自民党、民主党ともに、支持率が低迷している。共同通信の世論調 査で民主党の支持率は19・3%、自民党への支持も19・6%ど まりとあり、このままでは両党は今度の総選挙で埋没してしまう。 この原因は、両党ともに、党内に全然違う意見を持つグループがい て、党としての政策がよく分からないことである。 これに比べて、みんなの党は、政策が明快で分かりやすいし、党内 で議論を必要がないほど、的確に即座に判断できる。それに比べて 、民主党も自民党も、党内で真逆な意見が並立して、かつ両党で同 じ様な政策を持つ集団がある。 このため、自民党も一枚岩ではなく、民主党も一枚岩でない。しか し、民主党は政権党なので、注目されているが、自民党は野党なの で、注目されていない。 自民党では、党大会で経団連会長の講演会を開こうとする議員と、 その講演にヤジを飛ばし、批判的な議員がいる。消費税増税でも反 対派と賛成派がいる。これは民主党でも同様である。 このような政党を野合であるというのだ。 しかし、「野合だと言われようと、数が多くないと政権を取れない という話になったところからおかしくなった」と民主党の仙谷由人 政調会長代行もいう。 ここらで、自民党も民主党も議員を組み換えて、党内での違いをな るべく、少なくして欲しいものである。 日本の没落が迫っているこの時期、政策実行スピードが要求されて いる。それをこの両党が政権党になった場合、スピードがでないと いう問題点があるし、すぐに政局になって、政策実行が停止してし まう。 TPPの賛成派、反対派(国際派か国内派)と消費税賛成派、反対 派(財政秩序派、増税より財政破綻派)の4つの事象で分けて、そ れぞれ党内の議員を振り分けて、その象限毎の政党を作り、分かり やすいようにしてほしいものである。 さあ、どうなりますか? ============================== 特会改革方針を閣議決定 2012年1月24日11時6分 政府は24日午前の閣議で、特別会計改革に関する基本方針を決 定した。社会資本整備事業特会の廃止などを通じて17ある特会を 11に集約することが柱。エネルギー対策特会の一般会計化の検討 も盛り込んだ。政府は基本方針を基に関連法案を策定し、今国会に 提出する。 [時事通信社] ============================== 15年度赤字半減未達、国際公約破ったとの見方は間違い=財務相 2012年 01月 24日 11:21 JST [東京 24日 ロイター] 安住淳財務相は24日、閣議後の会 見で、消費税率を10%に引き上げても、政府が財政健全化目標に 掲げる2015年度の基礎的財政収支赤字半減目標時期が1年後ず れする試算が判明したことについて、達成時期は多少ずれたが、国 際公約を破ったとの見方は間違いだと述べた。 20年度の黒字化目標についても、消費増税を含む社会保障・税一 体改革法案の成立が目標達成の第一歩になるとの認識を示した。 政府は24日、2015年度の国・地方あわせた基礎的財政収支( プライマリーバランス、PB)が名目国内総生産(GDP)対比で 3.3%の赤字となり、財政健全化目標として掲げてきた15年度 の赤字半減は達成できないとの試算を公表した。社会保障・税一体 改革素案で、消費税率の10%への引き上げ時期が原案より15年 10月に半年ずれ込んだため。20年度についてもGDP比3.0 %の赤字が続く見通しで、黒字化目標はほど遠く、収支改善には さらなる増税の必要性が浮かび上がる状況が判明した。 安住財務相は「少し時期がずれ、15年度のなかで100%達成した かといわれれば多少マイナス数兆円はあるかもしれないが、決して 国際公約を破ったというような見通しは間違っている」と反論。 20年度の黒字化達成に向けて「(一体改革)素案でも20年度の PBゼロに向けてさらに具体的に協議を進めることを書いている。 この法案の成立が第一歩になる。これをしっかりやったうえで、成 長を含め税収増を図っていきながらPBゼロに近づけていく」との 決意を示した。 欧州連合(EU)外相理事会は23日、核開発疑惑が強まるイラン に対して同国産原油の輸入禁止などの経済制裁措置で合意した。米 国に続く経済制裁措置の決定で、日本の対応が注目されるが、日本 政府の対応方針は「これまでと変わらない」と述べるにとどめた。 タイ洪水被害を受けた自動車関連産業支援などを盛り込んだ11年 度第4次補正予算案の早期成立を訴えるとともに、12年度予算と 予算関連法案の早期成立を目指す考えをあらためて表明した。 (ロイターニュース 吉川 裕子) ============================== 「野合でおかしく」=仙谷氏、民由合併で愚痴 「野合だと言われようと、数が多くないと政権を取れないという 話になったところからおかしくなった」。民主党の仙谷由人政調会 長代行は22日、大阪市内で講演し、2003年の同党と小沢一郎 元代表が率いていた自由党との合併をこう振り返った。元代表をめ ぐる党内対立が絶えないことに、思わず愚痴が出たようだ。 仙谷氏は「純化路線では日本で政権は取れない」と合併を追認す る一方、「足を引っ張るやつが(党内で)多かったら、誠に困った 話になる」とも指摘。「何をつくるのかが一番難しい。例えば事業 仕分けは斬新で評価を受けたが、そこから先が本当の政治であり、 統治というのは容易ならざる話だ」と、政権運営の難しさを嘆いた。 (2012/01/22-21:50))