4565.小海線、しなの鉄道に乗る



1月4日は、小海線に乗り小諸に出て、しなの鉄道で長野に、篠ノ
井線で塩尻に出て、塩尻ー辰野を乗った。この塩尻・辰野間は本数
も少なく、中央線は現在、岡谷ー塩尻が出来て、この線を使用して
いない。岡谷・辰野間は飯田線の一部みたいな感じで運用されてい
るので、本数が多いが、この線はそのようなこともない。

1日に数本、大糸線からの電車が辰野に行くのに使用されている他は
、4駅を折り返す101系の1両電車が運行されているだけである。
機会を見て乗るしかない。

ということで、信濃路に出た。武蔵境5時21分、高尾6時14分
甲府で降りて、駅前にある信玄公の写真を取る。甲府8時16分で
小淵沢9時57分発の小海線に乗り、小諸12時05分に到着。

小淵沢駅では、暖房があり暖かい。しかし、改札口にもドアがあり
、このドアが重い。老婆がそのドアをやっとの思いで開けている。

駅から外には自動ドアである。小海線のホームは4・5番で、ホー
ムが独立している。駅舎から地下で一度2・3番線ホームに出て、
そのホームにある高架橋を上がり、4・5番ホームに出る。その高
架橋の上り口で、改札できるようになっている。

小海線のほとんどは無人駅であり、ここで夏の混んでいる時には料
金を徴収しているようである。小海線はワンマンのディーゼル車2
両であり、多くの乗客の対応をすると運行時間を守れなくなるから
なのであろうか?この線は清里や日本鉄道最高地点である野辺山が
あるために、夏は混んでいる。冬場は夏より乗客数が少ないので、
改札に人はいない。

しかし、冬場は人が少ないといっても、接続されてる特急から時間
前に多くの乗客が乗ってきた。立つ人もいる。冬でも別荘に行く人
たちがいるようである。野辺山と清里付近は雪があったが、それ以
外では雪もない。北アルプスの山々が見えて美しい。

小海線は、清里・野辺山などの高原で別荘地帯と佐久盆地の田舎の
2つの地域に割れている。乗客が多かったのは、野辺山までであり
、それ以外は18きっぷと思われる旅行者が中心であった。佐久平
から先は、新幹線から降りて小諸などに行く人が多数、乗ってきた。

小諸の街を1時間歩いたが、小諸城でもある懐古園があり、この城
は、街より低い。観光名所が多数あるのかもしれないが、人が冬は
少ないようだ。

しなの鉄道は、小諸で2つに割れている。小諸から軽井沢に行く電
車と小諸から長野に行く電車である。しなの鉄道は、元信越線であ
り複線化されている。1時間に3本以上の電車が運行している。こ
の運行であると単線では各駅で交換待ちが必要であるが複線であり
、交換待ちはない。電車の乗客も多い。しなの鉄道自体は黒字なの
かもしれないと見た。

しなの鉄道は、18きっぷが使えないとなっているが、実質はJRで
あり、駅なども一緒になっているので、18きっぷで乗っても分か
らないようだ。私は小諸で降りたので、篠ノ井までの930円の切
符を買って乗ったが、小諸駅を入る以外では見せることもなかった。

小諸12時55分発の電車で篠ノ井に篠ノ井14時18分発。松本
で15時35分発の電車に乗り換え、塩尻15時57分着、16時
17分の辰野行に辰野16時37分着、辰野16時47分で岡谷へ
、岡谷17時08分、大月で中央線特快19時52分で帰る。

しかし、今回の旅では、帰郷帰りの客が多くて、帰りは混雑したが
乗客に高校生が少ない。18きっぷは、高校生が休みの時、乗客を
増やすために取った収入拡大策のような気がした。

また、旅行中暇なので、日本の将来はどうなるか考察した。
金融緩和・国債増発になると、ヘッジファンドが日本売りを仕掛け
ることは確実であり、世界的に日本財政は持続不可能と見なされる
と大変と思った。まだ、何もしないうちから円安が起きるのは、そ
のためであり、世界のヘッジファンドが準備をし始めている。

しかし、帰ってから見たWBSで、竹中さん、高橋さんが市場の納得で
きる財政出動、金融緩和するしかないという言葉に、そのとおりと
思った。本当にできるのかどうかだ。

財政規律を確保して、短期に財政出動することしかできない。日本
のAV系企業の商品能力がなくなり、日本の経済力が弱っていて、今
までの日本とは違う。何かをすると、何かを失うことになる。日本
は強くないので、すべてをうまくいかせる政策はない。何を取り、
何を捨てるかが必要になっている。

円安が行きすぎると、石油や小麦など生活必需品で輸入品の値段が
上昇して、悪性インフレが起こり、その悪性インフレで怒るのは、
団塊の世代たちであり、悪性インフレを起こすと、自民党は参議院
選挙で負けることは確実。

また、民主党はみんなの党、維新の会と共闘を組むというが、都市
での現職がいるかぎり、共闘が組みにくい。みんなの党、維新の会
も都市での議席を確保したいはずであり、民主党は現職を下ろすこ
とができるかどうかである。特に維新の会、みんなの党は、リベラ
ルな人たちに違和感を持っているので、そこでの共闘はできないは
ず。

と、そこまで考えた時点で旅行は終了した。

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