さあ、とうとう衆議議員選挙に突入である。今回選挙は、自民党が 比較第1党になることは見えているが、過半数を確保できるのか、 原発存続、TPP反対という政策を国民がどう受け取るかという問題が ある。 逆に民主党や維新の会などは原発廃止、TPP賛成であり、この判定は どうなるかという争点がある。経団連は原発存続、TPP賛成なので、 どちらが勝っても、一部ができないことになる。困ったことである。 現時点の世論を見ると、民主党は選挙できないという議員が多くい ることがわかるほど、ボロボロである。支持率が18%程度である。 無党派が60%もいるが、この人たちがどう動くかで選挙結果は大 きく違うことになる。 無党派層を動かせるのは、誰であるかということになる。リーダー の力量による。自民党の安倍さんは、野田さんとの党首対決でやり 込められている。胆力がないことを示していた。お坊ちゃまである こと見せつけた。野田さんの胆力は流石であるが、民主党議員の右 往左往は、民主党にも魅力を感じない。 さあ、選挙民はどういう行動に出るか、面白いことになりそうであ る。 やっと、始じまった。政策の競争を国民が判断することになる。 ============================== 総選挙12月4日公示、16日投開票 野田政権決定 2012年11月14日19時26分 野田佳彦首相は14日、衆院を16日に解散し、総選挙を実施す ることを決めた。14日夜、首相官邸で開かれた政府・民主三役会 議で、選挙日程を12月4日公示、同16日投開票とすることも決 定。衆院選は2009年8月以来となる。 野田首相は、14日午後の党首討論で、自民党の安倍晋三総裁に 次期通常国会での議員定数削減と、それまでの議員歳費削減の確約 を得られれば「16日に解散してもいいと思っている」と提案。 これに対し自民党は14日夕に幹部会合を開き、受け入れる方針を 決めた。石破茂幹事長は記者団に「わが党として首相の発言を誠実 に受け止め、協力する方針を決定した。手法は今後話し合う」と述 べた。 公明党の山口那津男代表も同日夕の記者会見で「選挙制度の抜本 改革は、解散後の次の通常国会で行うなら合意は可能だ。これから 努力したい」と応じる考えを表明した。 党首討論に先立ち、民主党は衆院選挙制度改革法案を衆院に提出 。一票の格差の違憲状態を是正する小選挙区定数の「0増5減」と 、議員定数を減らすための比例定数の「40削減」をセットとし、 一部連用制も盛り込んだ。15日に民自公3党の国対委員長が会談 し、取り扱いを協議する。 赤字国債を発行するための特例公債法案は15日に衆院を通過、 16日に参院で可決、成立する見通し。 民主党内では解散を表明した首相への反発がさらに広がっている 。鹿野道彦前農林水産相は14日、民主党の輿石東幹事長と会談し 、両院議員総会の開催を要請。党代表である首相の解任動議を提出 する動きが出ている。 また、小沢鋭仁元環境相が離党して日本維新の会に参加する意向 を固めるなど、党内から大量の離党者が出る可能性がある。