4476.台湾漁船が尖閣へ



25日午前7時40分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島沖の領
海内に、約40隻の台湾漁船が相次いで侵入した。この目的は漁業
交渉を求めたものである。日中の関係悪化に対して、台湾の馬英九
総統は、漁業権の交渉を求めていた。

これを日本側が無視したので、とうとう漁船を尖閣諸島に繰り出し
て抗議した。これは完全に日本サイドのミスである。台湾を無視し
たことが影響している。

台湾の馬英九総統も25日、「漁民らの愛国の行動を支持する」と
述べた。事前にどうして漁業交渉を始めなかったのであろうか?

蘇澳区漁会(漁協)の陳春生理事長は「祖先から引き継いできた漁
場で、失うことはできない。今後も守るために努力する」と表明し
た。漁業交渉をはじめることは当たり前で、このピンチをチャンス
にすることを考える。

こうなれば、日本は台湾に国際裁判所に提訴してもらい、応訴して
裁判を受けることである。そこで、歴史的な文書等を提出して審議
することが必要である。

中国は、裁判で負けると見ているために、提訴しないが、台湾は提
訴するはずで、台湾と裁判で争い、国際的な広報活動にすることが
効果的である。

さあ、どうなりますか?

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「神聖な任務達成」 台湾漁船団が帰港会見

 【宜蘭共同】沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の魚釣島沖の
日本領海に一時侵入した台湾の漁船団が25日深夜、台湾北東部・
宜蘭県蘇澳鎮の漁港に次々と帰港、26日未明に船長らが記者会見
した。

 蘇澳区漁会(漁協)の陳春生理事長は「神聖な任務を達成した」
と述べ、漁業権保護のアピールに成功したと喜びを表明。台湾漁民
として尖閣諸島に「史上最も接近した」と誇った。

 さらに同諸島周辺の漁場について「祖先から引き継いできた漁場
で、失うことはできない。今後も守るために努力する」と表明した。

2012/09/26 05:40 【共同通信】
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「愛国の行動支持」 台湾総統
2012.9.25 16:20 [尖閣諸島問題]
 台湾の馬英九総統は25日、台湾漁船団の沖縄県・尖閣諸島(台
湾名・釣魚台)周辺の領海侵入に関し「漁民らの愛国の行動を支持
する」と述べた。

 漁船団の安全を守るために同行した海岸巡防署(海上保安庁)の
巡視船については「主権をアピールし、漁民らを守ったことを称賛
する」と語った。(共同)
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台湾側全船、領海外へ…海保船と放水の応酬

 25日午前7時40分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島沖の
領海内に、約40隻の台湾漁船が相次いで侵入した。

 日本の海上保安庁に相当する台湾海岸巡防署の巡視船8隻も同行
しており、海上保安庁の巡視船艇が、日本の領海から出るよう無線
などで警告した。周辺海域では、計約50隻の台湾の漁船、巡視船
と海保巡視船艇が入り乱れ、双方の巡視船が放水しあう事態となっ
たが、約4時間後、台湾側の全船が領海の外に出た。
(2012年9月25日12時42分 読売新聞)


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