次期衆議院選挙の論点は、一番大きいのは対中政策が中心であるが 、ここは野田首相と安倍さんとでは、あまり変わらないために、論 点にならない。 一番違うのは、経済政策と原発政策である。円高の修正を行うため に、規制緩和と金融緩和を安倍さんは言う。裏に竹中さんがいるの で、理論的な部分は竹中さんが支える。 これに対して、民主党は現状、何も政策を持っていない。野田さん は、経済については、行き当たりバッタリの政策であり、ここは自 民党に負ける。 しかし、原発ゼロとは、自民党が経済界との結び付きで言えない。 このため、民主党は、この原発ゼロ政策を確立すれば、自民党の風 をある程度、防ぐことができる。 しかし、全体的には自民党に風が吹いている。維新の会の支持者の 内、保守的な人たちは自民党へ回帰している。民主党支持者はまだ 民主党に回帰していない。潜在的な民主党支持者は、行き先をなく している。原発ゼロ政策とグリーン政策を民主党が明確化すれば、 この層が民主党に回帰してくるはずである。 さあ、どうなりますか? しかし、12月までには選挙をするべきである。12月末の経済指 標はすごく悪くなる。その前に選挙をしないと、民主党政権は打撃 が大きい。それと、維新の会が息を吹き返すまでに民主党は、選挙 をすることである。12月までの選挙なら、大きくは減らないこと になる。 ============================== 自民と経団連、30年代原発ゼロ反対で一致 (東京都) 自民党の安倍総裁ら新執行部は9日朝、経団連の米倉弘昌会長ら 幹部と政策対話を行い、政府が掲げた「2030年代の原発稼働ゼ ロ」について、反対の立場で一致した。 この中で、経団連側は、政府が方針として掲げる「2030年代に 原発稼働ゼロ」とのエネルギー政策は極めて無責任だとした上で、 「自民党には責任を持ったプランを示してもらいたい」と求めた。 これに対して、自民党側は「原発の比率は下げるが、2030年代 にゼロにする考え方はとらない」と応じた。 また、TPP(=環太平洋経済連携協定)については、経団連側が 早期の交渉参加の必要性を主張したが、自民党は「まずは交渉力を 立て直す必要がある」などと現状認識を述べるにとどまった。 [ 10/9 16:04 NEWS24]NTV