4469.安保条約発動に条件



やっと、産経が米国の本音を言っている。
米国防総省関係者は「多くの米国民は無人島の奪還作戦で、若い米
兵が血を流すのに理解を示さないだろう」と指摘。安保条約発動は
、まずは日本が尖閣諸島を自力で防衛する姿勢を示した上で、米軍
が集団的自衛権を行使するかどうかを判断する展開になるとしてい
る。

今までに、日本人で米国は最初から守ってくれると思っている人が
多いと思うが、そうではない。それをやっと、大新聞も報道した。

これが当たり前であり、米国の世論は戦争開始してから1年程度見
て、日本が勝ちそうなら、手助けするかもしれないが、1週間程度
で負けたら、それは見て見ぬ振りになる。

というように1年程度は、日本独自で中国と戦うことを覚悟する必
要がある。

現在、核戦争時代であり、1週間程度で戦争の決着はつく。核ミサ
イルの打ち合いであり、相手国にどれだけ核を放り込むかが、勝負
だ。

その時、相手に核を放り込むことしないと、負けることが最初から
決まっている。これでは戦争はできない。戦争をしたいのなら、少
なくとも核兵器を持ってからはじめるべきである。

したくないと言っても中国が戦争を仕掛けてきたら、それは戦争を
回避するしかないことになる。尖閣も沖縄も中国に進呈することに
なる。

そうなりたくないなら、早期に核ミサイルを持つことと、陽子化ビ
ームを衛星に積むことを考え、研究を開始することである。

さあ、どうなりますか?

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米中国防相会談 安保は適用 尖閣領有には中立
2012.9.18 23:04 サンケイ
 【ワシントン=佐々木類】沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国漁船な
どの挑発行為を受け、米国防総省は在日米軍に不測の事態に備えて
海上自衛隊との連携強化を指示、中国側の出方に警戒を強めている。
これに対し、中国側は、米国が尖閣諸島に日米安保条約を適用する
方針に強く反発。このため米側は、安保条約の適用を前提としなが
らも、尖閣諸島の領有権に関しては従来通り中立との立場を強調す
ることで、中国側に自制を求める形をとった。

 来日したパネッタ国防長官は17日、米軍による日本防衛義務を
定めた日米安全保障条約の順守を表明。日本に2基目の対弾道ミサ
イル「Xバンドレーダー」を設置すると発表し、武力衝突への懸念
を示した。

 尖閣諸島の領有権をめぐっては、中国漁船による海上保安庁巡視
船衝突事件が起きた2010年9月、キャンベル国務次官補が「
1972年に沖縄が返還された際、尖閣諸島もその中に含まれてい
た」と述べ、尖閣諸島は日本の領土であるとの認識を示している。

 だが、米国務省のヌランド報道官は17日の記者会見で、中国側
の反日暴動について「対話を通じて問題に対処する助言を続ける」
と述べ、パネッタ長官も18日に北京で「(双方が)冷静で自制的
な対応をし、平和的な手段で解決することを望んでいる」と訴えた。

 米政府高官が尖閣諸島の領有権に関する中立姿勢を強調したのは
、中国側をことさら刺激すれば対応をエスカレートさせかねないと
の判断があったようだ。実際、パネッタ長官が18日、中国の梁光
烈国防相との会談で、尖閣諸島が「安保条約の適用対象」であるこ
とに直接言及したかどうか米側は明らかにしていない。

 安保適用を強調できない米側の事情を見透かし、米大統領選前の
間隙を突くかのように、梁国防相は共同記者会見で、尖閣諸島に安
保条約が適用されるという米政府の従来方針を「断固反対する」と
非難した。ただ、中国側から安保適用を取り上げたところをみると
、米政府の方針を前提に緊迫したやりとりがあったのは間違いない。

 もっとも、米国防総省関係者は「多くの米国民は無人島の奪還作
戦で、若い米兵が血を流すのに理解を示さないだろう」と指摘。安
保条約発動は、まずは日本が尖閣諸島を自力で防衛する姿勢を示し
た上で、米軍が集団的自衛権を行使するかどうかを判断する展開に
なるとしている。


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