4464.日本のナショナリストたちに警告



心配していた事態になっている。岡崎久彦さんが尖閣諸島へ日本が
今、何かしても、中国は国内問題で手が出せないだろうと評論して
いた。

これは大間違いであると、私は危惧していたが、この意見に触発さ
れて、ナショナリストの石原知事などが、実効支配の強化を目指し
た行動を起こし、その結果が中国の大反発を呼んでいる。下手をす
ると戦争になる。

岡崎さんが、今回の危機的な状態を作った張本人であるが、現状の
状態に対しての釈明を聞かない。結果を見て、その誤りを反省する
べきである。

この原因は中国国内の権力闘争が激化して、そのスケープゴートに
日本をした状態であるからである。国内をまとめる為に、日本との
戦争は格好の理由になる。

このコラムでは、権力闘争を見て、領土問題、特に尖閣は戦争にな
ると強く警告してきた。しかし、それを無視したことで、危機的な
状況になり、また、米国も中立を守る姿勢に変化している。

野田政権はその目的を「中国からの反発を最低限に抑えるため」と
し、安倍元首相も「中国が武力を行使することはないだろう」と自
信をもって主張していた。中国が経済成長を優先するがゆえに、武
力行使という選択肢を持っていないとするこの考え方は非常に危険
であり、中国政府の決意を低く見積もったものだと中国報は指摘し
ている。

というより、民衆と政府が作用と反作用を繰り返して、危機が拡大
している。政府が強く日本い対応しないと、民衆が政府の弱腰を批
判するために、政府も強く出るしかない。

いつも、領土問題は、戦争になると覚悟して、戦争を準備してから
行動するべきである。安倍さん、日本のナショナリストたちに警告
しておく。核ミサイルを持たない国は、持つ国と戦争はできないこ
とを、肝に銘じて欲しい。

米国も最終的には、日中間の戦争に参加しないはず。準備もしない
で戦争ごっこというバカは止めて、核ミサイルを持ってから、中国
と領土問題を起こしてほしいものである。

または、紛争地域と日本も認定して、国際裁判所での審議を受け入
れるしかない。

さあ、どうなりますか?
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レコードチャイナ:<尖閣問題>国有化が中国の反発を防ぐ?中国
の反応を見誤った日本―マレーシア華字紙

2012年9月11日、マレーシア華字紙・中国報(China Press)は「日本
の尖閣購入は対抗勢力の戦意を削ぐのか?」と題した記事を掲載し
、日本の今回の措置を皮肉まじりに批判した。中国・環球時報が12
日付で伝えた。

11日、所有者と日本政府の間で合意に達し、尖閣三島は国有地とな
った。野田政権はその目的を「中国からの反発を最低限に抑えるた
め」とし、安倍元首相も「中国が武力を行使することはないだろう
」と自信をもって主張していた。中国が経済成長を優先するがゆえ
に、武力行使という選択肢を持っていないとするこの考え方は非常
に危険であり、中国政府の決意を低く見積もったものだと中国報は
指摘している。

中国の反発を抑制するという発想はいったい何を根拠にしているの
か?尖閣国有化という措置を受けて、中国がこれを黙って見過ごす
はずはなく、何らかの対抗措置をとってくることは明らかである。
日本は中国の国民感情をも見誤ったようだ。多くの国民が抱く反日
感情は全国各地で勃発する抗議活動となって表れ、中国当局すらこ
れを黙視できない状況となってきている。

中国の日本専門家らは、今回の尖閣国有化について「新たな“9・11
”、新たな国辱の日」と定義づけているという。(翻訳・編集/愛玉)


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