4768.日本AV家電がないと面白い製品が生まれない



ウォールストリート・ジャーナルに「Wal-Mart Electronics Problem」
の記事とサクソン帝国の凋落の予兆という記事がある。これは当た
り前である。iphoneもサムスンの「ギャラクシーS4」も日本のガ
ラ携を汎用OSに載せ替えたことでできたのであり、ipodもソニーの
マネであった。今まで全く新しいAV製品のアイデアを生み出したの
は、日本のメーカである。

しかし、その日本の家電メーカのAV部門を潰したので、日本からは
新しい製品アイデアが出ない。するとどうだ。世界的に新しい構想
の製品がなくなり、ウォールマートの家電部門の売上げが減少する
ことになる。

韓国のサムソンやアップルが新しい構想の製品を作るべきであるが、
新しい構想の製品が出てこない。

これは理由がある。日本には小型のセンサ会社やモータ会社があり
、そのアイデアを使って新しいことが発想できるが、そのような部
品会社がない米国でも韓国でも新しい製品ができないのである。

もう1つ、日本の技術者が豊かな発想ができることである。このた
め、液晶テレビができ、デジタルカメラ、太陽光パネルができた。
この発想力が、他国民にはない。マネをするだけである。

マネをして、マーティングなどで日本の家電を仰臥したが、新しい
製品ができずに、自滅することになる。アップルもサムソンも中国
の会社に負けることになる。目に見える。

日本の家電メーカーはAVから違う分野にその活動を移しているため
に、今後、日本の家電から新しい構想の製品が出てこない。

日本の家電が再度、新しい製品を出しても、そのマネ製品を直ぐに
作り、日本家電は苦戦することを知っているために、この分野には
力をかけない。

新しい製品がないと、低価格戦争になり、利益が出なくなる。




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“サムスン帝国”凋落の予兆 稼ぎ頭のスマホ失速、韓国経済への
影響懸念
2013.8.16 06:00 sankeiBIZ
サムスン製「ギャラクシーS4」
 パナソニックやシャープなど日本の家電メーカーを蹴散らし、快
進撃を続けてきた韓国サムスン電子に暗雲が立ちこめ始めた。今年
4〜6月連結業績は過去最高を更新したものの、市場予測を下回る
結果に。深刻なのは営業利益の約3分2を稼ぎ出す携帯端末部門が
前期比3・5%減と失速していることだ。
 サムスンは韓国の国内総生産(GDP)、輸出総額ともに2割超
を占めるだけに、その成長神話が崩壊すれば、韓国全体に及ぼすマ
イナス影響は計り知れない。
 力不足の新モデル「ギャラクシーS4」
 大阪・難波。携帯電話ショップの女性店員は「人気はありますが
、爆発力には欠けますね。米アップルのiPhone(アイフォー
ン)に対抗するにはちょっと…」と打ち明ける。
 力不足と評されたのはサムスン電子のスマートフォン(高機能携
帯電話)新モデル「ギャラクシーS4」。発売以来、世界中で話題
を集めるスマホではあるが、「派手な宣伝費との費用対効果を考え
ると、伸びは予想を下回る」(業界関係者)と指摘され、これがサ
ムスン凋落(ちょうらく)の予兆なのではといわれている理由のひ
とつだ。
 韓国では輸出にブレーキをかけていたウォン高が一服したものの
、韓国企業の4〜6月業績はさまざまな要因で製造業を中心に減益
決算が相次いだ。しかし、その中でも好決算をたたき出したのがサ
ムスンだ。
 7月26日に発表された4〜6月決算によると、連結売上高は前
年同期比21%増の57兆4600億ウォン(約5兆1200億円
)、本業のもうけを示す営業利益は同48%増の9兆5300億ウ
ォン(約8500億円)と、いずれも過去最高を更新した。
 数字だけを見ると、好調そのものだが、実はやや違う。ブルーム
バーグによると、最終利益はアナリスト24人の予想平均を下回っ
たという。また、営業利益についても市場予測の平均を下回ってい
る。
 衝撃が走った携帯部門の減益
 その要因は、利益全体の約3分の2を占めるといわれる“稼ぎ頭
”の携帯端末部門が予想外に低調だったことだ。ロイターによると
、携帯端末部門の営業利益は前年同期に比べ52%増加したが、前
期から3・5%減少したという。
 スマホの新モデル「ギャラクシーS4」を発売したばかりで、し
かもスマホ市場は右肩上がりを続けているのにもかかわらず、前期
比マイナスに陥った衝撃は決して小さくない。
 浮き沈みの激しい家電業界
 携帯端末部門の営業減益を受け、株価も軟調に推移しており、わ
が世の春を謳歌(おうか)してきたサムスン帝国にわずかながらも
変調の兆しがあるのは間違いない。
 家電業界に詳しい関係者は「サムスンは半導体や液晶など主な収
益源だった時代があり、そこからスマホに移ってきた。時代の流れ
とともに、ビジネスの内容を柔軟に変えられるのがサムスンの強み
でしょう」と説明する。
 その上で「サムスンの資金、人材、開発力は相当なもので、携帯
端末部門のわずかな減益で経営が傾くことはないだろう。ただ、エ
レクトロニクス業界ほど商品寿命が短く、浮き沈みの激しい産業は
ない。典型がシャープやパナソニックであり、方向性を見誤れば、
サムスンといえども厳しい状況に追い込まれる可能性はゼロではな
い」と指摘する。
 輸出産業が経済を牽引(けんいん)する韓国は、昨年来のウォン
高がここにきて一服。韓国銀行(中央銀行)が7月25日に発表し
た4〜6月期のGDPは実質で前期比1・1%増と9四半期ぶりに
1%台を回復した。
 朴政権を揺るがすサムスンの業績
 景気が上向きつつある中で、サムスンが減速すれば韓国経済を揺
るがすことにもなりかねない。というのも、サムスンの売上高は韓
国全体のGDP、輸出総額のそれぞれ2割強を占めているためだ。
 しかも、韓国政府はサムスンや現代自動車など財閥系の大企業を
重視する姿勢を続けており、国民の不満は根強い。なかでもサムス
ンの多角化経営は、個人経営の小売店や中小企業の収益を圧迫して
おり、その傲慢(ごうまん)ともいえる企業風土とも合わさり、韓
国では「最も嫌われている企業」ともいわれている。
 ようやく経済に明るい兆しが見え始めた朴槿惠(パク・クネ)政
権。そののど元に“傲慢”企業の小さなトゲがひっかかっている。
4〜6月決算で浮かび上がった変調をサムスンは事も無げに修正し
、快進撃をこのまま続けるのか。それとも急成長してきた収益にブ
レーキがかかるのか。当面は今秋に発表される7〜9月決算の行方
が注目される。(島田耕)


Wal-Mart’s Electronics Problem: Where are the Hot New Gadgets?

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