4296.自民党はどうするか?



野田首相は、自民党と民主党が話し合い解散をしているように見せ
、小沢Gをけん制し、かつ自民党には選挙したら、第3極が大幅に
伸びて、自民党も民主党も今より少なくなると思わせて、この国会
で、消費税増税を可決しようとしている。

しかし、小沢Gは消費税増税反対して、かつ解散を阻止するという
ことができないし、自民党は消費税増税賛成して、かつ解散総選挙
を行うことが出来ない。

というように、野田首相の思う壺になっている。このため、内閣支
持率が上昇している。

ここに、自民党安倍さんが一石を投じた。
国会終盤に内閣不信任案の可能性に言及したのである。それは自民
党のジレンマを解決するために、小沢Gと連携を目指すことであり
、小沢Gにとっても戦略が描けることになる。

それと大阪維新の会が、遺産全額没収という政策を出したことで、
一時より人気が沈静化したことで、自民党にもチャンスがあるとみ
なした可能性がある。

さあ、どうなりますか?

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内閣支持上昇35%、下落に歯止め…読売調査

 読売新聞社が9〜11日に実施した全国世論調査(電話方式)に
よると、野田内閣の支持率は35%で、前回調査(2月10〜12
日)の30%から5ポイント上昇し、内閣発足以来の下落に初めて
歯止めがかかった。

 不支持率は52%(前回57%)だった。

 内閣を支持する理由では、「これまでの内閣よりよい」44%(
同49%)が最多で、続く「首相が信頼できる」は21%(同18
%)に増えた。

 野田首相が自らの政策や考えを国民に十分に説明していないと思
う人は77%(同84%)に減った。

 年金など社会保障制度の財源として、消費税率を10%まで段階
的に引き上げる法案に「賛成」は40%(同39%)で、「反対」
は55%(同55%)となった。ただ、税率引き上げをめぐり、民
主党内で小沢一郎元代表らが首相への批判を強めていることを「理
解できない」との回答は64%を占めた。

(2012年3月12日07時17分 読売新聞)
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安倍元首相、内閣不信任案の可能性に言及
2012年3月14日20時41分

 自民党の安倍晋三元首相は14日、千葉市で講演し、内閣不信任
決議案について「国会論戦の行方によっては、重大な決意をするこ
ともある」と述べ、国会の状況を見極めたうえで提出する可能性に
言及した。

 安倍氏は「重大な決意をするには、国民から叱られても歯を食い
しばって解散に追い込むと意思統一しなければいけない」とも述べ
た。消費増税法案の成立に協力する代わりに衆院解散で合意する「
話し合い解散」に、これまで一定の理解を示していたことについて
「自民党が単に足を引っ張っているわけではないと理解してもらう
ために申し上げた」と説明した。

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