4746.民主党の改革へ向けて



民主党が3年後まで今の政策と体制であると、恐らく次の衆議院選
挙で誰も当選できなく、今の社民党と同じで議員が数名の小政党に
なることは確実である。

団塊の世代の誰も、民主党だけは入れないと言っているので、労働
組合の人しか入れないことになる。これでは、ほとんど当選できな
い。

政権交代可能な政党とし、実現可能な政策と合理性のある論議がで
きる考え方を目指さないといけない。

昨日、ある民主党議員とあったが、そのことを認識していた。この
ままの民主党ではいけないと。

しかし、その突破口をどう開くのかだと思い、家に帰ったが新聞で
同じことを細野幹事長も感じているようである。

しかし、民主党執行部は23日の役員会で海江田万里代表の続投を
了承した。海江田氏は野党再編に消極的であり、右へのシフトを拒
否している。空想的理想論の中に居たいようであるが、それを許さ
ないことは政権を取ったことで嫌というほど分かったはずである。

ここは細野さんに期待したい。自民党の政権を脅かす政党が必要で
ある。チェック&バランスの日本政治をしないといけない。

国民は現実的な政策を望んでいるのに、その政策が民主党にはなく、
自民党の批判だけをしているように見られているので、ここは政策
をシッカリとさせて、現実的な政策を組み立てていくしかない。

もう1つが、自民党にない要素として、規制緩和などを大々的に行
うことを宣言することである。

さあ、どうなりますか?

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細野氏「反海江田」へ 党内、混乱に拍車
2013.7.24 01:10 産経
 参院選惨敗の責任を取る形で細野豪志幹事長の辞任が決まる中、
民主党執行部は23日の役員会で海江田万里代表の続投を了承した。
これに対し、党内から海江田氏の責任を問う声が出てきた。細野氏
も反執行部の姿勢に転じる構えをみせており、党内の混乱も広がり
そうだ。(坂井広志)
 23日夜、細野氏を支持する党内の中堅・若手議員が都内に集ま
り、代表選の実施を求める声が相次いだ。出席者によると、細野氏
は「党の再生」のためにも代表選が必要だと訴えた。

 実は、細野氏は22日の幹部会合でも、代表選の実施を提案し、
海江田氏に立候補するよう求めていた。
 23日午後に党本部で行われた党役員会で、細野氏は正式に辞意
を表明した。海江田氏ら他の役員は「敗北は全員の責任だ」などと
必死に細野氏を説得したが、「細野氏は気持ちが止められない様子
だった」(出席者)ため、慰留を断念したという。

 細野氏を除く執行部にはこれまで、現時点で「ポスト海江田」は
いないとの強気の読みがあった。
 現に、「ポスト海江田」候補とされる野田佳彦前首相(千葉)、
岡田克也前副総理(三重)、前原誠司前国家戦略担当相(京都)、
安住淳元財務相(宮城)、枝野幸男元官房長官(埼玉)、玄葉光一
郎前外相(福島)の「6人組」は沈黙している。野田氏以外は地元
の選挙区で公認候補が落選し、参院選の責任を執行部に押しつけら
れない苦しい事情があるからだ。

 しかし、細野氏は「強気の読み」を壊そうとしている。23日、
記者団に対し、「みんなの党や日本維新の会の中で私たちの考え方
と接点のある人が見えてきた」と述べ、海江田氏が消極的な野党再
編に積極姿勢を示した。さらに、党の政策において「変更が迫られ
るものがある」として、党が容認していた永住外国人地方参政権付
与を挙げた。

 海江田氏らは、22日の細野氏の提案を却下した。提案を「海江
田潰しだ」(海江田氏周辺)と察し、細野氏への不信を深めている。
 ただ、海江田氏周辺には労組系議員が少なくない、という不満が
党内に鬱積している。海江田氏は党内の不満を収めることができる
のか。非労組系議員はこう訴えた。
 「組合系は『責任を取ったら6人組に主導権を奪われる』と思っ
ている。だが今のまま海江田体制でいったら全員、次期衆院選で死
ぬ。もう解党だ!」



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