リチャード・アーミテージ元米国務副長官、スティーブン・ハドレ ー元米大統領補佐官らが、日本と中国の仲介に動いた結果、中国と 日本の次官級協議が開催されることになった。 尖閣国有化以降、次官級協議は9月に北京で開かれ、先週末に中国 ・上海でも極秘に行われた。両政府は対話を継続することで事態を 打開したい考えだ。 しかし、仲介した米国のアーミテージ、ナイさんらが、仲介案を日 本と中国にすでに提案済であり、その調停案を日本も中国も受け入 れたことが分かる。 中国は、尖閣諸島の施政権を取りに行くと、米軍が出てくることを 知った。このため、通常兵器が質量ともに日本と極東米国の軍備を 仰臥できないと、尖閣を戦争で取ることはできないことを知ったよ うである。または、米国の不介入を引き出すことが必要であると見 た。 このため、当分、棚上げせざるを得ないことになる。日本とはこの 地域の領土紛争を認めさせることで、国内の軍部や民衆の不満を替 すしかない。 一方、日本であるが、領土問題の存在を否定していたが、それを米 国や英国から大人の対応を迫られて、後退したような感じを受ける 。 中国政府もデパートを破壊した容疑者の逮捕するなど、沈静化を図 る方向にシフトしている。 しかし、次期政治・軍事体制は、反日強硬派が多数を占めることに なり、日本としても安保体制を強化する必要になっている。 さあ、どうなりますか? ============================== 日中次官級協議:来週、日本で開催する方向で調整 毎日新聞 2012年10月25日 02時32分 日中両政府が、沖縄県・尖閣諸島の問題を巡って緊迫化する両国 関係の改善に向け、河相周夫(ちかお)外務事務次官と張志軍筆頭 外務次官による次官級協議を来週、日本で開催する方向で調整して いることが24日、分かった。尖閣国有化以降、次官級協議は9月 に北京で開かれ、先週末に中国・上海でも極秘に行われた。両政府 は対話を継続することで事態を打開したい考えだ。 河相氏は9月25日、中国政府からの要請を受ける形で訪中した。 米ニューヨークでは同日夜(日本時間26日午前)、玄葉光一郎外 相と楊潔※(ようけつち)外相が会談。双方の主張は平行線をたど ったが、さまざまなレベルで意思疎通を継続することでは一致した。 10月11日に東京で開かれた局長級協議では2回目の次官級協議 開催で合意した。 次官級協議は当該国で交互に開くのが通例だ。しかし、日中関係 筋によると、日本側が2回目を自国で開催するよう要求したのに対 し、中国側は、河相氏に続けて訪中するよう要請。張氏の公式訪日 につなげたい日本側が譲歩した。河相氏の再訪中を公表しないこと で折り合ったという。 こうした中、今月23日付の中国の国際情報紙が河相氏訪中を報 じていた。【吉永康朗】 ※は竹かんむりに褫のつくり ============================== 海保・海自が共同訓練 原発テロの不審船想定 2012.10.24 22:25 sankei 海上保安庁と海上自衛隊は24日、若狭湾で不審船追跡の共同訓 練を実施した。海保から巡視船艇4隻とヘリ1機、海自から護衛艦 など2隻とヘリ1機が参加。原発テロをもくろむ不審船が現れたと の想定で、連携を確認した。 訓練は漁船に偽装した北朝鮮工作船が日本領海に侵入した平成 11年3月の能登半島沖不審船事件で海保と海自の連携不足が指摘 されたことを受けて始まり、今回で11回目となる。 不審船を追跡して停船させるまでの流れを確認し、海自護衛艦か ら海保ヘリに給油する訓練も実施。海上警備行動が発令された際に 海自が海保からスムーズに追跡を引き継げるよう、情報共有にも重 点を置いた。 沖縄県の尖閣諸島周辺で中国公船の活動が活発化する中、海保と 海自の連携をアピールし、中国を牽制(けんせい)する狙いもある。 ============================== 中国公船、尖閣付近で「海洋観測」 海保が警告 2012年10月24日20時48分 沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)で24 日、中国の海洋調査船「科学3号」が海洋観測機器などを海中に投 入しているのを海上保安庁が確認した。現場は海洋調査の実施を中 国側が事前に通告してきた海域からは外れており、海保は無線でや めるよう警告した。 海保によると、同船は24日午後0時半から午後4時45分ごろ にかけて、魚釣島の南西約50キロ付近で、ロープの先端に取り付 けた金属製の海洋観測機器などを計3回、それぞれ1時間ほど海中 に沈めた。巡視船が無線で目的を尋ねると、「付近に中国船はいな い。お前たち、日本へ帰れ」との応答が中国語であったという。