4774.草津線、片町線、JR東西線、関西本線(天王寺〜奈良)、奈良線、湖西線



大阪で飲み会をやろうと友達から誘われて、大阪に行くことになっ
た。しかし、始まる時間は22日19時である。ということで、18切
符で、まだ踏破していない関西の線を行こうと計画した。

22日、家を4時に出た。東京5時46分沼津行、沼津で8時8分浜松行、
浜松で10時20分豊橋行、豊橋で11時03分大垣行、大垣で米原行、米
原で13時20分姫路行で草津で降り、草津線13時57分柘植行に乗る。

緑の古いボックス席型の4両電車であり、単線である。このため交
換待ちがある。草津では全て席が埋まるほどに混んでいた。高校生
が多い。1時間に1本、柘植行があるほどの頻度である。各駅で少
しづつ乗客が降りていくが、貴生川で多くの人が降りた。ここで空
いた。柘植では1車両に数人しかいない。沿線に甲賀があり、忍者
の線として宣伝していた。

柘植で14時42分加茂行に乗る。紫のディーゼル一両で、ワンマンカ
ーである。関西本線は、加茂から名古屋方向、非電化単線である。
並行して走る近鉄は複線電化されていて全然違う。しかし、車両の
中はロングシートであるが、席がないほど混んでいた。しかたがな
いので前の景色が見える所に立って、連射で写真を撮っていると声
をかけられた。

学校の先生であり、今57歳であり、18きっぷで、加古川に住ん
でいるが、名古屋、奈良を1日で往復するという。私が18きっぷ
で、JR全線を乗ることに挑戦していると話したら、先生もやりたい
が子供がまだ中学生で65歳でも退職できないと。

先生たちの退職金は700万円も減らされたが、ほとんど退職しなかっ
たという。それは1月までに退職したら、今までの退職金と言われた
が、3月卒業を控えた忙しい時期であり、辞めることはできなかっ
たと。

隣に立っている若者も写真を撮っていたが、その人にも先生は声を
かけた。すると、若者はロシアからジャパンレールパスで来たとい
う。しかし、若者がロシア人ではなくアジア人の顔なので、どこの
生まれと聞いたら、インドネシアだという。多くの人たちが日本に
いることを知った。

私と先生は、いろいろな話をし、加茂で15時39分大阪環状線行に乗
り、私は木津で降り、先生はそのまま大阪に行き温泉に入って帰る
という。

木津で片町線、JR東西線経由の15時56分新三田行で、この線は複線
電化の普通の通勤電車区間である。しかし、ロングシートであるが
、ロングシートの通路の真ん中に行き先表示のディスプレーがある。
このため、席に座っている人から表示が見やすい。JR東日本とJR西
日本の車両設計の思想が違ってきたように感じる。北新地で降りて
、大阪のホテルに行った。

ホテル近くが飲み会の場所である。梅田駅から遠くない普通のマン
ションを借り、そこをワールドカフェ風にして若者を集めて、新し
いビジネスを作ろうという友達に賛同して参加したのである。

この日は5人が集まり、アメフトのコーチ、CM製作者、紅一点はボ
イラー会社の社員、仕掛け人の友達、私である。この中でサラリー
をもらう人は1人である。あとは自由業などのニートとCM製作者は
言っていた。

アメフトの話、3DーCADの話、お笑いの話、今後のベンチャーのあり
方、多彩な話題が飛び交う。皆が何かを持ってきて、それを飲み、
食べるというスタイルのために、飲み屋よりリラックができ、何が
出てくるかがわからない。ビール、日本酒、シャンペンなどが出て
くるし、ソーメン、焼き鳥、乾き物、干し果物などである。その場
でどのようなケミカル反応が起こるか面白かった。

ということで、あっという間に10時30分になり、紅一点は帰り、私
も次の日も早いので11時30分にはそこを後にした。

次の日は、大阪駅まで歩き、大阪で6時22分区間快速奈良行に乗り、
風景を見ているがそれほど混んでいないが、家々が立ち並ぶ町と山
、トンネルのある風景である。関西本線の奈良までは複線電化され
ている。

奈良で7時32分快速京都行、この電車は朝の通勤電車で途中からはす
ごく混んだ。勿論、複線電化である。普通奈良に来るときは、この
JR奈良線ではなく、近鉄を使っていたので初めて乗る。しかし、予
定では7時29分の快速であったが、それより遅い出発である。なぜと
時刻表を見ると計画の電車は土休日運転であることが判明。このた
め、京都で計画していた湖西線の電車に間に合わないことになった。

このため、特急に乗ることにした。京都で8時41分サンダバード5号
和倉温泉行で近江今津まで乗り、そこで先行している電車に追いつ
く。この特急が混んでいる。やっと席に座れた。

湖西線は、設計思想が特急の速度を上げることを目的にしたことが
わかる。全線電化複線、高架で踏切がなく、直線部分が多い。しか
し、ここを走る普通電車は少ない。近江今津から先は1時間に1本
しかない。

湖西線の風景は琵琶湖を右に見て、高架であることで見晴らしがよ
く、田園と琵琶湖の風景は絵になる。速度の早い特急で、この区間
を走るのはもったいない気分であるし、座った席が山側の席であり
、湖側から日が入ってくるのでカーテンを締めている乗客が多く、
写真が取れない。再度、ここは来るしかない。観光路線としても合
格である。

近江今津で9時19分敦賀行の電車に乗る。この電車はすごく混んでい
る。仕方がないので運転所の後ろで前面の風景を楽しんだ。近江塩
津で10時05分姫路行、米原で10時59分大垣行、ここの電車がやっと
、JR東海の新しい電車になり、のり心地が良くなった、大垣で11時
41分豊橋行、豊橋で食事をして13時41分浜松行、浜松で14時28分静
岡行、静岡で16時05分熱海行、熱海で17時32分快速アクティ東京行
、小田原で18時高崎行に乗り換えた。これがいけなかった。

横浜に着いたら京浜東北線で人身事故で、1時間30分程度止まると
いう。アクティーに乗っていたら、人身事故に遭遇しなかった。

航空会社の定時発着率を調べるなら、時刻通りに走る確率を鉄道で
も測って欲しいものである。

恐らく、東京は定時性が一番良くないと思う。前回の東北からの帰
りでも人身事故に会い、最終電車に間に合うかどうかヒヤヒヤした
ことがあり、今日もである。そして、18きっぷは事故に弱い。
何も補償がない。振替切符もくれない。そのまま、定期券や切符で
振替の私鉄に乗れますというが、18きっぷは除外である。

仕方がないので、横浜で夕食を食べることで時間を潰した。18時に
駅に戻ると、東海道線だけが動き始めていた。ということで、その
電車で品川まで戻り、山手線に乗り換え、帰宅した。

今回の旅行で大坂圏では福知山線、南大阪線、桜井線の桜井と高田
間、和歌山線を残して、乗ったことになった。関西圏と見ても紀勢
本線の和歌山から多気間、小浜線、加古川線がまだということにな
る。



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