５月６日から８日まで山中湖に行ってきた。山中湖と言っても相当
に高い場所にあるダイヤモンドパレスのリゾートマンションで、富
士山が窓一杯に見える。富士山を２４時間観察できる。周りにこの
リゾートマンション以外に建物はなく、林はマンションより下にあ
る。
あるリゾートクラブがこのマンションの多くの部屋を買って、会員
に貸し出している。それを借りて、数日を過ごした。
このマンションの部屋には犬も一緒に宿泊できる。そこで、我々は
このリゾートクラブに入った。犬を泊めてくれるホテルが少ないし
、あっても質が悪いとか、価格が高いとかの問題があり、犬連れの
旅行ができない。しかし、このリゾートクラブはＯＫであるし、ホ
テルより部屋は広く、かつ自分で食事を作れる。出前もＯＫであり
価値があると見た。
しかし、このマンションまでの道は、田舎の小道であり、道路が分
かりにくい。だが、別の山道があり、人間は湖畔まで１５分程度で
歩ける。この場所は、山中湖のメインストリートの反対側の平野と
いうところで、新宿からの高速バスの終点でもある。バスの終点か
らは、歩ける。
５月の連休中はスポーツ合宿の学生が多く居たが、連休後はほとん
ど人が居ない。歩いているのは、退職者の夫婦が歩いている以外に
人が居ない。
湖畔に行くと、富士山が山中湖の湖面の向こうに見える。公共の立
派な運動公園があるが、そこにも我々夫婦以外に２組程度の高齢な
夫婦がいるだけである。その公園で犬と遊んだし、山中湖を一周す
る自転車道路があるが、そこを歩いた。観光客も居ないので、湖畔
にボートなどの観光整備もない。
マンションの話に戻すが、このようなリゾートマンションがバブル
時代にこの山中湖周辺にも多数出来たようである。その現在価格は
、行った高級なダイヤモンドパレスでも３５０万円程度であり、も
う少し湖畔に近い所などは、５０M2程度のものでは１００万円程度
である。平米数が小さいものでは５０万円台もある。
このリゾート・クラブは、箱根、軽井沢、伊豆高原、勝浦、山中湖
、京都、城之崎、トマム、沖縄など全国のバブル期に立てられたリ
ゾートマンションを全国的に買って、会員に提供している。
そして、リゾート・クラブの会員権がそれほど高くない。それはリ
ゾートマンションの現在の中古価格が安いことによっているのであ
ろう。これが出来た当時は、３０００万円以上したはずが、今の日
本人は、その値段では買わないで、海外のリゾート物件を買うこと
で、日本の物件は値段が激安になっているためだ。
マンションは５月の連休中は、オーナーの方たちがいたが、連休が
終わった後は、駐車している自動車の数が少なくなったので、お帰
りになったのではないかと思う。平日に、このマンションに滞在し
ているのは、ほぼリゾート・クラブの会員だけのような気がする。
そして、リゾートクラブの会員権がそれほど高くないので、駐車し
ている車は国産の小型・中型普通自動車で、ベンツやアウディ、Ｂ
ＭＷなどの外車がない。このリゾートクラブは、富裕層向けのサー
ビスではなく、普通人のサービスになっている印象を受ける。
帰りがけに、平野のおみやげ物店に寄ったが、店に客は居なく、う
ず高くお土産が積んである。またシイタケも売っているが、店の人
に聞いたら、連休中まではシイタケも仕入れたが、今は仕入れして
いないので、売れ残りでよければ、もって行ってという。
さびしいかぎりである。日本のリゾート地は、大丈夫なのであろう
かという気持ちがした。そういう私も、海外旅行が中心であり、犬
との旅行が出来ることで、国内旅行をしているだけだ。
どうして、地方のリゾート地のホテルは犬を認めないのであろうか？
またリゾート地のレストランも犬連れを認めないのであろうか？
もし、認められたら、もう少し、国内旅行もすると思うが？
マンションの部屋から見る富士山