4730.新彊でのテロ



中国国営通信の新華社は7日までに、中央軍事委員会の范長龍副主
席がこのほど、暴力事件が相次いでいる新疆ウイグル自治区を訪れ
、武装警察部隊などに対し、当直体制を強化するなど、武装グルー
プとの戦闘準備を整えるよう指示したと伝えた。

6月末にはトルファンやホータンで激しい暴動が起きており、習近
平指導部はこの4年間で最大規模の厳戒体制を敷き、力を誇示して
いる。

この地域もイスラム教スンニ派地域である。スンニ派が支援する可
能性があると見ていたが、中国当局も発生した暴動について、内戦
を続けるシリアの反体制派がイスラム過激派に訓練を提供したとい
う。

環球時報は、「中国の反テロ当局によると、2012年以来、『東
トルキスタン』組織の一部メンバーがシリアに渡った」とし、シリ
ア反体制派内の過激派組織に参加し、シリア軍と戦ったとした。
また環球時報は、このメンバーらが「テロ攻撃を行うため中国にも
要員を送り込んだ」とした。

シリア反政府勢力に米国が武器を提供すると、シリア戦争後、その
武器と要員が『東トルキスタン』に送り込まれることになる。日本
の支援組織も、これを裏から支援することである。

チェチェンのイスラム教もスンニ派であり、ロシアもシーア派支援
が必要である。

シリア政府、イランなどシーア派を支援するロシアと中国は、国内
理由が存在することになる。

中東のシーア派、スンニ派の対立が、世界的な争いに影響を与えて
いる。

さあ、どうなりますか?
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新疆で戦闘準備強化を 中国軍事委副主席が指示
2013.7.7 18:17
 中国国営通信の新華社は7日までに、中央軍事委員会の范長龍副
主席がこのほど、暴力事件が相次いでいる新疆ウイグル自治区を訪
れ、武装警察部隊などに対し、当直体制を強化するなど、武装グル
ープとの戦闘準備を整えるよう指示したと伝えた。
 同時にパトロール強化など治安部隊の存在を見せつけることで「
テロ活動(をたくらむ組織)を震え上がらせるよう」命じた。
 約200人が死亡した区都ウルムチでの大規模暴動から5日で4
年となったが、自治区内では最近も暴力事件が続発。危機感を強め
た習近平指導部は武力で「テロ活動」を抑え込み、自治区の安定を
図る姿勢を鮮明にしている。(共同)
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新疆統治、力を誇示=ウルムチ騒乱4年−厳戒のカシュガル・中国
 【カシュガル時事】中国西部、新疆ウイグル自治区の区都ウルム
チで197人の死者を出した2009年7月の大騒乱から5日で丸
4年を迎えた。6月末にはトルファンやホータンで激しい暴動が起
きており、習近平指導部はこの4年間で最大規模の厳戒体制を敷き
、力を誇示している。分離・独立運動が活発で、たびたびテロ事件
が発生する最西端・カシュガル市は5日、至る所に武装警察兵士が
配置され、繁華街ではテロ対策特殊車両が往来するなど、物々しい
空気に包まれている。
 カシュガル市はウイグル族が住民の約9割を占める。バザールや
ショッピングセンターなどのある繁華街では、銃を構えた警官が目
を光らせ、市中心部広場には装甲車が待機している。
(2013/07/05-18:04)
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新疆暴動で中国紙がシリア反体制派を非難、「過激派に訓練提供」
2013年 07月 1日 17:47 JST
[北京 1日 ロイター] - 中国国営紙は1日、新疆ウイグル自治
区で発生した暴動について、内戦を続けるシリアの反体制派がイス
ラム過激派に訓練を提供したとして非難した。
新彊ウイグル自治区では、先週に起きた2回の暴動で計35人が死
亡。国営メディアは1日、暴動につながるうわさをインターネット
上で広めたとして、19人が拘束されたと伝えた。
中国はこれまで、イスラム教徒のウイグル族が多く住む同自治区で
の暴動について、「東トルキスタン」の分離独立を求めるイスラム
勢力によるものとしてきた。
人民日報系の環球時報は、「中国の反テロ当局によると、2012
年以来、『東トルキスタン』組織の一部メンバーがシリアに渡った
」とし、シリア反体制派内の過激派組織に参加し、シリア軍と戦っ
たとした。
また環球時報は、このメンバーらが「テロ攻撃を行うため中国にも
要員を送り込んだ」とした。
同紙によると、独立運動組織「東トルキスタン・イスラム運動」に
所属し、シリア内戦に参戦した23歳の男が逮捕されたという。
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中国・新彊の暴動、宗教的過激派によるもの=国営メディア
2013年 07月 1日 10:11 JST
[北京 30日 ロイター] - 中国の国営メディアは、新彊ウイグ
ル自治区での暴動が「宗教上の過激派の活動」に関わる集団によっ
て引き起こされたとの見方を示した。
暴動は先週に発生し、35人が死亡。政府は当初、「テロリスト」
の攻撃だとしていた。
新疆ウイグル自治区の政府のウェブサイトや新華社によると、先週
の暴動は、警察が集団のメンバーを拘束した後に発生。翌日にこの
集団が、ウルムチの南東約200キロの地点にある町で警察や店、
建設現場などを襲撃した。


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