4754.4年連続炭酸ガス〜 一般家庭の半分



4年連続炭酸ガス〜 一般家庭の半分 その2
――太陽光発電と太陽熱温水器そして省エネによる成果――
       
                     平成25年(2013))7月26日(金)
                  「地球に謙虚に運動」代表  仲津 英治

その1に続いて、自動車そして炭酸ガス発生量の推計に関して述べます。

2.移動のためのエネルギー
 私共は、買い物などのためにマイカーは欠かせない郊外で、近くにはJR湖西線
しか走っていないベッドタウンに住んでいます。それでもなるべく公共交通機関
を使うようにしており、JR西日本、近鉄、京阪電鉄をよく利用しています。
過去7年間のマイカーの年間平均走行キロは2,888キロ程度です。短距離しか走ら
ない点もあってか平均燃費はリッター当り15km程度とあまり良くありませんので、
最近ホンダライフからスズキのワゴンRに乗り換えました、燃費は20km/Lに向上
しています。        
           

 私共は普段はできるだけ電車に乗って後は歩くようにしています。携帯電話の万歩
計によりますと、2012年末までの7年間の一日平均歩行数は11,153歩です。省エネ
健康法を実践しています。


3.炭酸ガス発生量

	        2012年	
エネルギー	使用量	単位	炭酸ガス係数B  炭酸ガス排出量kg C=A*B	
電気	   1,884  kwh	 0.45	       847.8 	
都市ガス	27    m3	 2.08    	    56.2 	
水道	   135     m3 	 0.58	        78.3 	
灯油	   407  リットル  2.49	         1,013.4 	
ガソリン  153.4 リットル	 2.32	           355.9 	
合計	 	 	 	                2,351.6 	

 炭酸ガス排出量を環境省の計算表から算出します。我家の平成24年(2012)の炭酸
ガス発生量は、上表の通りです。
2011年よりまた更に減らすことができたようです。 但し、電気の炭酸ガス係数
は電力会社毎に異なり、関西電力の2011年の数字0.450kg/kwhを使用しています。
平成23年(2011)3月に発生した東日本大震災後、原発は検査による停止後、再稼働
できないケースが多く、電力会社は火力発電にシフトしており、炭酸ガス係数は
2010年の0.311から20011年は0.450に跳ね上がっています。2012年の炭酸ガス係数は
未定ですが、一応20011年の数字を使いました。

 日本の一般家庭(2.55人)からの炭酸ガス排出量は2009年には4,852kgと算出されて
います。温暖化ベーシックというホームページにあった家庭からの二酸化炭素排出量
のデータです。2007年には炭酸ガスの発生量は5,350kgでしたから年々下がって来て
いるようです。但し2011年3月の福島第1原発以降、火力発電に主力が注がれています
ので、2011年以降は上昇に転じていることでしょう。

 2009年の我家の推定炭酸ガス排出量は3人家族(現在は2人)で年間2,481kg≒約2.5トン、
2010年は2,366kg、2011年は2,241kgそして2012年は2,351kgと4年続けて一般家庭の半分
程度です。世の中のCO2平均排出量の半減化を4年連続達成しました。太陽光発電装置と、
太陽熱温水器の設置が功を奏し、日々の省エネ・省資源行動も成果につながっていると
自負しています。

 一般家庭の炭酸ガスの排出源第1位は電気、第2位はガソリンです。思うに冷暖房にエア
コンを入れ、湯沸かしポットを使い(いずれも熱利用)、移動にはマイカーを使用している
方々が多いのでしょう。

 以上 お付き合い有難うございました。

  「地球に謙虚に運動」代表






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