4811. エネルギー大国にする戦略を描くべき



エネルギーを輸入しているので、日本は貿易赤字になっている。エ
ネルギー輸入で6兆円以上の外貨が払われているために、これ以上
の日本は豊かになれない。

もし、日本でエネルギーができれば、この無駄な外貨の払いはなく
なる。これを止めるために原子力発電を再稼働することは一時的に
は必要であると思うが、将来まで原発に頼ることはしない、できな
い。

小泉元首相も「安倍首相には勢いがある。首相が脱原発を決めれば
前に進むのに、残念だ」「脱原発は政治がリーダーシップを発揮し
ないと進まない。自分は数十年後には死んでいて、原発のない日本
は見られないかも知れないが、それをするのが本物の政治家だ」と
語るなど原発は将来がないと発言している。その通りである。


それは使用済燃料が処理できず、最終処分場もできずに、核のゴミ
問題を解決できないためである。このため、将来的には、再生可能
エネルギーを使うしかない。この再生可能エネルギーとしては、木
材、すすきなどの植物利用や太陽光、水力、地熱などがある。しか
し、その全てで必要なのが発電機であるが、この効率が悪いので少
ない力では慣性があり、効率よく発電ができなかった。

この問題を解決できる技術が日本でできた。この技術と水力利用の
許可を簡単にするだけで、マイクロ水力発電ができることになる。

また、石油を使う車も、2015年には500万円以下でトヨタが
燃料電池車を販売するという。この燃料も水素である。水素は水か
らできる。

この水素で燃料電池は発電するので、再生可能エネルギーの大きな
問題である不安定性も、電気で水素を作り、太陽が陰った時に水素
で発電するだけである。自動車に利用するPEFCは数秒で稼動可能で
ある。その数秒はキャパシターでカバーするようにすれば良いので
ある。電気の安定性も解決できる。

また、人工光合成でも太陽光から直接水から水素を生成する技術が
必要であり、その効率を上げる研究がある程度の成果を得ている。

このため、太陽光で直接水素を作れば、それで発電すればよいだけ
である。不安定性もなくなる。この技術を開発する間だけ原発を稼
働すると政府が宣言するべきだだ。

そして、政治の後押しで、その技術を組み合わせて、技術確立策を
探ることにする戦略を描いて、国家を上げて取り組めば、エネルギ
ー大国、少なくてもエネルギー自給が出来る国になることができる。

日本はエネルギー大国にする戦略を描くべきである。

エネルギー産業は、世界で一番大きな産業分野であり、年300兆
円規模である。この内、100兆円以上の産業になれば、日本は再
復活が確実になる。

なぜ、安倍首相は、小泉さんも進める原発廃止を決断しないのかわ
からない。代替策ができたのであるから、それをすすめるべきであ
る。

ドイツのメルケル首相も水素産業育成に国家がアクセスを踏んでい
る。日本の方が必要なのは、ドイツ以上であるのに、なぜできない
のか、長期政権での日本の復活を確実にして欲しいものである。

そのためには、水素関係の規制をドイツ以上に緩和する必要がある
。米国と同様レベルとは言わないが、アクセスを踏むべきである。

さあ、どうなりますか?

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小泉元首相「首相決めれば脱原発進む」 渡辺代表に吐露
2013年9月29日11時16分
 【今村尚徳】小泉純一郎元首相とみんなの党の渡辺喜美代表らが
27日夜、都内で会食した。同席者によると、小泉氏は「安倍首相
には勢いがある。首相が脱原発を決めれば前に進むのに、残念だ」
と語るなど、脱原発の話題で盛り上がったという。

 小泉氏は「脱原発は政治がリーダーシップを発揮しないと進まな
い。自分は数十年後には死んでいて、原発のない日本は見られない
かも知れないが、それをするのが本物の政治家だ」と語った。また
、今年8月にフィンランドを訪れ、高レベル放射性廃棄物を地下に
埋めて10万年かけて無毒化する核廃棄物最終処分場「オンカロ」
を視察したことに触れて「フィンランドには原発が4基しかないが
、日本には50基もある。いますぐ止めないと最終処理が難しくな
る」と即時原発ゼロを訴えた。

 両氏は4時間近く語りあい、渡辺氏は「ものすごく勇気をいただ
きました」と応じたという。
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元大工の平松敬司「夢の扉」に!発電効率8%向上の手回し式の発
電機にオファーが殺到!

元大工さん平松敬司(73歳)の職人魂がテレビ番組「夢の扉」で
取り上げられまました。一世帯分の家庭の電力を生じさせる手回し
発電機を開発して、京都大学の教授だけでなく世界をもうならせる
ことになってようです。手回しなどの小さな力で効率的にしかも無
駄なく電気を生み出す発電機を作ったそうです。何と従来の発電機
の発電効率を8%も向上させるという世界的な発明だったのです。

発電効率8%向上した手回し発電機
まさに日本初の活気的な実験となりました。手回し発電で使用電力
量の大きいエアコン(400W)を動かすことができるのでしょうか?
発電効率を1%上げるだけでも画期的なことだそうですが、それを
8%も向上させることができるという途方もない発電機となったの
でしょうか?
その実験結果は最後に紹介しますが、その大発明は滋賀県の町工場
で生み出されました。発明したのは、元大工さんの平松敬司(73
歳)です。

発明のきっかけ
平松敬司さんが発電機の発明を思い立たのは、自転車のライトだっ
たそうです。私も経験がありますが、自転車の発電機のスイッチを
入れて走るとかなり重いですよね。あの「重さを軽くしたい」とい
う願望から現在の発電効率を上げる発電機への開発へとつながって
いったようです。(自転車の抵抗を生じさせているのは発電機に付
きもののコギングトルクという抵抗で、それが厄介なのです。)
しかし画期的な発電機を生み出すまでは、試行錯誤でした。ある時
「ある日発電機を2つ並べたらどうだろう」と試したところ、その
コギングトルクという抵抗をある程度抑えることに成功できたのです。
その発明で多くの仲間が集まりはじめ、手回し発電機の改良が一気
に進んだようです。最終的には、発電機をいくつか並べたり、永久
磁石の位置を絶妙な間隔に調整することによって、従来の抵抗が7分
の1にまで抑えられました。

京都大学
平松敬司さんはその発明の本格的な普及取り組み始めます。しかし
、いくつかの企業や大学に発電機の採用を申し込んでも、どこも門
前払いに。あきらめずに最後に、京都大学に持ち込んだところ、中
村教授はその発明に興味示しました。
中村教授はその発明の原理をコンピューターシュミレーションによ
って調査したところ、発電機に特有のコギングトルクを最小限に抑
え、無駄な力を極限まで抑えることで、発電効率は8%向上してい
ることを確認。
中村教授がそのデータを学会に発表すると、世界中の大学や企業か
らオファーが殺到しました。

実証実験
実際のその手回し発電機の実証実験が始まりました。単なる手回し
発電でエアコンを動かせるだけでの電力を生み出せるかどうかとい
うもの。
実験は発明した平松敬司さんも参加し、結果は見事手回し式のその
発電機で400Wのエアコン動かすことができたのです。
これからの発電機が風力発電に利用されるならわずかな風でも家庭
用電力を生み出せることが期待されます。
それにしても元大工さんとは言え、平松敬司さん情熱と手回し発電
機への執着には圧倒されます。

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