4633.北朝鮮の一人相撲でどうなる



金正恩第1書記の挑発連発で、当初は韓国も米国も戦争直前という
感じであったが、北朝鮮国家旅行総局の金道俊局長が中国の西安市
を訪問し、旅行業界関係者を前に「朝鮮半島で戦争は絶対に起きな
い。多くの中国人旅行客が安心して旅行されることを希望します」
と発言した。

ある北京在住の海外メディア記者は威嚇を続ける一方で戦争はない
と断言するとは、なんともばかばかしい話だとあきれていたという
ように、北朝鮮内の官僚も金正恩第1書記の挑発を否定してしまっ
た。

このため、米政府高官が「戦争に訴えることはない」として、一連
の挑発的な声明などは脅しに過ぎないとの見方を示した。

同高官は根拠として、南北で共同運営する開城工業団地の操業を通
常通り続けていることや、北朝鮮への観光客誘致活動に変化がない
ことを挙げた。

金正恩第1書記は矛盾した司令を部下に出していることが判明した
。武官には戦争を煽り立てておきながら、文官には金を稼げという
司令が出ているから、このような矛盾が起きる。このような司令を
出す指導者は、指導者としても失格である。

その内、叔父の張成沢国防副委員長が中国と組んで、金正恩第1書
記を失脚させる可能性もある。または、軍部が頼りないとクーデタ
ーを起こす可能性もある。

どちらにしても、金正恩はいつか失脚する確率が高い。中国の経済
的な締め付けで金を得る方法がなく、現在金を必要としていること
が明確化している。

このため、中国の習近平国家主席は、ロシアのプーチンと北朝鮮の
今後の処分と北朝鮮羅津港の所有を協議し、日本の安倍首相は、モ
ンゴルが北朝鮮と友好関係にあるので、北朝鮮の情勢をチェックし
に行った。今後、日本は北朝鮮と直接交渉をする可能性がある。

金を欲しい北朝鮮は、日本との拉致問題の交渉で金を得ようとする
が、そこが狙い目である。

北朝鮮は、草刈場となる。日本は拉致被害者が戻ったら、それ以上
は必要がない。その後はどうなるか見えてしまう。世界のハゲタカ
の餌食になることが確実だ。

金王朝の終焉近しですね。

さあ、どうなりますか?
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北朝鮮、攻撃対象に「横須賀、三沢、沖縄」
2013年3月31日21時52分
 【ソウル=中野晃】北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙、労働新聞(電
子版)は31日、「横須賀、三沢、沖縄、グアムはもちろん米本土
もわれわれの射撃圏内にある」とし、在日米軍基地も北朝鮮軍の攻
撃対象になっているとした。

 同紙は「北南(南北)関係はすでに戦時状況に入った」としたう
えで、「我々の自走高射ロケットは日本から飛来するどんな航空機
や巡航ミサイルも迎撃できる」と主張した。北朝鮮はこれまで「日
本も攻撃対象」と示唆していたが、具体的な地名に触れたのは異例
だ。
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「朝鮮半島で戦争は絶対に起きません」北朝鮮官僚の“失言”が話
題に―SP華字紙
Record China 3月31日(日)18時29分配信
2013年3月、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国訪問の北朝
鮮官僚、朝鮮半島で戦争は絶対に起きないと発言」を掲載した。

ミサイル部隊に攻撃待機命令を下し、戦時状態を宣言するなど威嚇
を続ける北朝鮮。しかし韓国紙・朝鮮日報によると、ある北朝鮮官
僚が戦争は起きないと断言していたという。

その官僚とは北朝鮮国家旅行総局の金道俊局長。中国の西安市を訪
問し、旅行業界関係者を前に「朝鮮半島で戦争は絶対に起きない。
多くの中国人旅行客が安心して旅行されることを希望します」と発
言した。

北朝鮮は今年7月から西安・平壌便を再開させる予定で、中国人観光
客の誘致を狙っている。ある北京在住の海外メディア記者は威嚇を
続ける一方で戦争はないと断言するとは、なんともばかばかしい話
だとあきれていたという。(翻訳・編集/KT)
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北朝鮮「経済と核、並行して推進」 新路線を採択
2013年4月1日3時47分
 【ソウル=中野晃】北朝鮮の朝鮮労働党は31日、幹部を集めた
中央委員会総会を開催した。金正恩(キムジョンウン)・第1書記
が「経済建設と核武力の建設を並行して進める新たな戦略的路線」
を示し、採択された。朝鮮中央通信が伝えた。この方針は、1日の
最高人民会議でも確認されるとみられる。

 総会は2010年9月以来。金正恩体制で初めての開催となり、
同体制の路線方針を党として改めて確認したことになる。

 同通信によると、総会は核開発に関し、「米国が追求しているの
は制度の転覆だ。核武力を質量ともに強化せざるを得ない。地球上
に核の脅威が存在する限り、絶対に放棄できない」と確認。米国や
韓国などが求める非核化の意思がないことを鮮明にした。
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北朝鮮「戦争状態」宣言にもかかわらず、平壌は普段と同じ
―中国メディア
配信日時:2013年3月31日 16時56分  recordchina    
2013年3月30日、新華社(電子版)によると、北朝鮮は韓国と「戦争
状態」に突入するとの特別声明を発表したものの、首都・平壌の街
は平穏で、以前と変わらない様子だ。
新華社の平壌駐在記者によれば、最近北朝鮮政府の発言はエスカレ
ートしているが、人民の生活はこれに何の影響も受けていない。平
壌の街は以前と変わらず正常に機能しており、ただ少し街中にスロ
ーガンや標語が増えた程度だという。(翻訳・編集/YM)
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北朝鮮「戦争に訴えず」と米高官 TV取材に
 【ワシントン共同】米CBSテレビは30日、韓国との関係が「
戦時状況」に入ったなどと威嚇を強めている北朝鮮について、米政
府高官が「戦争に訴えることはない」として、一連の挑発的な声明
などは脅しに過ぎないとの見方を示したと報じた。

 同高官は根拠として、南北で共同運営する開城工業団地の操業を
通常通り続けていることや、北朝鮮への観光客誘致活動に変化がな
いことを挙げたという。

 北朝鮮は同日、同工業団地の閉鎖の可能性に言及する声明を出し
たが、団地への立ち入りが許されている限り、脅しは見かけほどで
ないというのがホワイトハウスも含めた米政権の一致した見方だと
指摘した。
2013/03/31 05:26   【共同通信】

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