4373.今の中国はフビライ・カンの再来か?



中国が海洋世界帝国を夢見たのは、フビライ・カンの元帝国であろ
う。その後、明代の鄭和(テイワ)船団がアフリカまで遠征したが
、明自体は、海洋世界帝国になるような途方もない夢を追いかけて
いない。

フビライは海洋帝国を夢見て、大都を作り日本遠征も行い、鎌倉時
代に2回、元寇の役として日本の歴史では習うような遠征をした。
しかし、同時期にベトナムやミュンマーにも遠征に出兵している。
特にベトナムには船を使っている。中国は2正面作戦を行う力があ
る。これを肝に銘じる必要がある。

このフビライの元で世界の歴史が変わる。日本も外国との関係を意
識する必要に迫られる。その後、開国と鎖国になる。

現在、中国がまた、フビライが夢見た海洋帝国として復活した。こ
の対処方法は、このフビライに対する諸国の方法を研究して、その
政治的な位置づけを見るしかない。

歴史は、何度もある。その何度もある歴史には、前の歴史の教訓を
学んで準備するしかない。

日本に、北条時宗のような人物が必要である。時代が要求している
ように感じる。

さあ、誰でしょうかね? 北条時宗に匹敵する人物とは?


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