4498.中国:東シナ海で訓練



11月8日党大会まで、胡錦涛・温家宝政権としては反日的な政策
を継続するしかない。太子党との勢力分野がまだ確定していない。

自陣営を有利にするためには、反日政策を取らざるを得ない。取ら
ないと弱腰とのレッテルを貼られて、自陣営が不利になるためであ
る。また、日本も、尖閣諸島の領土紛争を認めないとしたことで、
中国としても、その日本の対応では国内の説得はできないことにな
っている。

しかも、沖縄の無人島で上陸の日米共同統合演習を行うとなると、
中国がそれを看過したとなると、中国の負けが確定することになる。

日本の反転攻勢をここで、押しとどめないと、中国のプライドが許
さないし、南シナ海の領土問題でも、日本と米国にASEAN諸国
が靡くことになる。

中国は戦争に至るフェーズを進めるしか対抗手段がなくなり、東シ
ナ海での過去最高の演習を行うことになった。日米は中国の国内事
情を考慮して、沖縄での日米共同統合演習を中止した。

東シナ会での演習後も、接続水域に中国監視船を数隻送っている。

さあ、どうなりますか?

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中国監視船5隻接続水域に 尖閣諸島、10日以来の確認

 20日午前6時40分ごろから午前7時5分ごろにかけ、沖縄県
・尖閣諸島の魚釣島の領海外側にある接続水域で中国の海洋監視船
4隻が航行しているのを、海上保安庁の巡視船などが確認した。

 午前9時半ごろには、同諸島・久場島の接続水域内で中国漁業監
視船1隻の航行も確認した。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国の監視船が尖閣
諸島の接続水域内を航行しているのが確認されたのは、今月10日
以来となる。

 接続水域内を航行しているのは、海洋監視船が「海監51」「海
監66」「海監75」「海監83」で、漁業監視船が「漁政202」。
2012/10/20 12:15   【共同通信】
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沖縄の無人島訓練中止へ=尖閣で中国刺激回避か
                 ―日米共同統合演習・防衛省
時事通信 10月19日(金)22時16分配信
 
 日米両政府は、来月実施する日米共同統合演習の一部として検討
していた無人島「入砂島」(沖縄県渡名喜村)を使った離島奪還訓
練について、中止する方針を固めたことが19日、関係者への取材で
分かった。
  訓練を実施すれば尖閣諸島をめぐって関係が悪化している中国の
反発は必至で、日米両政府内には当初から慎重論もあった。政府関
係者は「首相官邸の意向だ」と指摘した。
  また、入砂島周辺の島の住民からは訓練に反対する声が出ていた。
沖縄県で米海軍兵2人が女性に乱暴したとして逮捕される事件が起き
、県民の米軍に対する反発が強まっていることも踏まえ、防衛省は
入砂島での実施は困難と判断したもようだ。 
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中国:東シナ海の合同訓練「最大規模」…日米をけん制
毎日新聞 2012年10月19日 22時30分(最終更新 10月19日 23時31分)

 【北京・工藤哲】中国海軍東海艦隊(司令部・浙江省寧波)や中
国農業省、国家海洋局は19日、東シナ海で約3時間の合同訓練を
実施した。中国メディアは「事前に計画されていたが、ここ数年で
最大規模」などと大々的に伝えており、沖縄県・尖閣諸島(中国名
・釣魚島)を巡る問題で日本に譲歩しない姿勢を強調している。

 中国メディアによると、今回の訓練の名称は「東シナ海協力2012」
。争いのある海域で、中国の公船が外国の船から妨害や警告射撃を
受け、乗組員が負傷して海に転落した事態を想定した。

 各部署が連携を確認する合同訓練は07年、09年にも実施され
たが、海に落ちた漁民の救助が中心だった。今回は船が破損したり
、船をえい航したりする事態も盛り込まれたという。

 午前8時半(日本時間午前9時半)からの訓練は1000人規模
で、中国海軍の艦船や医療船、タグボート、戦闘機やヘリコプター
が動員され、農業省の漁業監視船「漁政」や国家海洋局の監視船「
海監」も加わり、艦艇11隻と航空機8機で実施された。

 指揮した東海艦隊の沈浩(ちんこう)副参謀長は訓練の狙いにつ
いて「我々の領土主権と海洋権益を守り、海上での応急処置などの
能力を高めることだ」と語った。尖閣諸島を国有化した日本政府や
、来月沖縄県の無人島で自衛隊と合同の離島奪還訓練を予定してい
る米軍を改めてけん制した形だ。


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