4248.政界再編が動き始めた



消費税引き上げを行う際に信を問う方針は変わらないと、消費税増
税が決まったら、解散、総選挙するという。これで谷垣自民党総裁
が要求する総選挙が決まったも同然なのに、早期の解散をしろと迫
る自民党に、国民は愛想を尽かしている。それを谷垣さんは分から
ない。

自民党の議員たちも、6月総選挙となると谷垣総裁で総選挙になる
ので、自民党が負けると浮き足立っている。その自民党の不甲斐な
さを見て、とうとう、石原都知事が立ち上がることになった。

石原都知事は昨年12月下旬、国民新党の亀井静香代表とともに新
党結党の記者会見まで準備していた。ところが直前、伸晃氏から『
新党は止めてくれ』と説得され、会見は中止となった。というが、
もうここまで、谷垣さんがおかしいと、石原伸晃自民党幹事長も親
父を止められなくなったようだ。

しかし、石原さんの盟友、立ち上がれ日本の平沼さんは、増税賛成
・TPP賛成派で、国民新党の亀井さんは、増税反対・TPP反対
派であり、政党としての党政策はどうするのでしょうね?

野合政党がもう1つ増えることになる。政党内にいろいろな主義の
人がいると、政策実行スピードが遅れることになる。しかし、石原
さんの独裁で、決めるというのか?

大阪維新の会の橋下さんは、石原新党に冷ややかである。これでは
、石原新党は船出できない可能性も出てきた。老人集団は消えうせ
ろという声も聞こえるような雰囲気でもある。

橋下さんが連携しているのは、みんなの党だけであり、みんなの党
の公約は、小さな政府、TPP賛成、首相公選制、消費税増税反対であ
るので、石原新党とは一緒しないはず。

小沢さんを石原さんは嫌いであるので、民主党小沢派議員の行く場
所は、この新党ではないようだ。確定しているのは、河内名古屋市
長の「減税の会」である。

しかし、石原さんの思想は、青嵐会で保守タカ派である。日本の自
主独立色が強く、安倍さんなどとも近い。安倍さんは、TPP賛成
、増税賛成となり、安倍さんが後ろで動くと、自民党から30−40
人は確実に集まるはず。安倍さんが関与しているのか?

もし、関与していて自民党の町村派が離脱すると、これは大変なこ
とになる。森さんが動いても、影響力が大きくないが安倍さんが動
いていると、大きなことになる。

しかし、民主党の野田Gなど主流派もTPP賛成、増税賛成で、保
守色が強く、民主党から小沢派・左翼のTPP反対、増税反対派を
追い出すと、この自民党保守派と近くなり、民主党主流派+自民党
保守派の連立政権が樹立できることになる可能性が出る。

しかし、逆の見方もある。橋下さんが冷ややかであれば、自民党議
員も乗ってこない可能性で、10名内外しか集まらないことになる。
年寄りの冷や水になる可能性もある。安倍さん次第だ。

さあ、どうなりますか?
==============================
3月に石原新党を起ち上げるのはいいが、石原、亀井、平沼では余
りにも走る力が弱い
2012年01月27日 10:13BLOGOS
早川忠孝

いつものメンバーで一緒に遊びましょう、などということになって
欲しくない。

石原氏が新党を作るのであれば、2年前の参議院選挙の直前であっ
た。
あの時に都知事を辞めて参議院選挙に自ら新党の党首となって立候
補すれば、相当の力を発揮できたはずである。

亀井氏が画策しての石原新党では、若い人がついていかない。
亀井氏が騒ぐと平沼氏の影が薄くなり、平沼氏を核として結集しよ
うという中堅の人たちが引いてしまう。
と言って、平沼氏が石原東京都知事や国民新党の代表である亀井氏
よりも政治的なメッセージ性が大きいかというとそんなことはない。
力のあった人だが、既に戦いの時を逃してしまった。

亀井氏と関わりなく、石原東京都知事が、自ら髪を振り乱して新党
の結成に奔走するほどの情熱の持ち主であれば多少イメージは変わ
るが、奈何せん石原氏も国政に再転進する機会を逃した人だ。
口先だけ、筆先だけの、新党応援団の一人になるのが精々だろう。

いくら人材が払底しているからと言って、これはない。
さすがにこんなにもオールドーパワーばかり集めたのでは、新党に
明日はない。

多分この話は、潰れてしまう。
唯一将来への可能性があるのは、石原、亀井、平沼氏の3氏と小沢
、鈴木宗男の各氏が手を組む時であるが、そんなことをすればそれ
こそ国民から総スカンを喰らってしまい、皆、あっという間に政治
生命を失ってしまうことが必至だ。

石原新党には風が吹かない。
そのことを予め申し上げておく。

チャンスは前髪で掴むものだ。
一度時を失った人は、次も時を失うものだ。
どうも、・・・・の冷や水、みたいなことになりそうだ。

これで石原氏が私財を100億円提供してでも必ず次の衆議院選挙
に400人擁立する、などと大風呂敷を拡げれば大分違うだろうが
、石原氏にそれだけの情熱、侠気があるようには私には思えない。
==============================
橋下市長 石原新党構想に維新、反応冷ややか
2012年01月27日11時26分産経新聞

 東京都の石原慎太郎知事や国民新党の亀井静香代表らが新党結成
を目指す方向を確認したことに対し、大阪維新の会幹事長の松井一
郎・大阪府知事は27日、報道陣に、維新との連携の打診は「一切
ない」とした上で、「(大阪ダブル選では)東京と大阪で日本を支
えていこうということで応援してもらったが、今のところ考えてい
ない」と連携に否定的な考えを示した。
 また、維新代表の橋下徹・大阪市長は、新党結成について「その
ような話を伺ったことはない。石原知事は、もう年だからやらない
と言っていた」とし、連携について「もし(仮定)の話をしてもし
ようがない」と述べるにとどめた。
==============================
石原新党、3月結成目指す…亀井・平沼氏と一致

 国民新党の亀井代表、たちあがれ日本の平沼代表、東京都の石原
慎太郎知事が25日夜に都内で会談した際、3月末までの新党結成
を目指す方針で一致したことが、26日分かった。
関係者が明らかにした。3氏は既に党綱領づくりも進めている。民
主党、公明党などとの選挙協力を検討することも確認したという。

 平沼氏は25日の記者会見で、新党構想について「自民党、民主
党の一部にも働きかけ、70〜80人を糾合することが目標だ」と
語っている。3氏は今後、新党参加の呼びかけを急ぐ構えだ。

(2012年1月27日07時04分  読売新聞)
==============================
政界騒然!橋下市長&石原知事“最強タッグ”で衆院選100議席!
2012.01.18ZAKZAK

 東京都の石原慎太郎知事(79)が80人規模の新党を立ち上げ
る−との本紙の報道が波紋を広げている。石原氏は産経新聞とFNN
の世論調査で「リーダーにふさわしい」政治家の2位にランクされ
ただけに、既存政党も身構えているのだ。この調査で1位だったの
が大阪市の橋下徹市長(42)。石原、橋下両氏は近い関係にある
ため、専門家は「連携が実現すれば、次期衆院選で100議席はい
く」と話す。最強タッグ結成で、政界の大波乱は必至だ。 

 「石原知事が事務所にきて、『このままでは日本はダメになる。
俺は死んでも死にきれない。保守が再編成して新しい流れを作るべ
きだ』と強い意欲だった。自民党から30−40人、民主党からも
集めて70−80人の集団で、政界のキャスチングボートを握る。
2月半ばに方向を出したい」

 夕刊フジは17日、連載「鈴木棟一の風雲永田町」で、石原氏が
応援団長を務める「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表が先日、経済
人との新年会でこう演説したことを報じた。

 一方、橋下氏は「大阪都構想」を掲げて、地域政党「大阪維新の
会」から近畿圏を中心に70人を擁立する考えを示している。ここ
に、石原氏が立ち上げる80人規模の「石原新党」が連携すれば、
そのインパクトは絶大だ。野田首相が16日の民主党大会で「やる
べきこと(=消費税増税)をやり抜いて信を問う」と宣言し、年内
の解散・衆院選が確実視されるなか、石原、橋下両氏が合体する可
能性はあるのか。

 政治評論家の浅川博忠氏は「既存政党への反発、既得権の打破と
いう共通項で2人が連携する下地はある。衆院選で東西の大都市の
首長が中心となった第3極として出てくれば、それぞれ立候補者の
7割は当選し、100議席を獲得するだろう」と語る。

 1993年の衆院選で、細川護煕氏率いる日本新党が躍進して、
細川内閣が誕生した歴史が繰り返されることもあり得る。

 維新の会関係者は次のような“奇策”を語る。

 「維新の会と石原新党が大阪と東京ですみ分け、自民党の一部の
候補には、対立候補を立てずに推薦を出すという戦略も検討されて
いる。石原氏も、選挙後に新党と自民党で連立政権を組めば、長男
である自民党の石原伸晃幹事長を首相にする道筋もつくれる。橋下
氏を後継の都知事と考えているフシもある」

 石原・橋下合体について、もうひとつの懸念は両者の強すぎる個
性。ともに“独裁批判”を受ける人物だ。果たして、連携はうまく
いくのか。

 在阪ジャーナリストは「橋下氏は大阪府知事当選後の2008年
ごろ、共通の知人である経済人を通じて、石原氏と直接語り合って
いる。橋下氏が上京して3時間にわたって会談し、道州制を軸に2
人は意気投合した。それ以来、石原氏は全国知事会などで橋下氏の
肩を持つなどかわいがってきた。『ジジ殺し』といわれる橋下氏の
本領発揮だ」と話した。

 実際、昨年11月の大阪ダブル選挙でも、石原氏は選挙戦最終日
に橋下氏の応援に入った。

 さらに、同年12月の産経新聞の特別対談は、2人の良好な関係
が紙面にハッキリと表れていた。

 石原氏が「僕が橋下さんを評価するのは、僕と同じ考え方だから
なんだよ」というと、橋下氏は「国全体の統治機構となれば、石原
知事みたいな方が旗を振らないと、本当に変わらないと思います」
と絶賛。これに対し、石原氏は「あなたみたいな若い人、体力のあ
る人間がやればいい」とエールを送ったのだ。

 ただ、政策的な距離はありそうだ。

 橋下氏のブレーンは経済成長を重視して、増税に慎重な「上げ潮
派」が多い。石原氏に近い、たちあがれ日本は、消費税増税を柱と
する「財政再建派」で水と油ともいえる。

 民主党の小沢一郎元代表との関係でも、橋下氏は連携も視野に入
れた半身の構えなのに対し、石原氏は「小沢色の者はいらない。絶
対にイヤだ」と拒絶している。

 さらに、永田町事情通はこんな情報を明かす。

 「石原氏は昨年12月下旬、国民新党の亀井静香代表とともに新
党結党の記者会見まで準備していた。ところが直前、伸晃氏から『
新党は止めてくれ』と説得され、会見は中止となった。あれから約
1カ月、状況は変わっていないはずだ」

 誰が誰と組み、誰を切るのか−。いずれにしても、石原氏と橋下
氏を軸に、次期衆院選をにらんだ駆け引きがすでに始まっているこ
とだけは疑いない。
==============================
一体改革、やるべきことやり抜いて国民の判断仰ぎたい=野田首相
2012年 01月 26日 14:52 JST 

[東京 26日 ロイター] 野田佳彦首相は26日午後の衆議院
本会議で、消費税引き上げを行う際に信を問う方針は変わらないと
述べ、早期解散を否定した上で、「一体改革は先送りできない与野
党共通の課題であり、やるべきことをやり抜いて国民の判断を仰ぎ
たい」との決意をあらためて表明した。

谷垣禎一自民党総裁の代表質問への答弁。

野田首相は、今回の一体改革での第一弾の消費税引き上げは2014
年4月だと指摘、「引き上げの前に総選挙を行うことになる。一体
改革の実現が国民への裏切りとの指摘はあたらない」と語った。

消費税引き上げの時期がずれたことで、2015年度の基礎的財政
収支赤字の国内総生産(GDP)比半減目標の達成が難しくなった
ことについては「達成は現時点で厳しい」との認識を示した。さら
に「2015年の消費税引き上げを平年度化すれば財政構造上は(
目標は)達成されるが、引き続き健全化目標の達成に向け、成長力
の強化をはじめ、あらゆる政策努力に全力をあげる」と語った。

財政健全化目標達成のため歳出削減計画を示すべきとの質問には「
分野別歳出削減計画は1つのアイディアだが、将来の社会経済情勢
に対する柔軟性が失われるおそれもあり、慎重に検討したい」と答
えた。

さらに経済再生に関連して「歴史的な円高や長引くデフレ克服のた
め、日銀との連携強化を図り、切れ目ない経済財政運営行う」との
考えを示した。

新年金制度については「今後の議論で具体化する」とする一方、「
制度の切り替えには長期の移行期間が必要であり、2015年の時
点で大きな追加財源が必要になるものではない」と説明した。

コラム目次に戻る
トップページに戻る