4597.日本も普通の国へ



隣に核ミサイルを1000本も持つ勢力拡大志向の凶暴な大国と、
核兵器を開発している、周りの国を脅して食料を得ようとする貧乏
国がいる。このような国の隣に日本は位置している。

このような国が隣にいれば、普通国では生命・財産を守るために対
抗するために、核兵器を開発して眼には眼を、歯には歯をという軍
備を持つことが必要となり、そのような備えを行う。

しかし、平和ボケした2ケ国がいて、そのように対応しないで米国
のかあさんに助けを求めている。その米国あかさんは、金がなくて
軍備を減らそうとしている。

しかし、韓国の李明博大統領は、韓国の核武装論について「愛国的
な考えという点で高く評価し、そうした発言が北朝鮮や中国に対す
る警告にもなるので間違っているとは思わない。われわれの社会に
そう考える者もいなければならない」と述べ支持し、しかし一方で
「国際協調を通じた核放棄が最終目的なので政府が核保有を語るの
は時期尚早でよくない」と述べ、現時点での核武装論議には消極的
な立場を明らかにした。

このように韓国では、核武装が真剣に議論されているが、韓国より
平和ボケしている日本では、核武装の論議さえできないほどおかし
い状態にある。日本には、真に愛国的な心を持つ人がいないようで
ある。日本に核武装論がない現実は、空恐ろしいことであるという
こと自体も言えない雰囲気になっている。空気の支配である。

しかし、それでは日本は滅亡してしまう。目を覚まして欲しいのも
である。日本人たちよ。もし、ここで目を覚まさないと、全員死が
待ち受けることになる。

NSCを作ることも良いが、それだけでは根本のところの解決には
ほど遠いよ。普通の大国に変身することが早期に望まれる事態にな
っている。

さあ、どうなりますか?

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<日本版NSC>情報機能強化 今国会中に設置法案
毎日新聞 2月15日(金)20時39分配信
 安倍晋三首相は15日、外交・安全保障政策の司令塔となる国家
安全保障会議(日本版NSC=National Security
 Council)の新設に向け、「国家安全保障会議の創設に関
する有識者会議」(議長・安倍首相)の初会合を首相官邸で開いた。
政府の情報収集が難航したアルジェリア人質事件を踏まえ有識者会
議は危機管理機能強化の観点からNSCの設計を検討する方針。首
相は有識者会議の議論を経て、今国会中に設置法案を提出したい考
えだ。

 首相は会合で、「首相を中心に戦略的観点から日常的、機動的に
機能する場を創設し、政治の強力なリーダーシップで迅速に対応で
きる環境を整えたい」と、第1次安倍内閣で頓挫したNSC創設に
強い意欲を示した。

 現行の安全保障会議は常設メンバーが首相と閣僚の計9人に上り
、「機動的な対応ができない」との指摘がある。NSCは安保会議
を改組し、機動性を持たせるために首相、官房長官、外相、防衛相
の4人に絞る方向だ。

 NSCに中長期的な外交・安保戦略の立案機能を持たせる仕組み
は第1次内閣が07年に国会に提出した設置法案(後に廃案)に盛
り込まれており、有識者会議は今回、危機管理機能と情報機能を中
心に議論を進める。

 特に1月のアルジェリア人質事件を契機として、政府内では情報
機能を重視する声が高まっている。国家安全保障強化担当相を兼務
する菅義偉官房長官は15日の記者会見で「情報収集は極めて大事
だ」と述べた。具体的には、内閣情報調査室や外務省、防衛省など
から上がってくる情報を集約・分析する役割をNSC事務局が担う
案が有力になっている。

 また、安倍内閣が手本にした米国の国家安全保障会議は議長役の
大統領補佐官の役割が大きいとされ、NSCを創設した際、誰が取
り仕切るかも議論になりそうだ。【朝日弘行】
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ジェームス・E・アワー 防衛問題でも「恐竜」絶滅させよ
2013.2.15 03:13 sankei[正論]
 □ヴァンダービルト大学 日米研究協力センター所長
 安倍晋三氏の2度目の首相職は極めて好調に滑り出している。最
初の支持率は直近の前任者たちほどには高くなかったものの、昨年
12月末に政権をとってから、支持率は低下するよりも、むしろ上
昇しており、日本の政治的な安定への期待が高まっている。

 日本経済の再生が安倍政権の最優先事であり、そのための初期の
措置は講じられた。だが、それを成し遂げるには、競争力のない、
恐竜のように時代遅れのものは見限って、日本経済の構造改革へ進
むことが必要だと思う。

 ≪集団的自衛権行使の禁を解け≫
 防衛分野では、安倍首相は、米国との国家安全保障同盟を蘇生さ
せ、強化させたいと望んでいる。北朝鮮が核兵器やそれを運搬する
ミサイルの開発を続け、中国が南シナ海と東シナ海の支配を狙って
ますます好戦的になっている事実に鑑みて、非常に妥当な目標であ
る。防衛分野で成功するにも、首相はやはり、長きにわたって存在
し、現実的な国家安全保障態勢の妨げとなり続けている「恐竜」を
見捨てる必要がある。

 安倍政権が捨て去ることを目指すべき「恐竜」のひとつは、日本
が自らに科している(憲法上もしくは法律上の理由で禁じられてい
るのではない)集団的自衛権の行使の禁止と、防衛予備部品の製造
や軍用機器の修理を含む防衛装備品の輸出の禁止である。

 自衛隊の発足当初から、共産党や社会党は集団的なものを含めて
あらゆる防衛努力を批判していたとはいえ、集団的自衛権の行使の
禁止は1973年までは、正式決定されたものではなかった。その
年、佐藤栄作政権は、日本が自身の国家安全保障上の利益になる行
動を取るのを不必要に阻む戦略的に非論理的な政策の立案を内閣法
制局に許したのである。

 安倍内閣の新しい政策決定で、日本の集団的自衛権の行使が認め
られれば、北朝鮮や中国に対する抑止力は一気に増大し得る。

 ≪宿題の「トラスト・ミー」≫
 日本の防衛産業は10年余にわたる防衛予算の減少によって衰退
してきた。だが、2011年12月に野田政権が提案したいわゆる
武器輸出三原則の政策変更を、政府がもっと現実的に実施すれば、
日本の防衛企業はビジネス機会を増やせ力も強くなるだろう。

 例えば、三菱重工などの日本企業は、F35戦闘機の部品の製造
を認可されて、アジアにおけるF35や他の航空機の修理拠点とな
るべきである。首相の権限内にあるこれらの措置に反対できるのは
、中国や北朝鮮、そして日本の官僚とマスコミのうち最も非現実的
な連中ぐらいのものだろう。

 今月下旬に予定される日米首脳会談の前に考慮に値する、やり残
しの宿題がふたつある。

 ひとつは、米軍普天間飛行場を閉鎖して移設する日米合意の履行
について、安倍氏がオバマ氏に本当に「トラスト・ミー」(自分を
信頼)してもらえて、氏を安心させることだ。普天間に配置されて
いる米海兵隊の航空機を、辺野古近くのキャンプ・シュワブ内に建
設される2本のV字型滑走路へ移動させることで、南部の沖縄住民
の騒音による負担はかなり軽減される(一部の批判者たちが、普天
間を運用状態のままにしておきたいために作った手前勝手な理屈を
盾にして、言い立てているような新しい基地ではない)。

 第2に、日本は過去何十年も、米空母艦載機が洋上の作戦飛行に
戻る前、陸上の滑走路を甲板に見立てて行う夜間の陸上離着陸訓練
(FCLP)を年7、8回、安全に実施する代替飛行場を探すと約
束してきた。米国は多少の安全上のリスクを冒して、硫黄島をこの
目的に渋々使ってきた。

 ≪中道への真っ当な動きだ≫
 民主党政権時代の11年に開かれた日米両国の外務・国防担当閣
僚会合(2プラス2)の参加者たちの間で、鹿児島県種子島沖にあ
る馬毛島が恒久的施設として使用されることに決まりながら、それ
きりになっている。だが、この1月24日に、左藤章防衛政務官が
その方向で前進したいと述べて、馬毛島がFCLPの候補に残って
いることを明らかにした。

 安倍政権の13年度予算では、防衛費がほんの少しだけ増額され
た(今のところ象徴的な措置でしかない)。防衛予算をさらに増額
しなくても、集団的自衛権の行使を認める内閣の新しい政策を作る
こと、日本の防衛産業に対しもっと理にかなった柔軟性を許容する
こと、沖縄での米軍再編に関する日米合意を履行するとの固い確約
をオバマ大統領に対して行うこと、そして、新しいFCLPの実施
場所を決定すること、といった諸措置を取れば、安倍首相は、現実
主義的な日米防衛協力という新しい時代を画することができるだろ
うし、オバマ大統領も間違いなく、それを歓迎するだろう。

 誤解がないよう言っておくが、これは、日本や米国の一部の批判
者ですら言い募っているような、「急激な右傾化」には決して当た
らない。そうではなくて、国家安全保障政策における中道への真っ
当な動きを告げるものであり、遅きに失したぐらいである。
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「核武装論は間違っていない」李大統領…「だが時期尚早」
2013.2.15 23:17sankei
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博大統領は15日、退任を前に
東亜日報とのインタビューで韓国の核武装論について「愛国的な考
えという点で高く評価し、そうした発言が北朝鮮や中国に対する警
告にもなるので間違っているとは思わない。われわれの社会にそう
考える者もいなければならない」と述べ支持を表明した。

 しかし一方で「国際協調を通じた核放棄が最終目的なので政府が
核保有を語るのは時期尚早でよくない」と述べ、現時点での核武装
論議には消極的な立場を明らかにした。

 李大統領は24日で退任するが、韓国の現職大統領が核武装論自
体を支持し高く評価するのはきわめて異例だ。北朝鮮の核実験強行
を機に国内で台頭している「核武装を交渉カードに北に核を放棄さ
せよう」などといった独自核武装論を勢い付ける発言だ。

 また日韓関係で竹島上陸を強行したことについては「(当時)野
田首相をはじめ日本の政治が右傾化競争をしており、独島(竹島)
問題や歴史問題、慰安婦問題が深刻になるようだった。誰かがブレ
ーキをかけなければならないと思った。日本の歴史の流れを見て先
制的措置を取ったものだ」と説明し強気の姿勢を変えなかった。

 「天皇謝罪要求」発言については「日王は(自分の発言以後)『
謝る用意もあり韓国を訪問したい』と明らかにしたという。実際よ
り少し誇張されて自分の発言が伝えられた面がある」と語った。


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