現代車が26日、蔚山工場内の水素燃料電池車専用生産工場で、量 産体制構築したが、2015年までに1000台の販売だそうだ。 ただし、量産するには製造コストが現実的な価格設定にできるまで は、当然、今のところはリースでの実証試験段階であり、トヨタが 販売する燃料電池車の500万円より10倍以上高いはずである。 世界で初めて量産という名を取りたいのであろう。しかし、まだ燃 料電池のセルが大きく、SUVの車体でしか積めないようだ。 もう1つ、神戸製鋼所は26日、燃料電池車(FCV)に水素を充 填する水素ステーション向けの高圧水素圧縮機と超小型の熱交換器 を開発したと発表した。 100箇所の水素ステーションを13年度に構築するがJX分60箇所 に設置するようである。岩谷30箇所は、ドイツ・リンデの水素ス テーションを輸入する。この分野の世界的な競争が巻き起こってい る。 水素製造分野でも、原子力利用の1000度の高温ガス炉で水素製 造が世界で実験炉を作り、2030年までに実用化しようとしてい る。この分野も日本は、軽水炉の再稼働に気を取られることなく、 準備して欲しいものである。650度程度の低温でも水素製造はで きるので、高温ガス炉より扱いが簡単なトリウム熔融塩炉の方が良 いと思っている。 さあ、どうなりますか? ============================== 現代車、水素燃料電池車量産へ…世界初 2013年02月26日17時43分 [? 中央日報日本語版] 現代車が26日、蔚山工場内の水素燃料電池車専用生産工場で、 「水素燃料電池車世界初量産記念式」を開いた。 現代車は欧州をはじめとする世界市場を眺めながら、2015年 までにまず1000台ほど販売する計画だ。 現代車の水素燃料電池車量産体制構築は、2015年以降に量産 予定のベンツ・GM・トヨタなどグローバル企業に比べて2年以上 早く、他社との競争で主導権を握ることになった。 ============================== ヒュンダイ、燃料電池車の量産を開始 レスポンス 2月27日(水)10時0分配信 ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は2月26日、 韓国のウルサン工場において、『ix35フューエルセル』の生産を開 始した。同社によると、通常の生産ラインで燃料電池車の量産に乗 り出した自動車メーカーは、ヒュンダイが世界で初めてだという。 ix35フューエルセルは、ヒュンダイのCセグメントSUV、『ix35』( 北米名:『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車。出力100 kWの燃料電池スタックを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウム ポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水 素を貯蔵する。 最大航続可能距離は594km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km /hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエン ジン車と同等だという。 ヒュンダイは2015年までに、1000台のix35フューエルセルを量産す る計画。まずは、欧州市場でリース販売を開始した。2月26日に韓国 のウルサン工場でラインオフしたのは、最初の17台の一部。デンマ ークやスウェーデンの顧客に納車される予定だ。 ヒュンダイの金副会長は、「このix35フューエルセルで、ヒュンダ イはゼロエミッションの未来をリードする」とコメントしている。 ============================== 神鋼、燃料電池車用小型水素充填システム開発−JXエネ向け納入 掲載日 2013年02月27日 日刊工業 神戸製鋼所は26日、燃料電池車(FCV)に水素を充填する水 素ステーション向けの高圧水素圧縮機と超小型の熱交換器を開発し たと発表した。JX日鉱日石エネルギーが神奈川県海老名市の給油 所に併設する水素ステーションに納入した。水素圧縮機はFCV1 台に3分(水素5キログラム)で充填可能な大容量タイプで、神鋼 によると国内では初の製品化。また、熱交換器はサイズを従来品比 で約30分の1から100分の1に小型化した。 高圧水素圧縮機は70メガパスカルの圧力で水素をFCVに充填 する機器。水素の流量で毎時1200ノルマル立方メートルと国内 最高水準を達成したという。これにより、FCVへの充填時間を大 幅に短縮でき、FCVの利便性を一層高めることが期待される。 一方、熱交換器は圧縮機により高い熱を帯びた水素を冷却するも ので、圧縮機や水素を補充するディスペンサーの冷却装置として使 用する。