4611.信越線(長野ー長岡)に乗る



3月4日、信越線(長野ー長岡)を乗りに行った。6時14分高尾発松
本行きに、岡谷で9時8分の快速みすずに乗り換え、長野に10時45分
に着く。残念ながらこの快速みすずは3月16日のダイヤ改正で、終点
が長野から松本になる。松本で乗り換える必要になる。そして、長
野の到着も遅れる。

3月4日は、晴れて旅行日和である。山に雪があり、この時期、山
の風景がとてもきれいであるが、小淵沢までは風景を見なかった。
妻が中央線の駅まで送ってくれず、4時に起きて家を出たために眠く
、高尾で電車に乗ったら、小淵沢まで寝てしまった。8時30分ま
で寝たことになる。

途中で混雑することは何回もこの電車に乗っているので分かるため
、車両の長座席の端に席を取り、対面座席に座らない。対面座席に
座ると、対面に乗客がいると足が窮屈であり、また、対面に座って
いる人が降りるときに、起こされるからである。長座席の方が足も
伸ばせ、かつ隣の客が降りる時でも起こされない。

対面座席と長座席がある長距離電車では、混雑時、足を伸ばしても
邪魔にならない長座席で車両の端が一番良い。そして、小淵沢を超
えると通学の高校生が居なくなり、空くので対面座席に移る。4席
を独り占めしても大丈夫になる。足を伸ばして対面座席にのせても
大丈夫になる。もちろん、この原則ができるのは平日ではあるが。

岡谷で9時8分の快速みすずは、松本までは3両編成で混雑している。
混んでいるので編成を長くする必要があるが、できないようだ。

篠ノ井線は3両編成の普通電車しかない。これは姨捨のスイッチバッ
クのためであるようだ。特急は6両編成であるが、姨捨を通過してス
イッチバックを使わない。信越線の二本木も同様である。ここでも
妙高号が6両編成であるが、二本木は通過する。

このため、快速みすずは、篠ノ井線に入らない松本で止めて、編成
を長くするように思う。それだけ混んでいるし、松本までの客が多
い。

北海道では吹雪で何人も死んでいるのに、篠ノ井線の聖高原でも雪
が少ない。長野までは雪がない。信越線に入ってからしか雪が見え
ない。

「姨捨」でカメラを持った人たちが降りる。車掌が、日本の3大車
窓の1つであると案内している。降りた客は駅から千曲川と棚田の
風景を撮っている。そういえば、「撮り鉄」を多く見かける。長野
駅のホームの端には、10人程度の「撮り鉄」がいる。沿線にも多
い。

「撮り鉄」はJRに金を払っていないのに、ときどき電車を止め、沿
線の木を切り倒すなどの悪行をする。その点、「乗り鉄」はJRに金
を払っているし、鉄道運行の邪魔をしない。しかし、「18きっぷ」
の旅行であり、「撮り鉄」を批判することもできないと思う。

長野で11時26分発の直江津行きに乗る。しかし、スキー客がどうか
若い人が多く、大きな荷物を持っているが、スキー板はない。上越
線のスキー客は、スノボーなどを持っているが、それがない。しか
し、この客の多くが黒姫と妙高高原で降りたので、スキー客であろ
う。

また、前回、飯山線に乗ったときには吹雪であり、川の風景が墨絵
の世界に入ったような白と黒の濃淡しかない世界であったが、今回
の信越線では、雪は積もっているが、今日は快晴であり、川の表情
が大きく違う。白を基調としているが、いろいろな色がある世界で
、特に空が青であることが大きく違うようである。また木の影が白
い雪に映し出されて、面白い世界を作っている。

信越線は電化されているし、黒姫から先は線路脇に1m程度の雪の壁
ができている。同様に、道の脇にも1m以上の雪の壁がある。

直江津には12時58分に着く。ここで降りた若者の多くが富山行きの
普通電車に乗り換えている。おそらく、18きっぷの旅行をしてい
るのであろう。私は14時29分の長岡行きまで1時間30分を暇がある。
このため、直江津の街に出る。どこもそうであるが、街は寂れてい
る。しかし、すべての店の軒が出て連なり、雪が積もっても軒を歩
くことができるところが他の街とは違う。

直江津では海に出ようと、北口から海に向かって歩いた。20分程度
で海に着く。冬の海は荒れているだろうと思ったが、海は穏やかで
あり、写真としては面白くなかった。

直江津から柏崎までの間は、車窓から海が見えて、素晴らしい風景
である。長岡着15時57分。16時32分長岡発水上行きに乗り、18時32
分着、水上18時37分発高崎行きで、高崎19時56分発上野行きに乗り
帰る。

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