4254.自民党の派閥から見える戦い



谷垣自民党総裁は宏池会(池田派)、大村愛知県知事は平成会(田
中派)で、石原都知事は自由革新同友会(中川一郎派)の後、清和
会(岸、福田派)に合流したが、無派閥に近い。

町村派が清和会であり、安倍さんがいる。森さんは会友となり、派
閥から出ている。小泉元首相は清和会であり、ここから行財政改革
が始まる。この小泉さんを師匠としていると橋下さんは言う。

亀井さんも中川一郎派で、その後、清和会に所属していたが、平沼
赳夫や中川昭一らを引き連れ離脱し、亀井グループを旗揚げ。後に
亀井グループと政策科学研究所(旧渡辺派)を合併させ、新たに志
帥会(村上・亀井派)を結成、会長を務めた。その後、小泉首相の
郵政民営化、小泉改革に反対して、国民新党を立ち上げる。

平沼さんも中川一郎派で、その後、清和会に属し、亀井さんが飛び
出すと、一緒に出る。その後、たちあげれ日本を結成した。

みんなの党の渡邊喜美さんは、父渡邊美智雄がかつて会長を務めた
旧渡辺派に属し、その後の亀井派を退会。以後、自民党を離党する
まで無派閥を貫いた。そして、みんなの党を結成した。

石原、平沼、亀井さんは、中川一郎派のつながりである。

大阪の橋下さんをサポートする元自民党府議団は、塩川清十郎の子
分で、清和会の流れのようである。大村さんは、清和会の圧力を感
じて、石原さんを連携して、橋下さんと組みたいようである。

橋下さんは、河村さんの「減税の会」の行き方には違和感があると
して、共闘しないと表明した。

橋下さんも、増税は反対ではないことも分かる。TPP賛成、増税賛成
となり、民主党主流派、自民党保守派と同様な政策であることが分
かる。

さあ、どうなりますか?

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大村知事、亀井氏に早期新党結成を要請 
2012年2月1日 00時09分
 愛知県の大村秀章知事は31日、石原慎太郎東京都知事との新党
結成を構想している亀井静香・国民新党代表と東京都内で会い、次
期衆院選での連携に向けて早期の新党結成などを求めた。
 大村知事は会談後「石原知事に決意を固めてもらい、政策集団や
新党の立ち上げを早く発信してもらいたい。亀井さんから強く言っ
てもらいたいと伝えた」と話した。亀井代表は「思いは同じ。さら
に強く働き掛けたい」と応じたという。
 大村知事は衆院選に向け、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会
」と東京の石原氏らとの3大都市圏で、大都市政策などで連携する
協議を進めている。この日は、超党派の国会議員20人との懇談会
なども行った。
 大村知事率いる地域政党「日本一愛知の会」などに所属する愛知
県議4人はこの日、大阪市内で松井一郎大阪府知事や「大阪維新の
会」の府議と会談。大阪都構想の現状を聞いた。大阪維新の会側は
、次期衆院選の公約がまとまれば、愛知側に示す意向を示した。
(中日新聞)
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橋下市長、減税日本との連携に難色「政策違う」

 地域政党・大阪維新の会代表を務める橋下徹大阪市長は31日夜
、市役所で記者団に対し、河村たかし名古屋市長の率いる「減税日
本」との連携について、「僕らは減税を打ち出さない。河村さんが
減税をどんどん打ち出すなら、政策が違う」と慎重な姿勢を示した。

 橋下市長は現在策定している国政向けの政策の中で、減税を主張
しないと明言。そのうえで、「河村さんが減税の旗を降ろすのか、
何か調整がなければ、一緒にはなれない」と説明した。

 橋下市長は河村市長が新年度から実施する市民税5%減税につい
て、「大阪では効果が乏しい。それよりも、低所得者の子どもたち
の教育支援を手厚くする方が効果がある」などと述べた。ただ、消
費増税をめぐっては、「行革だったり、公務員改革だったり、前提
条件をつけて、それをやるまでは反対ということなら組める」と含
みを残した。

(2012年2月1日07時33分  読売新聞)

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