4827.韓国がとうとう為替介入に乗り出した



韓国企業の7−9月期の実績発表が始まったが、LG電子・ポスコ
・大韓航空など韓国主要企業は全般的に低調な業績を公開した。2
期連続で過去最大実績となったサムスン電子を抜いて、ほとんどの
企業の収益性が落ちている。今後の見通しも不吉だ。ウォン高ドル
安基調がしばらく続くと予想され、輸出が主力のほとんどの企業が
厳しい。 

これは、各業種の輸出で競争力があるレートは、対ドルで、
家電 1088W 、半導体 1085W 、情報通信 1074W 、
鉄鋼・金属 1067W 、自動車 1057W 、造船 1055W 
となっているが、現時点で1,054ウォンであり、造船も競争力がなく
なるレベルになっている。全産業が輸出で競争力なしになることに
なる。サクソンはもう少しウォン高でも輸出競争力を確保している
ようであるが、それ以外の産業での輸出は競争力がなくなる。

これが原因で、韓国企業の業績が良くないし、中堅財閥の倒産が増
加している。

なぜ、ウォン高になっているかというと、米国の金融量的緩和が当
分、続くということで投資が増えているからである。特にサンソン
関連の企業への投資である。

このため、とうとう、韓国は大規模為替介入を開始した。日本の金
融緩和による円安で、日本に負けたことが原因であると見ているが
、韓国は金融緩和ができない。現時点でも韓国国債の信用は高くな
いので、もし、金融緩和すると、金利上昇を起こすことになる。

このため、金利上昇の可能性あるが、為替介入するしかないことに
なった。韓国のパク・ジェワン企画財政部長官(アベノミクスを非
難しながら)曰く、「競争力の向上をおろそかにしたまま量的緩和
だけに依存することは効果的ではなく、中長期的に大きなコストを
伴うことになる。痛み無しに得られるものはない。結局、世の中に
ただで食えるご飯は無い」。というが、自分も為替介入という方法
で、ウォン安を行った。

サムソン以外の産業は、競争力の向上をおろそかにしたままである
ことが明確になったようである。このため、自分も痛み無しに得ら
れるものはない。結局、世の中にただで食えるご飯は無いというこ
とで、輸入物価上昇でも、為替介入に踏み切った。

しかし、大規模介入しても、1,062ウォンまでである。現在自動車を
救いことができるレベルまでである。韓国は、苦しそうである。

しかし、この状況で韓国は日本に助けを求めるようである。
日韓関係の改善に向けて、超党派の日韓議員連盟と韓国の韓日議員
連盟の合同総会が来月30日、東京で開かれる。総会では、北朝鮮
の核問題や、福島第1原発問題と並び、2020年東京夏季五輪と
、18年の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の相互協力が議題
となるというが、「東京五輪を散々妨害した韓国が堂々と資金と技
術援助を要求してきた」と韓国側の内情を知った日本高官が愕然と
したという。

もう、いいかげんにして欲しいですね。苦しいと日本に助けを求め
、少し楽になると日本を非難する。韓国とは冷却期間が必要である
と見るが??

さあ、どうなりますか?

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憂慮が現実に…7−9月期の大企業実績は低調=韓国
2013年10月25日09時12分 [? 中央日報/中央日報日本語版] 
  7−9月期の実績発表が始まったが、LG電子・ポスコ・大韓航
空など韓国主要企業は全般的に低調な成績表を公開した。2期連続
で過去最大実績となったサムスン電子を抜いて、ほとんどの企業の
収益性が落ちている。今後の見通しも不吉だ。ウォン高ドル安基調
がしばらく続くと予想され、輸出が主力のほとんどの企業が厳しい。 
  LG電子は今年7−9月期の売上高と営業利益がともに前期比で
減少した。LG電子は24日、7−9月期の売上高13兆8922
億ウォン(約1兆2700億円)、営業利益2178億ウォンと明
らかにした。前年同期比で売上高は5%増、営業利益は27%増と
なったが、前期(4−6月期)比ではそれぞれ8.8%減、54.6
%減となった。これは証券業界の予想値(売上高14兆5000億
ウォン、営業利益2600億ウォン)を下回る。 
  特に、LG電子はサムスンやアップルなど競合他社が黒字を出し
ているモバイル部門でも営業利益が赤字に転じた。携帯電話事業を
担当するモバイルコミュニケーション(MC)部門は7−9月期、
797億ウォンの営業赤字となった。LG電子の関係者は「代表モ
デルのG2をプレミアムブランドとして固めようとマーケティング
費用を増やしたうえ、製造会社間の価格競争がさらに激しくなり、
収益性が低下した」と説明した。 
  テレビを主力とするホームエンターテイメント(HE)事業部は
売上高5兆70億ウォン、営業利益1244億ウォンだった。これ
も欧州など先進国市場のテレビ需要が回復せず、前期比5%減、前
年同期比7%減となった。 
  ポスコも4期連続で営業利益が1兆ウォンを下回った。ポスコは
24日、連結財務諸表基準で7−9月期の売上高と営業利益をそれ
ぞれ15兆1502億ウォン、6328億ウォンと発表した。前年
同期比で売上高は3.7%減、営業利益は37.6%減。 
  ポスコ側は「7−9月期は季節的な要因のほか、需要不振と販売
価格の下落、原料価格の上昇、電力需給問題による減産政策などで
売上高と営業利益が前期に比べて減少した」と説明した。7−9月
期の粗鋼生産量は892万5000トンと前期比0.9%増、製品
販売の場合1.7%減の827万1000トンと集計された。	
  大韓航空も7−9月期の売上高と営業利益が減少した。特に7−
9月期に夏休みと秋夕(チュソク、中秋)連休が含まれていた点を
考慮すると、実績不振は尋常でない。貨物・旅客部門ともに振るわ
なかった。特にこの期間、営業利益(1601億ウォン)は前年同
期比43%以上も減少した。売上高(3兆1833億ウォン)も前
年同期比3.4%減少した。 
  旅客部門の場合、韓国発輸送は5%増えたが、日本路線の需要が
減るなど海外発の輸送が5%減少し、全体の輸送量が2%減った。
貨物部門も世界景気の回復の遅れ、国内生産基地の海外移転などの
影響で韓国発の輸送量と積み替え輸送量がそれぞれ9%減、3%減
となった。 
  大韓航空の関係者は「10−12月にはグローバル景気回復とと
もにA380など次世代航空機の追加投入、新規運航・増便などで
実績が転換する見込み」とし「貨物部門でもIT新製品登場と米国
・欧州の景気回復による緩やかな成長を予想している」と述べた。
  このほか、OCIとS−OILも実績報告書を出した。シリコン
メーカーのOCIは23日、7−9月期の連結基準の売上高が
7282億ウォン、営業損失570億ウォン、当期純損失635億
ウォンという経営実績を発表した。前年同期比で売上高は3.9%
減、営業利益は赤字に転じた。 
  S−OILは24日の公示で、7−9期の暫定営業利益(252
億1000万ウォン)が前年同期比95.1%減少したと明らかに
した。売上高は4.4%減の8兆1257億ウォン、当期純利益は
55.5%減の2030億ウォンだった。会社側は「精製マージン
の減少とウォン高が営業利益の減少に影響を及ぼした」と明らかに
した。
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W$デッドライン(2013−02調査)
為替がこの数字になると危険。 
http://www.news-us.jp/article/378459886.html
    家電 1088W 
   半導体 1085W 
  情報通信 1074W 
 鉄鋼・金属 1067W 
   自動車 1057W 
    造船 1055W ←今ココ
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韓国、大規模為替介入・・・ ディーリング・ルームは焦土化
2013-10-25 09:08:56
『ソウル外国為替市場の24日取引終了まで40分を残した時刻、モニ
ターを見ていたディーラーAさんは自分の目を疑った。
年中最低ポイント(1,054ウォン30ジョン)だったウォン・ドル為替
レートは、外替当局の口頭介入で大人しくなったかとおもったら、
突然急騰し始めた。政府の無知莫知な(無慈悲で乱暴な)実介入に
よってディーリング・ルームの雰囲気は急変した。
急激に上昇した為替レートは、いつの間にか1,060ウォンを超え1,062
ウォンまで上がった。状況が切迫になり、いくつかの銀行は急にドル
を買い入れた。企画財政部と韓国銀行の共同介入によって外国為替
市場が焦土化される瞬間だった』
ロイターは、政府の介入物量を10億〜20億ドルと推定したそうです。 
記事によると、『10月になってから1日の平均取引が62億〜63億ドル
水準であることを考えると、かなり大きな規模だ』とか。
ちなみに、100円≒1,075ウォンまで円安(ウォン高)になっていま
したが、24日は100円≒1,091ウォンまで円高(ウォン安)になった
ようです。
去年の今頃には100円≒1350ウォン前後でした。
何が言いたいのかというと、これが「アベノミクス(量的緩和)は
日本の為替介入だ」と主張している国の姿である・・ということです。
今年2月に韓国のパク・ジェワン企画財政部長官(アベノミクスを非
難しながら)曰く、
「競争力の向上をおろそかにしたまま量的緩和だけに依存すること
は効果的ではなく、中長期的に大きなコストを伴うことになる。痛
み無しに得られるものはない。結局、世の中にただで食えるご飯は
無い」。



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