4503.日中協議を開催



リチャード・アーミテージ元米国務副長官、スティーブン・ハドレ
ー元米大統領補佐官らが、日本と中国の仲介に動いた結果、中国と
日本の次官級協議が開催されることになった。

尖閣国有化以降、次官級協議は9月に北京で開かれ、先週末に中国
・上海でも極秘に行われた。両政府は対話を継続することで事態を
打開したい考えだ。

しかし、仲介した米国のアーミテージ、ナイさんらが、仲介案を日
本と中国にすでに提案済であり、その調停案を日本も中国も受け入
れたことが分かる。

中国は、尖閣諸島の施政権を取りに行くと、米軍が出てくることを
知った。このため、通常兵器が質量ともに日本と極東米国の軍備を
仰臥できないと、尖閣を戦争で取ることはできないことを知ったよ
うである。または、米国の不介入を引き出すことが必要であると見
た。

このため、当分、棚上げせざるを得ないことになる。日本とはこの
地域の領土紛争を認めさせることで、国内の軍部や民衆の不満を替
すしかない。

一方、日本であるが、領土問題の存在を否定していたが、それを米
国や英国から大人の対応を迫られて、後退したような感じを受ける
。

中国政府もデパートを破壊した容疑者の逮捕するなど、沈静化を図
る方向にシフトしている。

しかし、次期政治・軍事体制は、反日強硬派が多数を占めることに
なり、日本としても安保体制を強化する必要になっている。

さあ、どうなりますか?
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日中次官級協議:来週、日本で開催する方向で調整
毎日新聞 2012年10月25日 02時32分

 日中両政府が、沖縄県・尖閣諸島の問題を巡って緊迫化する両国
関係の改善に向け、河相周夫(ちかお)外務事務次官と張志軍筆頭
外務次官による次官級協議を来週、日本で開催する方向で調整して
いることが24日、分かった。尖閣国有化以降、次官級協議は9月
に北京で開かれ、先週末に中国・上海でも極秘に行われた。両政府
は対話を継続することで事態を打開したい考えだ。

 河相氏は9月25日、中国政府からの要請を受ける形で訪中した。
米ニューヨークでは同日夜(日本時間26日午前)、玄葉光一郎外
相と楊潔※(ようけつち)外相が会談。双方の主張は平行線をたど
ったが、さまざまなレベルで意思疎通を継続することでは一致した。
10月11日に東京で開かれた局長級協議では2回目の次官級協議
開催で合意した。

 次官級協議は当該国で交互に開くのが通例だ。しかし、日中関係
筋によると、日本側が2回目を自国で開催するよう要求したのに対
し、中国側は、河相氏に続けて訪中するよう要請。張氏の公式訪日
につなげたい日本側が譲歩した。河相氏の再訪中を公表しないこと
で折り合ったという。

 こうした中、今月23日付の中国の国際情報紙が河相氏訪中を報
じていた。【吉永康朗】

※は竹かんむりに褫のつくり
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海保・海自が共同訓練 原発テロの不審船想定
2012.10.24 22:25 sankei

 海上保安庁と海上自衛隊は24日、若狭湾で不審船追跡の共同訓
練を実施した。海保から巡視船艇4隻とヘリ1機、海自から護衛艦
など2隻とヘリ1機が参加。原発テロをもくろむ不審船が現れたと
の想定で、連携を確認した。

 訓練は漁船に偽装した北朝鮮工作船が日本領海に侵入した平成
11年3月の能登半島沖不審船事件で海保と海自の連携不足が指摘
されたことを受けて始まり、今回で11回目となる。

 不審船を追跡して停船させるまでの流れを確認し、海自護衛艦か
ら海保ヘリに給油する訓練も実施。海上警備行動が発令された際に
海自が海保からスムーズに追跡を引き継げるよう、情報共有にも重
点を置いた。

 沖縄県の尖閣諸島周辺で中国公船の活動が活発化する中、海保と
海自の連携をアピールし、中国を牽制(けんせい)する狙いもある。
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中国公船、尖閣付近で「海洋観測」 海保が警告
2012年10月24日20時48分
  
 沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)で24
日、中国の海洋調査船「科学3号」が海洋観測機器などを海中に投
入しているのを海上保安庁が確認した。現場は海洋調査の実施を中
国側が事前に通告してきた海域からは外れており、海保は無線でや
めるよう警告した。 

 海保によると、同船は24日午後0時半から午後4時45分ごろ
にかけて、魚釣島の南西約50キロ付近で、ロープの先端に取り付
けた金属製の海洋観測機器などを計3回、それぞれ1時間ほど海中
に沈めた。巡視船が無線で目的を尋ねると、「付近に中国船はいな
い。お前たち、日本へ帰れ」との応答が中国語であったという。 


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