4895.アジア最悪の悪夢、日中戦争



新華網によると、米外交専門誌ナショナル・インタレストはこのほ
ど、「アジア最悪の悪夢、日中戦争」と題する記事を掲載し、尖閣
諸島の領有権対立が日米に猜疑心を生んでいると指摘した。との記
事がある。

これは、「Asia's Worst Nightmare: A China-Japan War」でJames
 Holmes氏(米海軍大学で軍事戦略の専門家)である。中国との戦争
時、包囲戦略などを既に発表している。この記事を最後にリンクし
たので、詳しくは原文を見て欲しい。

尖閣列島は、人も住まない島であり、ほとんど無価値と米国の専門
家は見ているが、そこで日中戦争が起きる可能性がある。

アジアの覇権を日本と中国は争っている。今まで中国は日本に負け
てきて、日本を見返そうとしている。そして、やっと、日本に勝て
そうになっている。

日本は単独ではなく、米国が助けると見ているが、米国は中国との
戦争に気が向いていない。

日米同盟は戦時になれば緊張状態になる可能性がある。


日本は米国も戦争に参加してくれると見ているが、米国は参加しな
いことが起こり得るという。

米国は中東に熱心で、アジア重視戦略と言いながら、アジアに対し
て冷淡である。

このコラムからも分かるように、米国は、中国との戦争に消極的で
あり、日本の首相が靖国神社などに行って、先の戦争を否定するな
ら、日本の味方をしなくなる可能性もあるということを肝に命じな
いといけない。

中国は自国に有利なこのコラムを、いち早く紹介したのであろう。

さあ、どうなりますか?

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<尖閣問題>「アジア最悪の悪夢、日中戦争」=開戦なら日米に溝
も―米誌
Record China 1月8日(水)8時40分配信
2014年1月7日、新華網によると、米外交専門誌ナショナル・インタ
レストはこのほど、「アジア最悪の悪夢、日中戦争」と題する記事
を掲載し、尖閣諸島の領有権対立が日米に猜疑心を生んでいると指
摘した。筆者は米海軍軍事学院の軍事専門家。
東アジアにおける戦争リスクを低く見積もってはならない。欧米の
視点ではアジアの紛争を理解するのは難しい。たとえば尖閣諸島を
めぐる日中対立がそうだ。
米国の専門家は「尖閣には労力や時間を投入する価値などない」と
みる。しかし、米国、中国、日本の3者は歴史的経緯から、自らの意
志を貫くため長い時間を費やしている。誰もがそれぞれの目標を最
小の労力で実現したいだろう。戦争リスクが好きな者などいない。
しかし同様に、領土と海洋主権の放棄を、戦争やさらに最悪の事態
と比べて天びんにかける事態も想定される。
だから利益をめぐる対立は、瞬く間に中国と日米同盟による大規模
戦争に発展するリスクをはらんでいる。米国がどの程度前向きにな
るかも未知数だ。片方は永遠の同盟国と強く思っていても、もう片
方がそれほど強い決意があるとは証明できない。日米同盟は戦時に
なれば緊張状態になる可能性がある。(翻訳・編集/AA)

Asia's Worst Nightmare: A China-Japan War

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