安倍首相の政権に大
きなダメージを与えかねないことをやるのか」と小泉氏に不満を示
した。ある党幹部は、「自民党をぶっ壊す」と党内秩序を混乱させ
た小泉氏の再登場に苦々しい思いを禁じ得ない。「自分の派閥から
出した首相の足を引っ張るのか。勝手にしてくれ」
(2014/01/14-20:55)
==============================
首相、エネルギー計画先送り示唆 「しっかり議論」
 【アディスアベバ共同】中東・アフリカを歴訪中の安倍晋三首相
は14日午後(日本時間同日夕)、エチオピアで記者会見し、原発
政策などの指針として1月中を目指していたエネルギー基本計画の
閣議決定を来月以降に先送りする可能性を示唆した。「国民や与党
内の意見も踏まえながら、しっかりと議論を進めていきたいと考え
ている」と述べた。
 東京都知事選に立候補する細川護熙元首相と、支援する小泉純一
郎元首相が「脱原発」を主張しており、争点化を避ける狙いがある
とみられる。
 首相は会見で「与党からも時間をかけて議論してもらいたいとの
要望があった」と述べ、慎重に検討する意向を示した。
2014/01/14 20:39   【共同通信】





コラム目次に戻る
トップページに戻る