4863.レーザーではなく、ビーム



こんにちは。いつも楽しくメルマガを拝読しております。メルマガ
の内容について以前より気になっていることがあるのでご連絡させ
ていただきます。 

たびたびミサイル迎撃兵器として"レーザー"が効果的という内容を
コメントされていますが,Fさんの書かれている内容は全て"ビー
ム"だと思われます。 

レーザーというのは,「励起状態にある高エネルギー原子から放出
される光」のことです。つまり「光」であって,電子や陽子や原子
核ではありません。 

電子や陽子や(荷電した)原子核を加速して束状にしたものは,ビ
ーム(束)です。陽子線や重粒子線などは,それらの英訳自体が
beam=線(つまり束)という言葉を含んでいます。 

兵器については詳しくないので,宇宙兵器にどれほど実現性がある
のかは分かりませんが(個人的には宇宙から地上の敵ミサイル基地
を先制攻撃して破壊すべきだと感じます),対中国・対北朝鮮を考
えたときに迎撃兵器の開発が喫緊であることには同意です。 

以上,コメントでした。いつもメルマガを楽しみにしています。
よろしくお願いします。 
大古場努 
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(Fのコメント)
レーザー(laser)とは、光を増幅して放射するレーザー装置を指す。
レーザー光は指向性や収束性に優れており、また、発生する電磁波
の波長を一定に保つことができる。

ビーム (beam) は、粒子の集団や、粒子のように振舞う波長の短い
波が、細い流れとなって並進し、互いにはほとんど衝突しないもの
である。

ということで、原子核レーザは、原子核ビームのことですね。レー
ザは誤りです。

陽子ビームより原子核ビームの方が威力が大きいが、それを加速す
るには、膨大なエネルギーが必要になる。





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