4794.温暖化が続き、その後に寒冷化か?



太陽研究者は、太陽の活動が近年落ちていると言ってきたが、現実
は、益々温暖化が増しているように感じていた。このため、間違い
であろうと思っていた。しかし、英テレブラフ誌で「Global warming?
 No, actually we're cooling, claim scientists」とテレブラフ記者
のHayley Dixon氏はいう。これを考察しよう。

どうも、氷河の量が増え始めているようである。このため、国連の
IPCC報告書は温暖化というが、気象学者はこの報告書に抗議してい
るという。現状に起きていることは、IPCCのシュミレーション結果
のカタストロフィ的な温暖化とは大きく違う。

数年前、BBCは2013年に北極の氷が無くなるだろうと予測したが、そ
の後に出てきた事実である。1997年以降、温暖化が止まってい
ることは、世界の気象学者の認識になっている。

このため、IPCCの報告書に変更を要求している。現在の報告書では
この止まっていることが出ていない。

IPCCの報告書では人間が出す温暖ガスで、0.8C上昇しているとして
いる。

しかし、ウイスコン大学のアナストシオス・トニス教授は「私たち
は、既に寒冷化の方向にある。少なくても15年は続くと思う。
疑い無く、1980年代から1990年代に続いた温暖化は止まっている。
」という。

6月に夏至になるが、8月が一番暑いのと同じで少し遅れて温暖化が
くるようである。

しかし、これが事実であると、今後のことを考えて、温暖ガスを少
し多くした方が得なのかもしれないとも思える。それと、エネルギ
ー政策の考え方は大きく違うことになる。

そう言えば、米国でも西部は、乾燥して山火事になり、気温も歴史
上最高気温であったが、東部地域は雨が多く気温が低かったようで
ある。地域差が大きかったようである。

日本は大きくないので、全国的に温度が高かったが、世界には違う
傾向の地域もあるようである。偏西風の蛇行でそうなる。しかし全
体的な傾向は疑問である。

さあ、IPCCか気象学者のどちらが、正しいのであろうか?

あと数年、見ればわかるようである。
気象学者の予測であれば、冬の雪は多くなることになるが?

Global warming? No, actually we're cooling, claim scientists

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