4416.ホルムズ海峡封鎖でハルマゲドンに?



イランの核開発は、1980年代から始まっている。このため、「
イスラエルがイランを空爆し核施設を破壊するのではないか」と国
際社会や米国は危惧している。さあ、今後どうなるか検討したい。
              津田より

0.今までの経緯
この心配は、過去にもイスラエルは「自衛」を理由に周辺国への核
関連施設への先制攻撃をしかけ(1981年のイラク原子炉爆撃事件、
2007年のシリアの核関連施設の空爆)、核保有を阻止してきたためで
ある。

イスラエルがイランを航空攻撃できるのは、2003年にイラク戦争が
勃発、2011年にはシリア内戦が発生し、両国が制空権を行使できる
軍事力がないことからで、長距離の先制攻撃ができるのだ。

イスラエルは、2012年夏までにはイランを攻撃すると言う。地
中深くにある核関連施設を攻撃できるバンガーバスターをすでに米
国から入手している。場所も特定されている。

このイスラエル攻撃は、世界戦争になる可能性があり、それを阻止
するために、国際社会はイランへの圧力を増している。2006年7月31
日に国連安全保障理事会は、英仏独3カ国が提出したイランに核開発
中止を求める決議を採択した。これ以後、数度の核開発中止の決議
を採択する。

今までもイランの核開発を遅らせるために、米国とイスラエルは、
2006年からイランにサイバー攻撃を加え続けている。しかし、
とうとう、英国MI6は、後2年で核爆弾が出来ると予測している。

また、イラン核開発中止を求める6ケ国とイランの交渉が6月19日に
モスクワで行われたが、合意できずに、引き続き交渉を行うことが
決まった。イランは、自らの核開発権利を断固として守るとの立場
であるので、合意は難しい状況である。

6月22日にトルコ軍の戦闘機、F-4を1機、シリア軍が撃墜した。
シリアとイランは同盟関係にある。中東全体が危機になる可能性が
増した。ここで、イスラエルがイラン攻撃すると、大変なことにな
る。

このため、6月25日、急遽イスラエルを訪問したロシアのプーチ
ン大統領は、イスラエルのペレス大統領と会談し、核兵器開発が疑
われるイランへの武力行使について、性急な攻撃を自制するよう忠
告した。ロシアは、イランの味方をして交渉を促進している。しか
し、交渉も難しいことがモスクワでの協議で分かってしまった。

1.最近の状況
そして、米国は、今年6月28日からイラン制裁法が発効して、イ
ラン中央銀行と取引する各国銀行は米銀とは取引できないことにし
て、イラン原油の輸出ができないようにした。

欧州連合(EU)も7月1日からイラン産原油の全面禁輸を実施す
るなど、イラン包囲網が本格的に強まっている。

この原油輸出阻止について、イランのアハマディネジャド大統領は
、欧米が6月下旬から相次いで発動したイランの原油輸出を標的に
した制裁について「これまでどの国に科された制裁よりも厳しい」
と述べ、大きな効果があることを認めた。

この対応として、イラン国会・国家安全保障・外交政策委員会は、
対イラン制裁支持国に向かう石油輸送船のホルムズ海峡通過を阻止
する法案を国会で通した。いつでも封鎖できる手続きが終わってい
る。いつ実行するかだけである。

また、イランは攻撃を受けた場合、革命防衛隊の空軍司令官、アミ
ール・アリ・ハジ・ザデ氏は、直ちに中東にある米軍基地、および
イスラエルに対する攻撃を行うと警告した。「これらの基地はわれ
われのミサイルの射程圏内にある。(イスラエルに)占領されてい
る地域もわれわれの標的になる」と述べた。イランの弾道ミサイル
の射程距離は最大2000キロ(1300マイル)ある。

これに対して、イスラエルのバラク外務次官が7月9日、イランの
核兵器開発疑惑に関連して北朝鮮とイランの協力関係に懸念を表し
、イランの核疑惑について「間違いなく(核兵器化に必要な技術を
獲得するまでの)残り時間は少なくなっているが、核開発計画をや
めようとしているという兆候はない」と指摘。核施設への攻撃など
の軍事行動も含めて「あらゆる選択肢を検討している」とした。

イランは、ホルムズ海峡の閉鎖を検討、軍が演習を繰り返すのに対
し、米海軍は掃海艇や通常1隻のところを空母2隻に増派し対抗し
ている。ペルシャ湾周辺には現在、「エンタプライズ」「エイブラ
ハム・リンカーン」の2隻が配置されている。

また、アラブ首長国連邦(UAE)は7月15日、ホルムズ海峡封
鎖に備えて、迂回し原油を出荷できる陸上パイプラインの稼働を開
始した。パイプラインは、首都アブダビのハブシャン油田とオマー
ン湾に面する同国東部フジャイラ港の約370キロを結び、最大で
日量180万バレルを送ることができる。

クリントン米国務長官は7月16日、イスラエルを訪問して、イラ
ンの核兵器開発を阻止するための対応策について、米国とイスラエ
ルの考えが「一致している」と述べた。外交交渉で解決しない場合
にはイスラエルの攻撃を容認すると言うことのようである。

このため、ミサイル戦争に備えて、米国はカタールにミサイル防衛
レーダー(Xバンドレーダー)基地を建設し、そして、ホルムズ海
峡封鎖に備えて、ペルシャ湾で過去最大規模の機雷掃海演習を9月
に計画するとした。

森本敏防衛相は20日、9月にペルシャ湾など中東の海域で行う機
雷除去の多国間演習に、海上自衛隊が参加し、掃海母艦と掃海艦各
1隻と隊員180人を派遣するとした。

米政府当局者らは19日、新たな軍事情報として、イランが原油プラ
ットホームやタンカーへの攻撃などで国際原油取引を妨害する計画
を策定していると述べた。

イランは国際的な圧力が高まっている上、同盟国のアサド・シリア
政権が内戦で存続の危機にあることから、反転のためのオプション
を検討している可能性があるという。ホルムズ海峡封鎖では米軍と
直接戦闘になり、大きな損害が出て、かつ目的の達成が出来ない可
能性がある。

このため、イラン政府内では革命防衛隊の特殊部隊や外部の代理勢
力を使ってペルシャ湾外も含め石油施設を攻撃すれば、米軍による
直接の反撃を避けることができるとの見方も出ているようだ。

安全保障・国際研究センターのフランク・ベラストロ氏は「イラン
の状況は禁輸制裁措置による(原油)輸出量と価格の低下で悪化し
ている」と指摘した上で、同国は核協議のテーブルに戻るか、狂気
に走るかのどちらかになるだろうと予想。「微妙なバランスの上に
あり、懸念される事態だ」と警告する。

このようにイラン、イスラエルと米国は、共に原油プラットホーム
や核施設への攻撃の準備をしている。戦争真近である雰囲気になっ
てきた。

ここで、この状況に火をつける事件が起きた。ブルガリアのイスラ
エル人が多数死傷したバス爆破事件だ。レバノンのイスラム教シー
ア派武装組織ヒズボラの犯行である可能性が高いという。イスラエ
ルは、ヒズボラへの攻撃を行うはずで、シリア情勢とともに、中東
地域全体が徐々に沸点を超えるような気がする。

そのときは、黙示録の世界が広がるように感じている。2012年
はいろいろありそうである。

2.ロシアの役割
この戦争に大きな役割を果たすのが、ロシアである。黙示録でもゴ
クとして登場する。

ロシアのプーチン大統領は、欧米対抗の意識があり、偉大なソ連の
復活という目的を持っている。しかし、現状はロシアの同盟国が、
「アラブの春」という民主化運動で、徐々に崩壊してきた。このた
め、大ロシアの維持を優先している。このため、シリア、イランを
助けるために、中国を味方に付けて、中東の維持を図っている。

しかし、中国の南シナ海での行動に対しては、中国の味方をするこ
とで、両方共に合意できているようだ。それぞれのレーゾンディー
ルを明らかにして、それを相互に支持することが事前に合意されて
いるようである。

ということで、欧米の民主化とスンニ派諸国と中ロとシーア派のイ
ランとが引き起こす中東での紛争を国連で調停できなくなっている。
どちらかが、安全保障理事会での決議に拒否権を発動している。

新聞を見ると、ロシアの拒否権だけを問題視しているが、イスラエ
ルを守るために、米国も拒否権を発動している。その意味では、米
露は、同じ感じである。

しかし、中東に米国は多数の基地を持ち、ロシアもシリアに海軍基
地があり、ロシアの海兵隊多数が現時点でいる。同時に多発的に火
を噴く可能性もあり、非常に危険な状態になっている。

シリアの内戦状況と、イランの核問題での戦争が繋がると、中東全
体が、紛争地域になる危険がある。

3.中国の参戦
預言書によると、最後に中国が出てくることになるという。しかし
、その可能性は否定できなくなっている。イランは原油輸出の50
%が中国であり、中国もイラン産原油が必要である。そのため、イ
ランを助けて、戦う可能性がある。

上海機構があり、中央アジアは、その加盟国である。このため、中
国とイランを結ぶ通路として、比較的自由に軍隊を送ることが出来
る。

中東での戦争は、石油争奪戦でもあり、中国は乗りやすい。

そして、ハ(ア)ルマゲドンは地名であり、イスラエルの中にある。

さあ、どうなりますか?

ということで、当分、中東と南シナ海、東シナ海を見ている必要が
ありそうだ。いやな時代になってしまったものである。

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ヒズボラの犯行の可能性=ブルガリアのバス爆破事件−米国防総省
 【ワシントン時事】米国防総省のリトル報道官は20日、ブルガ
リアで起きたバス爆破事件について、レバノンのイスラム教シーア
派武装組織ヒズボラの犯行である可能性があるとの見方を示した。
同報道官は記者団に「攻撃にはヒズボラの仕業とみられる特徴があ
る」と述べた。AFP通信が伝えた。(2012/07/21-01:28)
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機雷除去訓練に海自派遣へ=ペルシャ湾
 森本敏防衛相は20日午前の記者会見で、米国などが9月にペル
シャ湾など中東の海域で行う機雷除去の多国間演習に、海上自衛隊
が参加すると発表した。掃海母艦と掃海艦各1隻と隊員180人を
派遣する。
 演習は9月16〜27日に米国の主催で行われ、20カ国以上が
参加する。海自は、昨年10月にもペルシャ湾のバーレーン周辺海
域で行われた多国間掃海訓練に参加。防衛省は今回も同様の訓練と
説明しているが、核開発問題で米欧と対立するイランによるホルム
ズ海峡封鎖など有事を想定した訓練との見方がある。 
 防衛相は会見で「特定の国を想定したものではない。何があって
も対応できるように掃海技量を高めておくことは重要だ」と述べた。
(2012/07/20-12:47)
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イランが原油施設やタンカー攻撃を計画=米当局者
2012年 7月 20日  8:53 JST 
WSJ
 【ワシントン】米政府当局者らは19日、新たな軍事情報として、
イランが原油プラットホームやタンカーへの攻撃などで国際原油取
引を妨害する計画を策定していると述べた。 

 これら当局者によれば、この情報ではイランは公然たる武力攻撃
でなくても、ペルシャ湾内外で石油施設に対する攻撃を行う可能性
がある。 
 
 米政府は、イランの核開発を阻止するための国連安保理常任理事
国にドイツを加えた6カ国とイランとの協議が遅々として進まない中
で、対イラン国際制裁やイスラエルによるイランの核施設爆撃への
警告に、同国がどう反応するか注視している。 

 アナリストらによると、イランは国際的な圧力が高まっている上
、同盟国のアサド・シリア政権が内戦で存続の危機にあることから、
反転のためのオプションを検討している可能性がある。 

 米国防総省はイランがホルムズ海峡を封鎖する恐れがあると警告
しているが、米政府当局者やアナリストは、イランは同海峡を機雷
で封鎖しようとすれば米国の攻撃に遭うと判断しているようだとみ
ている。 

 しかし、米当局者によれば、イラン政府内では革命防衛隊の特殊
部隊や外部の代理勢力を使ってペルシャ湾外も含め石油施設を攻撃
すれば、米軍による直接の反撃を避けることができるとの見方もあ
る。 

 ある米高官は、「イランは予測不可能だ」と語る。米国防総省当
局者は、イランがタンカーの航行を妨害したり、石油関連施設を攻
撃したりできる態勢をとっている証拠は何もないとしながらも、同
国の意思ははっきりしているようだと警告する。 

 米政府当局者は、軍事情報の出所などは明らかにしていないが、
アナリストによると、イラン国内の報道や国会議員の発言からみて
、イラン原油の禁輸 という新たな国際制裁を受けて、イランはペル
シャ湾でこれまでよりも攻撃的な行動に出る可能性がありそうだと
いう。米欧の原油禁輸措置によりイランの原油輸出が落ち込む一方
、原油価格は相変わらず低迷しており、同国政府は厳しい状況にあ
る。 

 米政府がこの軍事情報を受けて対応を協議することにしたのには
、イランの暴発を未然に抑えたいという意向もある。ある高官は「
イランが石油施設を攻撃すれば何らかの反応を引き起こすことを、
イランに分からせておく必要がある」と語った。 

 米国の軍事問題シンクタンクである戦争研究所の上級海軍アナリ
ストで第5艦隊の作戦担当だったクリストファー・ハーマー氏は、
「最悪のシナリオは、イランが原油市場を動揺させるために船舶を
攻撃すると決め、強力な反撃を受けない形で実行することだ」との
考えを示した。 

 安全保障・国際研究センター
(Center for Security and International Studies)のエネルギー
・国家安全保障部長のフランク・ベラストロ氏は「イランの状況は禁
輸制裁措置による(原油)輸出量と価格の低下で悪化している」と
指摘した上で、同国は核協議のテーブルに戻るか、狂気に走るかの
どちらかになるだろうと予想。「微妙なバランスの上にあり、懸念
される事態だ」と警告する。 

記者: Julian E. Barnes   
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イスラエル、イランとの緊張高まる=ブルガリア空港爆弾テロ事件

 【エルサレム時事】ブルガリアの空港で発生したイスラエル人を
狙ったとみられる爆弾テロ事件で、バラク・イスラエル国防相は19
日、イランの支援を受けた攻撃だと主張し、「あらゆる手段で犯人
を見つけ出して罰する」と言明した。イスラエルはこれまで、イラ
ンの核武装を阻止するためなら単独攻撃も辞さない構えを示すなど
同国と対立してきたが、緊張がさらに高まりそうだ。
 イスラエルのメディアや専門家は、今回のテロがイラン攻撃の引
き金を引く可能性は低いとしているが、暗殺やテロなどの「秘密の
戦争」が今後も続くとみている。
 イスラエルは、自国民を狙ったテロ攻撃に反撃することで知られ
る。パレスチナ自治区ガザ地区の過激派によるロケット弾攻撃には
、激しい空爆で報復してきた。(2012/07/19-19:49)
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ブルガリアのバス爆発はテロ、死者6人に=「イランの犯行」とイ
スラエル首相
 【ベルリン時事】ブルガリア東部の黒海に面したリゾート地ブル
ガスの空港で18日、イスラエル人観光客らが乗ったバスが爆発し
た事件で、死者は6人、負傷者は32人になった。ブルガリア当局
は爆弾テロとみて捜査を開始、イスラエルのネタニヤフ首相は「す
べての状況がイランを指し示している。イランのテロに対し、強力
に対応する」と述べ、報復を示唆した。
 爆発は午後5時(日本時間同11時)ごろ、テルアビブから旅客
機で到着したイスラエル人観光客らがバスに乗り込んだ直後に発生
した。ブルガリアのムラデノフ外相はイスラエルのリーベルマン外
相に電話し、バスに仕掛けられた爆発物がさく裂したと説明した。
 バスは炎上し、火は他のバス2台にも燃え移った。観光客の一人
はイスラエルのメディアに対し、「座席に座った瞬間、大きな爆発
音が鳴り響き、バス全体が炎に包まれた」と語った。バスには50
人近くが乗っていたという。空港はバスの爆発後、閉鎖された。
(2012/07/19-07:09)
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米国防総省、カタールでレーダー基地建設 ペルシャ湾で掃海演習へ
2012年 7月 17日 18:33 JST
WSJ
 米国防総省はカタールにミサイル防衛レーダー基地を建設してい
るほか、ペルシャ湾で過去最大規模の機雷掃海演習を計画中だ。懸
念されるイランとの対立に向けた準備が加速していると米当局者ら
は語った。

 当局者らはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、レ
ーダー基地はイランのロケットから米国、イスラエル、欧州同盟国
の国益を守るために設計されたシステムの一部だと述べた。9月に予
定されている掃海演習は、一帯で初の多国間演習。米当局は17日に
計画を発表する見通しだ。

イスラエル・ネゲブ砂漠の米軍施設
 米国防総省の動きは、イランの原油輸出を狙った全面的な制裁が
続いていることから、イランとの緊張が増幅しかねないとの懸念を
反映している。米当局者は、レーダー基地と海軍演習がともに防衛
的な性質のものだと語ったが、イランは配備を挑発行為とみなしそ
うだ。

 今回の動きは、国防総省がイランに対処するための措置を講じて
いることを、米国としてあらためてイスラエルその他同盟国に示す
ことにもつながり得る。米高官らは、イスラエルがイランの核施設
を攻撃しかねないとの懸念を口にした。イランは、核開発プログラ
ムの狙いが核兵器製造ではないとしている。

 米国の動きは、国防総省当局者が最も懸念しているイランの2つの
攻撃的能力に対処する狙いがある。つまり、弾道ミサイルと、石油
タンカーの航路であるホルムズ海峡の機雷による封鎖だ。

 懸念を裏付けるように、国防総省は16日、予定より数カ月早く空
母ジョン・C・ステニスを中東に派遣した。常に2隻の空母を配備し
ておくためだ。2隻のうち1隻が代替艦の到着前に出発する予定だっ
たことからステニス派遣を決めたと同省報道官は語った。

 ペルシャ湾での緊張の高まりは、米海軍の給油艦ラッパハノック
がアラブ首長国連邦(UAE)沖で小型漁船に発砲し、UAE当局者によ
ると1人が死亡した事件を見ても明らかだ。

 国防総省が新たなレーダー施設の建設地にカタールを選んだのは
、一帯最大の米空軍基地アルウデイドがあるためだとアナリストら
は言う。同基地に8000人以上が駐留しているほか、別の基地もある。

 ワシントンとドーハのカタール当局者はコメント要請に応じなか
った。カタールは、リビアやシリアの紛争で重要な役割を果たし、
米国から称賛されている。イランに対してはもっと中立的姿勢を守
っており、地域で最大の天然ガス田を共有する同国の政府と緊密な
関係を維持している。

 当局者らによると、カタールのレーダー基地には強力なXバンドレ
ーダー(「AN/TPY-2」レーダー)が配備され、イスラエルのネゲブ
砂漠とトルコ中部に既に配備されている同様のレーダーを補完する
予定。合わせて3つのレーダー施設で、イラン北部、西部、南部のミ
サイル発射を探知することができるという。

 イラン内陸深奥部から発射されたミサイルを米当局や同盟国の軍
が追跡することも可能になる。同国には、イスラエルや欧州の一部
に到達できるミサイルがある。情報当局は、イランが米国を脅かし
かねない弾道ミサイルを早ければ2015年にも持つ可能性があるとみ
ている。

 5月10日付の国防総省の文書によると、レーダー基地は月内に完成
する予定。この文書では、Xバンド基地を建設中の国や地域は開示し
ていない。

 当局者らは、カタールの新施設の場所について、UAEへの米軍配備
を取り巻く情勢が微妙なことから秘密にされていると語った。

 国防総省は議会の委員会に対し、レーダーの台、道路、兵舎、保
安装置などの建設費が1220万ドル(約9億6200万円)かかるとの見通
しを示した。

 レイセオンが造った最初のXバンドシステムは06年、北朝鮮のミサ
イル探知用として日本に配備された。2つ目は08年、イスラエルのネ
ゲブ砂漠。米国が最近トルコに3つ目を構築した。

 米当局者は、9月16-27日にペルシャ湾などで予定している掃海訓
練に20カ国が参加すると述べたが、具体的な国名は挙げなかった。

 米海軍は一帯の掃海艇を8隻に倍増するなどして、繰り返しホルム
ズ海峡封鎖をちらつかせるイランのけん制に努めている。
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米国務長官がイスラエル訪問、イラン核開発対応策で「考え一致」
2012年 07月 17日 10:59 JST
[エルサレム 16日 ロイター] イスラエルを訪問したクリン
トン米国務長官は16日、イランの核兵器開発を阻止するための対
応策について、米国とイスラエルの考えが「一致している」と述べ
た。

クリントン長官は、イスラエルのネタニヤフ首相との会談で、イラ
ン政府に圧力をかけ続ける具体的な措置を協議したと発表。
その上で、米国とイスラエルは「イランが下す決定に大きな影響を
与える措置について、共通の理解を持っている」と語った。

イスラエルは、中東地域で核兵器能力を持つ唯一の国と考えられて
いる。イランの核開発が外交手段で阻止できない場合、武力行使も
辞さないとの姿勢をこれまでに明らかにしている。

イランは自国の核開発計画について、軍事目的ではないと主張し、
核兵器を開発しているとの憶測を否定している。

クリントン長官のイスラエル訪問は約2年ぶり。同長官はイスラエ
ルのペレス大統領やパレスチナ自治政府のファイヤド首相とも会談
した。

米共和党の大統領候補であるロムニー前マサチューセッツ州知事も
、今月中のイスラエル訪問を予定している。
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UAEの陸上油送管が稼働 ホルムズ海峡を迂回

 【カイロ共同】アラブ首長国連邦(UAE)は15日、イランが
再三封鎖を警告している原油輸送の大動脈ホルムズ海峡を迂回し原
油を出荷できる陸上パイプラインの稼働を開始した。国営首長国通
信が伝えた。

 ホルムズ海峡は日本向け原油の多くも通過し、封鎖による影響が
懸念される。UAEは日本の原油輸入先の第2位(約2割)で、重
要な代替ルートができたことになる。

 パイプラインはUAEの首都アブダビのハブシャン油田とオマー
ン湾に面する同国東部フジャイラ港の約370キロを結び、最大で
日量180万バレルを送ることができるという。UAEの原油生産
量は日量約250万バレルとされる。

2012/07/16 07:33 【共同通信
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イラン周辺海域での空母2隻態勢、維持するか否かを検討、米政府
2012.07.14 Sat posted at: 17:07 JST

(CNN) 米政府がイラン周辺海域に出動している空母の2隻態
勢を今年後半まで継続させるかどうか検討を進めていることが14
日までにわかった。米政府当局者によると、2隻配備を3カ月延長
する案などが出ている。

ただ、維持した場合、イランとの緊張関係をさらに高めることへの
懸念も出ている。アラビア海での2隻態勢は2010年、当時のゲ
ーツ国防長官が命令した。アフガニスタンへの増派やイラクでの駐
留米軍撤収などの事態を受けた措置だった。

ペルシャ湾へ派遣する米空母は全面的な戦闘作戦任務などがなけれ
ば通常は1隻となっている。

ゲーツ前長官の命令は今年9月に有効期限が切れる。これを受け、
米ホワイトハウスやパネッタ現国防長官、海軍当局者が2隻態勢の
存続の是非を協議しているという。イランによる国際原油輸送の要
衝ホルムズ海峡の封鎖の威嚇や同国の核開発計画の続行などの要素
を踏まえた協議となっている。

米政府当局者によると、協議で結論を下すうえでの障害の1つはペ
ルシャ湾海域などでの2隻態勢を正当化させる理由付けとなってい
る。イラクからの米軍撤退が完了し、アフガン駐留米軍も14年末
まで撤収する計画が進んでいる中でより外交的な理由が必要と指摘
している。

また、世界の他地域への空母派遣との兼ね合いの調整も必要となっ
ている。ただ、米政府当局者はイラン周辺海域での空母2隻態勢の
維持に問題はないと述べた。

米海軍は通常、ペルシャ湾に空母1隻、アラビア海北部に別の1隻
を配備している。ペルシャ湾周辺には現在、「エンタプライズ」「
エイブラハム・リンカーン」の2隻が配置されている。
==============================
イラン、2年以内に核保有=「英が開発一時阻止」−情報機関トップ
 【ロンドン時事】13日付の英紙デーリー・テレグラフによると
、英対外情報部(MI6)のソイヤーズ長官はイランの核兵器製造
能力に関し、「2年以内に核保有国となる」と予測した。
 先週ロンドン市内で行った講演内容を同紙が掲載した。それによ
ると、同長官は「イランは断固として、核兵器製造に必要なあらゆ
る技術を得ようとしている」と語った上で、核開発に成功した場合
「イスラエルや米国は軍事攻撃に乗り出すかどうか決断することに
なる」と指摘した。
 一方「われわれが脅威に対処していなければ、イランは2008
年時点で既に核保有国となっていた」と述べ、MI6が同国の核開
発を一時中止に追い込んだとの認識を示した。情報機関トップが公
の場で活動内容に触れるのは異例。(2012/07/13-19:35)
==============================
ペルシャ湾:米国・イラン、にらみ合い続く
毎日新聞 2012年07月13日 03時02分

 世界有数の産油国が集まるペルシャ湾をめぐり、米国とイランの
緊張がじわりと高まっている。7月までに発効した米欧の新規制裁
に反発したイラン国会が原油輸送の要衝ホルムズ海峡の閉鎖を検討
、軍が演習を繰り返すのに対し、米海軍は掃海艇や「浮上基地」艦
を増派し対抗。両国とも軍事衝突は避けたいのが本音だが、対立の
根本にあるイランの核開発疑惑や長年の相互不信が解消される見通
しはなく、にらみ合いが続きそうだ。
【ワシントン白戸圭一、テヘラン鵜塚健】

 イラン政府は昨年末、ホルムズ海峡封鎖の可能性に言及。今月2
日には、対イラン制裁の支持国向け原油タンカーを対象に、ホルム
ズ海峡通過を阻止する法案を準備中と国営メディアが報じた。同海
峡は世界の海上輸送原油の4割が通過。封鎖は原油の9割を中東に
頼る日本などの主要国にとって大打撃だ。

 イランの軍組織も動きを見せ、2日に革命防衛隊が東部セムナン
州などで軍事演習を実施。陸軍も8日から防空演習を行った。

 一方、米軍は今年に入り、空母エンタープライズとエイブラハム
・リンカーンの2隻を交代でペルシャ湾に2?3週間ずつ展開、4隻
の機雷掃海艦も派遣しイランをけん制する。
==============================
米、イランに追加制裁 国防省系企業など11社
2012.7.13 11:41
 米政府は12日、核開発を続けるイランへの圧力強化策として、
イラン国防軍需省系の企業など11社を経済制裁対象に追加した。
制裁により、米国内の資産凍結や米企業との取引が停止される。

 また太平洋の島国ツバルなどの船籍を取得して、船名を変更し原
油輸出を継続しているとして、イラン国営タンカー公社(NITC
)の船舶について現在の船名と船籍を公表した。

 このほか、イラン政府のフロント企業として原油輸出に協力して
いるとして、香港やマレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)を拠
点とする企業名も公表した。

 コーエン財務次官(テロ・金融犯罪担当)は、イランが核開発を
停止しない限り「圧力を強め続ける」と警告した。(共同)   
==============================
ペルシャ湾:米国・イランの緊張高まる
毎日新聞 2012年07月12日 18時59分

 世界有数の産油国が集まるペルシャ湾をめぐり、米国とイランの
緊張がじわりと高まっている。7月までに発効した米欧の新規制裁
に反発したイラン国会が原油輸送の要衝ホルムズ海峡の閉鎖を検討
、軍が演習を繰り返すのに対し、米海軍は掃海艇や「浮上基地」艦
を増派し対抗。両国とも軍事衝突は避けたいのが本音だが、対立の
根本にあるイランの核開発疑惑や長年の相互不信が解消される見通
しはなく、にらみ合いが続きそうだ。
【ワシントン白戸圭一、テヘラン鵜塚健】

 イラン政府は昨年末、ホルムズ海峡封鎖の可能性に言及。今月2
日には、対イラン制裁の支持国向け原油タンカーを対象に、ホルム
ズ海峡通過を阻止する法案を準備中と国営メディアが報じた。同海
峡は世界の海上輸送原油の4割が通過。封鎖は原油の9割を中東に
頼る日本などの主要国にとって大打撃だ。

 イランの軍組織も動きを見せ、2日に革命防衛隊が東部セムナン
州などで軍事演習を実施。陸軍も8日から防空演習を行った。  
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イスラエル:外務次官「北朝鮮とイラン 緊密に連携」
毎日新聞 2012年07月09日 20時09分

 イスラエルのバラク外務次官が9日、東京都内で毎日新聞のイン
タビューに応じ、イランの核兵器開発疑惑に関連して「ここ数年、
特に(核兵器に使う)ミサイルの開発計画で北朝鮮とイランが緊密
に連携している」との見方を示し、北朝鮮とイランの協力関係に懸
念を表した。

 イランの核疑惑について「間違いなく(核兵器化に必要な技術を
獲得するまでの)残り時間は少なくなっているが、核開発計画をや
めようとしているという兆候はない」と指摘。核施設への攻撃など
の軍事行動も含めて「あらゆる選択肢を検討している」と従来の主
張を繰り返した。そのうえで「イランはイスラエルが国家として存
在する権利さえ否定している。ミサイル開発や(パレスチナのイス
ラム原理主義組織)ハマスなど反イスラエルのテロ組織への支援な
どを考え合わせると、深刻に考えざるを得ない」と述べた。

 一方、停滞するパレスチナとの和平交渉に関し、イスラエルとの
直接協議ではなく国連加盟などを目指す動きがパレスチナで強まっ
ていることについては「時間を無駄にしている。無条件の協議再開
に応じるべきだ」と批判した。【秋山信一】
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イラン大統領 欧米の制裁は「厳しい」
2012.7.4 00:47サンケイ
 イランのアハマディネジャド大統領は3日、欧米が6月下旬から
相次いで発動したイランの原油輸出を標的にした制裁について「こ
れまでどの国に科された制裁よりも厳しい」と述べた。イラン学生
通信などが伝えた。イラン政府高官が制裁の影響を認めるのは異例。

 ただ、大統領は「抵抗こそが敵対的な政策に対する唯一の回答だ
」としており、厳しい状況を強調して、国民に団結を訴える狙いと
みられる。

 多くのイラン政府高官は「原油輸出量は減っていない」などと制
裁の影響を否定していた。

 大統領は、欧米が制裁でイランの力をそごうとしているとした上
で「全くの誤りだ」と主張。「われわれは制裁を、原油依存から脱
却するチャンスに変える」と語った。(共同)
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イラン、攻撃受けたら直ちに中東の米軍基地を破壊=ファルス通信
2012年7月4日

 [ドバイ 4日 ロイター] イランは攻撃を受けた場合、直ち
に中東にある米軍基地、およびイスラエルに対する攻撃を行うと警
告した。イランのファルス通信が4日、報じた。 

 革命防衛隊の空軍司令官、アミール・アリ・ハジ・ザデ氏は同通
信に対し「これらの基地はわれわれのミサイルの射程圏内にある。
(イスラエルに)占領されている地域もわれわれの標的になる」と
述べた。 

 そのうえで「われわれは基地を設置し、攻撃を受けたら数分後に
はこれらの米軍基地に対してミサイル攻撃を行う措置を検討した」
ことを明らかにした。 

 イランの弾道ミサイルの射程距離は最大2000キロ(1300
マイル)あるとされ、ハジ・ザデ氏によると35の米軍基地が射程
圏内にある。 

 中東地域で米軍基地があるのは、バーレーン、アラブ首長国連邦
、クウェート、トルコ。このほか、アフガニスタンやキルギスタン
にも約10カ所に米軍基地がある。 

 欧州連合(EU)が今月1日にイラン産原油の禁輸措置を完全な
形で実施したことを受け、イランは欧米諸国に対する反発をあらわ
にしている。 

 革命防衛隊はこうした制裁措置の発動を受け、海上原油輸送の要
衝であるホルムズ海峡の封鎖も警告している。 
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イラン核開発問題をめぐる専門家会合、3日開催
2012-07-03 14:30:42 CRI

 EU(欧州連合)は2日声明を発表し、イラン核問題をめぐるアメリ
カ、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とイランが
3日にトルコのイスタンブールで専門家会合を開くことを明らかにし
ました。 

 声明は「今回の会合は、6カ国とイランが6月19日のモスクワ協議
で合意したことを履行することが目的だ。また、イランに対する6カ
国の提案やイラン側のモスクワ協議における反応を把握し、これま
での協議でイランが提起した問題について話し合う予定だ」とし、
6カ国とイランから核関連の専門家も出席することを明らかにしまし
た。 

 同日、イランのサレヒ外相は「イラン核問題は外交と政治的手段
でしか解決できない。イランは、問題の解決でウィンウィンの結果
を望むが、自らの核権利を断固として守る」と語りました。
(ミン・イヒョウ)
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イラン、制裁支持国向け石油輸送船のホルムズ海峡通過阻止法案策定
2012年 07月 3日 01:46 JST 

[ドバイ 2日 ロイター] イラン国会・国家安全保障・外交政
策委員会は、対イラン制裁支持国に向かう石油輸送船のホルムズ海
峡通過を阻止する法案を策定した。委員会のメンバーが2日明らか
にした。

イランの通信社によると、Ibrahim Agha-Mohammadi議員は「同法案
は欧州連合(EU)の禁輸制裁に対する答えとして策定された」と
指摘。1日時点で議員290人中100人が法案に署名したと述べ
た。

原油市場には支援材料だが、弱い米経済指標を受けて米原油先物価
格は2%超下落して推移している。
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米のイラン制裁法が発効 金融制裁の発動可能に 中国の対応焦点
2012.6.28 12:51 [中国] 
 【ワシントン=犬塚陽介】核開発を継続するイランの原油輸出に
打撃を与える米国のイラン制裁法が28日午前0時(日本時間同日
午後1時)に発効、オバマ政権が必要と判断すれば、イラン中央銀
行と取引する各国の金融機関に制裁を科すことも可能となる。欧州
連合(EU)も7月1日からイラン産原油の全面禁輸を実施するな
ど、イラン包囲網が本格的に強まる。

 日本やインド、韓国など18カ国・地域は輸入量を大幅削減した
として、半年間は制裁対象から除外されることが決まっており、今
後の焦点は、大口輸入国で制裁に反対する中国への対応となる。

 制裁法は核開発の資金源を絶つことを目指して昨年12月に成立
。イラン中央銀行と取引する各国の金融機関と米金融機関が取引す
ることを禁じ、米国市場から実質的に閉め出される。

 米政府はイラン産原油に対する制裁に反対する中国とも交渉を続
けているが、金融機関への経済制裁が発動されれば、反発を強める
のは確実だ。

 クリントン国務長官は今月20日、中国のイラン産原油輸入につ
いて、「ゆっくりだが、確実に行動している」と述べ、削減上積み
に期待感を示した。

 政府高官も米中がイランへの「対話と圧力」を強めることで一致
していると強調するなど、今後の交渉を楽観視しているが、早期に
妥結できるかは不透明だ。

 ロイター通信によると、昨年のイラン原油輸出量は1日当たり約
250万バレルだったが、最近では100万バレル程度にまで落ち
込んでいるという。
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イラン攻撃の自制忠告 ロシア大統領「米を見よ」
2012.6.26 10:40 sankei[米国] 

 イスラエルを訪問したロシアのプーチン大統領は25日夜、エル
サレムでペレス大統領と会談し、核兵器開発が疑われるイランへの
武力行使について、性急な攻撃を自制するよう忠告した。イスラエ
ル紙イディオト・アハロノト電子版が伝えた。

 イスラエルはイランの核武装阻止のため武力行使も辞さない構え。
戦争が開始された場合、泥沼化する事態を警告したものとみられる。

 プーチン氏は、米国が2003年にイラクのフセイン政権を敵視
して戦争に踏み切った結果、「イラクには親イラン政権ができた。
このことは、後悔するようなことを行う前に考えておくべきだ」と
指摘。同じことを「(米大統領の)オバマ氏にも話した」という。
(共同)
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「米国の仕掛けたサイバー攻撃封じた」とイラン

 【テヘラン=五十嵐弘一】イランのモスレヒ情報相は21日、同
国情報当局が米国などによる大規模なサイバー攻撃の計画を察知し
、対抗策を取ったと語った。

 情報相によると、今月18、19の両日にモスクワで行われたイ
ランと欧米など6か国による核協議の後、米国、イスラエル、英国
の3か国がイランの核施設に大規模なサイバー攻撃を仕掛ける計画
を立てていることがわかり、「必要な措置を取った」という。同協
議でも、イランに核開発停止を求める6か国とイランの主張は平行
線をたどった。

 今月1日付米ニューヨーク・タイムズ紙が、米国とイスラエルが
6年前からイランにサイバー攻撃を加えていると伝えるなど、米国
はイランの核開発遅延を目的にサイバー攻撃を主導し続けていると
みられる。

(2012年6月22日22時58分  読売新聞)


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