今日はEVの先生のところに久しぶりに行った。日本のものづくり復 活には、どうしても自動車業界の力がないと無理。しかし、日本の 自動車業界もものづくりで悩んでいると先生はいう。 私も日本の成長戦略を考えているが、そのキーは自動車業界である。 その自動車は今後、EV化されて、単純な構造になる。このため、今 から自動車業界は、次のキーパーツを自分のものにするしかない。 そのキーは2つ。1つがインバータ、もう1つがリチウム電池の次 の電池として金属空気電池では、電気容量が10倍も違う。 この2つに力を入れているのが、日産系では日立であり、ホンダと トヨタ(デンソー)は自前であり、この違いが、次の覇者を決める はずと見ている。日立はホンダにも売っている。トヨタはデンソー と組んで秘密裏に研究をしている。学会や大学の先生に聞くとトヨ タ中央研究所が力を入れていると聞く。 ホンダの面白さは、ロボット研究にある。福島第一原発でもホンダ のロボットが実証試験している。バルブを閉めたり、開いたりは米 国のロボットではできないが、ホンダのロボットは簡単にできる。 日本の研究所、国営の研究所での研究費は経産省の産総研で1500 億円であるが、それ以外の研究所は300億円以下でしかない。し かし、トヨタ中央研究所の予算は1兆円程度が聞く。これでは他社 はかなわない。ホンダも5000億円以上の研究開発費を掛けてい る。このように研究分野でも自動車業界は大きい。 自動車は、いろいろな部品の集積であり、このため、自動車産業が 隆盛になると日本の産業も繁栄することになる。 今後の研究所を調べて、日本の経済成長をどうすればよいかを考え ることにする。先生も協力してくれるというので、安心して先生の 所を後にした。