4535.各党の動向は



自民党安倍さんの無制限の金融緩和策でのサプライズがなくなり、
徐々に円高方向にシフトしている。金融緩和策には円安効果はある
が、その円安で輸入品が値上がりしてデフレの解消になる。しかし
、行き過ぎると、内需が大きいので日本の国益にならない。

適度な円安は、産業の競争力を維持できるので、その適切な円安を
することである。円安に振れすぎた時の対応策が安倍さんの無限の
国債買取にはないし、長期金利は上昇して、景気を逆に冷やすこと
になる。このメカニズムが皆の議論を重ねることで明らかになった
ようである。

竹中さんも金融緩和は行うが、目標を決めて、後は専門家に任せる
べきだとした。日銀の独立性も維持するべきとした。ここいらへん
が妥当な線である。高橋洋一さんも同様な意見を述べている。

安倍さんは2人の意見より、過激で専門家でもないネットウヨの意
見を取り入れたことがわかる。このネットウヨ性が安倍さんの問題
点である。このため、政権担当させるには、イマイチ信頼できない。

安倍さんも金融緩和については、それ以上の案を出さないので、竹
中さんの方向で民主党も維新の会も方向性が一緒になっている。

しかし、気になるのが、野田さんの演説であり、他党の非難はする
が、民主党の公約でも実現可能な具体的方策を示さないし、野田さ
んも抽象的な議論をしているだけで、これでは国民の信頼を醸成し
ない。もう少し、踏み込んだ議論をしてほしい。そうしないと
100議席を大きく割り込むことになる。

安倍さんの意見には反対であるが、具体性がある。30年で退役し
た自衛艦を海上保安庁に移籍させるという提案をしている。これに
は大いに賛成である。ここが野田さんにはない。具体性がないので
物足りない。

維新の会は、団塊の世代の票を奪い合う未来の党ができて、旧太陽
の党の主張を排除して、本来の維新の会の主張に戻し始めたが、野
合というレッテルが貼られ、かつ原発推進者の石原さんが代表であ
り、脱原発と言われても信用できないと団塊の世代は思っている。
東京では大きく伸びない可能性がある。

自民党の公約集が2つあり、それを読み比べるとTPPに対して、公約
要約集ではTPP反対とあり、公約詳細版ではTPPに参加すると正反対
の公約になっている。これは、どうしたことなのでしょうね??

詳細版はお友達が作り、要約版が自民党の討議にかけたから反対の
意見になったのかしらね。どちらにしても政権を取った時に党内が
割ることは確実である。

さあ、どうなりますか?

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維新公約発表 旧太陽の“精神”反映し、現実路線
2012.11.30 00:17 nikkei
 日本維新の会が発表した衆院選公約「骨太2013−2016」
は、旧太陽の党の“精神”ともいえる自主憲法制定が盛り込まれた
ほか、原発政策や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など主な
政策は「維新八策」と旧太陽の主張を融合させた現実的な内容とな
った。一方、「骨太」とは別に維新八策をほぼ反映した「政策実例
」もあわせて公表。旧太陽との合併で「公約が後退した」と批判さ
れるのをかわすためとみられるが、逆に曖昧さを際立たせた感も否
めない。

 憲法改正に関しては、代表の石原慎太郎前東京都知事が「現行憲
法の破棄」を主張していたのに対し、代表代行の橋下徹大阪市長は
「憲法改正要件の緩和」を訴えるなど温度差があった。結局、旧太
陽の母体となったたちあがれ日本が掲げていた「自主憲法の制定」
との表現をとり、橋下氏が配慮した形だ。

 原発政策では、「脱原発依存」という維新八策の言葉が骨太にそ
のまま盛り込まれた。橋下氏は29日の記者会見で、10年後の「
卒原発」を掲げる日本未来の党を念頭に、「10年後に原発をゼロ
にすると言えばいいという政治なら、いくらでも言える」と述べた。

 一方、政策実例には「既設の原子炉による原子力発電は2030
年代までにフェードアウト(徐々に削減)する」と明記した。橋下
氏が訴えていた「2030年代までの原発ゼロ」を踏まえたのだ。

 旧太陽側は「原発ゼロは20年代にできるかもしれない。今から
決め打ちのようなことは書くべきではない」と主張。石原氏が「脱
原発」には慎重姿勢をみせていたこともあり、骨太で「原発ゼロ」
との表現は見送られた。しかし、原発政策が衆院選の焦点になる中
、橋下氏には「脱原発」の姿勢を何らかの形で示す必要があった。

 政策実例について、太陽側は「『アイデアプール』であり、その
中から今後、取捨選択と優先順位をつけていく」と説明。一方、橋
下氏は「『30年代ゼロ』はまだ自分の気持ちとしては捨てていな
い」と語った。

 TPPにおいても、骨太には「交渉参加、ただし国益に反する場
合は反対」とあるが、政策実例では単に「交渉参加」とした。地方
分権では、政策実例には骨太にない「大阪都構想」を盛り込んだ。

 みんなの党の渡辺喜美代表は「橋下氏がご苦労された感がある。
みんなの党の合意に近づいてきた」と評価した。(原川貴郎)
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「退役自衛艦を海保に移籍し活用」 尖閣防衛で安倍氏
2012年11月29日12時42分
  
 自民党の安倍晋三総裁は29日、都内のホテルで講演し、尖閣諸
島周辺海域に中国公船が領海侵入を繰り返していることへの対抗策
として「30年で退役した自衛艦を海上保安庁に移籍させる。即応
予備自衛官も海保に編入させていく必要がある」と提案した。 

 尖閣問題をめぐり、安倍氏は「我々は物量において阻止しなけれ
ばいけない。我々は政権をとったら、海保と防衛省の予算を増やし
ていく」と強調。そのうえで「今から予算をつけても船ができるの
は2年後だから間に合わない」と指摘し、退役自衛艦を活用する考
えを示した。 
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「安倍」公約、なぜか注目されぬ脱円高の切り札
編集委員 小栗太
2012/11/30 6:00日経
 自民党の安倍晋三総裁が日銀に「大胆な金融緩和」を求めたこと
を受け、11月半ばから一気に進んだ円安・株高。サプライズ感が薄
れるにつれ、相場の勢いは次第に弱まりつつある。
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野田首相「原発30年代ゼロが現実的」【12衆院選】
 野田佳彦首相は29日、神奈川県伊勢原市などでの街頭演説で、
日本未来の党の嘉田由紀子代表が10年後の原発ゼロを表明したこ
とを念頭に、「すぐにゼロにした方がいいという人は多いが、代替
エネルギーや世界のエネルギー情勢を考えた場合、着実に2030
年代にゼロを目指すことが現実的な歩みだ」と述べ、政府・民主党
の原子力政策に理解を求めた。 
 首相は、脱原発を急ぐ未来などの動きについて「ドイツを参考に
しているようだ」と指摘した上で「日本は原発が50基あるが、ド
イツは十数基しかない。ドイツは陸続きの国で、仮にエネルギー政
策に失敗しても隣のフランスが助けてくれる」と語り、疑問を呈した。
 また、首相は、自民党の安倍晋三総裁の金融政策について「イン
フレ目標をつくるそうだが、物価が上がって、名目の成長が上がる
というのは、見せ掛けの経済だ。実質の成長が伴わなければならな
い」と批判した。(2012/11/29-13:39)


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