4818.箱根仙石原事情



10月14日から17日まで仙石原のリゾート・マンションにいま
した。仙石原の早川の近くであり、16日には10年来の大型の台
風26号が来る中、食料と台所用品、衣類などを積んで14日午後
、自動車で途中で野菜と魚を買って、出かけた。

行きは東名高速の御殿場から、帰りは河口湖から中央高速ですが、
高速も普段の日であり空いている。台風が来るということで、箱根
もほとんど人がいない。いるのは、どこも中国人観光客である。

15日は雨が降っていたので箱根ビジターセンタに行き、箱根の成
り立ちのビデオを英語で見た。途中で係員の方が心配して、日本語
にしましょうかと声がかかったが、英語でいいですと答えて、その
まま見た。英語の文章が下に出るために、殆どはわかったが、火山
に関する単語、動植物に関わる単語がわからなかったために、一部
不鮮明にしか分からない部分もあった。

しかし、我々夫婦が見ていると、観客が増えて我々夫婦以外に5名
程度の人たちがいた。それも全て我々世代であり、英語力がある人
たちが多いということであろうか?

この普段の日に箱根に来れるのは、60歳以上の退職者しかいない
が、それでもビジターセンタに15名程度の人達がいて、2名は若
い女性であったが、それ以外は60歳以上の団塊の世代だと思う。
それも女性がほとんどであり、男性は2名で、私ともう1名である。

そして台風の後、16日朝、風はあるが晴れ、しかし芦ノ湖の桃源
台に行くと、船もロープウエーも運休であり、人影もない。湖畔を
歩くと、キャンプ村では数組の客が帰る支度をしていた。ここの朝
食が食べられる店も閉まっていた。

妻が湖畔の平らな歩道で芦ノ湖を一周しようというので、この桃源
台から湖畔を歩いたが、1時間歩いても、桃源台から芦ノ湖の1/5
もない深良水門までしか行けない。この後、3時間歩かないと箱根
町に着かないと分かり、引き返した。芦ノ湖の大きさを思い知った。

連れて行った犬も帰り道ではへたばっている。桃源台に11時に戻
ったが、ロープウエーも船も動き始めていた。

その後、マンションから歩いて仙石原街に出たが、レストランや店
の多くが休みになっていた。ローストビーフの美味しい仙石原の有
名な相原肉店では、16日、我々がいくと、何人かの来ると言って
いた客が帰って来ないので、ローストビーフや山賊焼き、コロッケ
類が大量にあり、ご主人が、これもあれも勧めてくる。別荘客が台
風で帰り、その客を見込んで作ったので作りすぎたようである。そ
んなには食べられないので、少しずつ買ったが、その夕食は肉が多
くなり、胃にもたれる感じであった。

この仙石原ん帰り港区のニコニコ学園があり、妻が中を見たいとい
うので、管理人さんに許可をもらうために建物の中には入ったが、
今日は使用しているので建物の中は見れないが、運動場などはOKと
いうので見た。ここは港区住民でも使えないという。小学校の5年
生、6年生の課外授業、クラブ活動のための施設であるという。

港区に小学校は19校あるが、この生徒のためにこのような施設が
ある。まあ、港区の小学校は庭が狭く、十分に運動ができないため
に、このような施設を作ったとも言えるのであろうか。

妻や子供たちは港区のこのニコニコ学園には来ている。しかし、15
年前に建て直したので、妻は昔の木造しか知らないという。しかし
、現在は外から見ると新興宗教の建物のようなゴウジャスな建物で
ある。いかに港区は金持ち自治体から分かる。住む場所で待遇がず
いぶん違うようである。

しかし、港区の住民はマンションでも高いからそう簡単に住民には
なれないし、近くに安売りの店はないために、生活費が高いので、
しょうがない面もある。我々も芝浦に住んでいたが、犬が買えない
のと4人家族ではマンションが狭く、今の家に越したので、文句は
言えない。

仙石原には多くの美術館もあるが、今までに全て見てしまい、美術
館に入ろうとは思わなくなり、徐々に目はハイキングコースや今ま
で目に入らない建物や同じようなリゾートクラブに目が行く。

ニコニコ学園の隣の東急ハーベスト箱根甲子園も見たが、この日本
庭園は整備されていて、綺麗である。ここもリゾートクラブである
がホテルであり、台所設備はなく長く生活する雰囲気ではないよう
だ。いろいろな種類のリゾートクラブがあることを徐々に知り始め
ている。東急はハーベスト会員制リゾートホテルとビックウイーク
などの会員制クラブがあるようだ。

我々が買ったリゾートクラブは東急のホテルが基本のリゾートクラ
ブとは違い、リゾートマンションを会員が共有で使う方式であり、
台所があり、自炊が基本になっている。そのため滞在型の利用であ
り値段が安い。それに比べて東急はホテルの共同利用のようである。

リゾートマンションであるが、家と違いインターネットは見れるが
制限があり、コラム原稿を書けず、時間に余裕ができる。このため
、のんびりした時間を送れるので、夫婦の関係が濃くなるようだ。

春には、ワイキキにも施設ができるというので、期待している。




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