野田首相は、自民党と民主党が話し合い解散をしているように見せ 、小沢Gをけん制し、かつ自民党には選挙したら、第3極が大幅に 伸びて、自民党も民主党も今より少なくなると思わせて、この国会 で、消費税増税を可決しようとしている。 しかし、小沢Gは消費税増税反対して、かつ解散を阻止するという ことができないし、自民党は消費税増税賛成して、かつ解散総選挙 を行うことが出来ない。 というように、野田首相の思う壺になっている。このため、内閣支 持率が上昇している。 ここに、自民党安倍さんが一石を投じた。 国会終盤に内閣不信任案の可能性に言及したのである。それは自民 党のジレンマを解決するために、小沢Gと連携を目指すことであり 、小沢Gにとっても戦略が描けることになる。 それと大阪維新の会が、遺産全額没収という政策を出したことで、 一時より人気が沈静化したことで、自民党にもチャンスがあるとみ なした可能性がある。 さあ、どうなりますか? ============================== 内閣支持上昇35%、下落に歯止め…読売調査 読売新聞社が9〜11日に実施した全国世論調査(電話方式)に よると、野田内閣の支持率は35%で、前回調査(2月10〜12 日)の30%から5ポイント上昇し、内閣発足以来の下落に初めて 歯止めがかかった。 不支持率は52%(前回57%)だった。 内閣を支持する理由では、「これまでの内閣よりよい」44%( 同49%)が最多で、続く「首相が信頼できる」は21%(同18 %)に増えた。 野田首相が自らの政策や考えを国民に十分に説明していないと思 う人は77%(同84%)に減った。 年金など社会保障制度の財源として、消費税率を10%まで段階 的に引き上げる法案に「賛成」は40%(同39%)で、「反対」 は55%(同55%)となった。ただ、税率引き上げをめぐり、民 主党内で小沢一郎元代表らが首相への批判を強めていることを「理 解できない」との回答は64%を占めた。 (2012年3月12日07時17分 読売新聞) ============================== 安倍元首相、内閣不信任案の可能性に言及 2012年3月14日20時41分 自民党の安倍晋三元首相は14日、千葉市で講演し、内閣不信任 決議案について「国会論戦の行方によっては、重大な決意をするこ ともある」と述べ、国会の状況を見極めたうえで提出する可能性に 言及した。 安倍氏は「重大な決意をするには、国民から叱られても歯を食い しばって解散に追い込むと意思統一しなければいけない」とも述べ た。消費増税法案の成立に協力する代わりに衆院解散で合意する「 話し合い解散」に、これまで一定の理解を示していたことについて 「自民党が単に足を引っ張っているわけではないと理解してもらう ために申し上げた」と説明した。