4221.2011年を振り返って



毎年恒例の2011年の回想をしましょう。  T&Fより

0.今年始めの予測がどうなったか?

T:自民党との大連立ができるかと財政再建をまず2党の内閣でと
  言っていましたが、現実は、今も財政再建できずですね。
F:菅前首相が辞めたが、自民党との連立はできずに、来年に持ち
  越しになりました。しかし、消費税増税は、自民党と民主党増
  税派が組まないと成立しない。来年は政界再編になる可能性が
  高いですね。来年の話は明日ですね。

T:中国が米国と軍事力で張り合い始めるという予想は、当たりま
  したね。中国に警戒感を持つベトナム、インド、日本、米国は
  共同戦線を張るしかないも予想通りですね。
F:日本のSM3ブロック2Aがほしいので、インド、ベトナムは
  日本との関係を重視している。今後もこの路線を進むでしょう
  ね。それ以上は明日。

T:資源・食糧の高騰して、かつ奪い合いが起こるは、予測として
  当たりましたか?
F:年後半に、ユーロ危機が起こり、経済の混乱で資源の取り合い
  は起こらず、中国が多くと取っていった。日本は中東やアフガ
  ンでhなく、豪州や南米の資源を手に入れている。これは米国
  の覇権範囲で資源を開発するという安全保障上の考慮が商社に
  は働いているためだと思う。東半球は中国とロシア、インドの
  覇権争いが起きるので、日本は近づかない方が良い。

T:中国軍部が自国利益を優先にすると、その分敵を増やし、味方
  を失うことになる。周辺諸国が敵になり孤立化していくように
  感じるは、予想通りですね。
F:南シナ海懲罰戦争の宣言は衝撃的でしたね。これで東南アジア
  に緊張が走り、日本はそのチャンスに外交を進めて、中国への
  けん制として日米が有効であると認めさせた。これは今年の大
  きな成果でしょうね。また、中国とは戦争をしないで済む関係
  という  戦略的な互恵関係の一層の深化をする方向も定着し
  てきた。次の日本の方向性を明確にする必要があるが、それは
  国家ビジョンの構築で述べている。

T:地球動乱の時代が来ることは確実である。も予想の通りでした
  ね。
F:1930年代の様相になっていくことになる。経済の混乱とそ
  の結果の戦争への道に行かないように、日本は行動するべきで
  しょうね。

T:北朝鮮の動向は?
F:12月に金正日氏は死去して、その息子である金正恩氏が後を
  継いだ。この体制派3ケ月程度は喪の時期であり、平穏に過ぎ
  るが、後見人の張成沢氏の権力が強大であり、また張成沢氏は
  中国との関係が強いことを考えると、いつか軍部との軋轢が生
  まれる可能性があるように見る。

T:TPPについては?
F:米国の企業は海外に出ていて、進出国での内国企業優遇や知的
  所有権などに悩まされている。これを解決しようとしているの
  がTPPです。このことは日本企業が海外に進出しているので
  、同じ問題に突き当たっている。このTPPで、その問題を解
  決することは日本にとっても重要なことである。日本の評論家
  は、国内しか見ないで評論している。日本の未来を見ていない。
  評論家の質がかなり落ちている。また、そのような評論家を重
  視するマスコミの知的水準も低くなっている。


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