毎年恒例の2011年の回想をしましょう。 T&Fより 0.今年始めの予測がどうなったか? T:自民党との大連立ができるかと財政再建をまず2党の内閣でと 言っていましたが、現実は、今も財政再建できずですね。 F:菅前首相が辞めたが、自民党との連立はできずに、来年に持ち 越しになりました。しかし、消費税増税は、自民党と民主党増 税派が組まないと成立しない。来年は政界再編になる可能性が 高いですね。来年の話は明日ですね。 T:中国が米国と軍事力で張り合い始めるという予想は、当たりま したね。中国に警戒感を持つベトナム、インド、日本、米国は 共同戦線を張るしかないも予想通りですね。 F:日本のSM3ブロック2Aがほしいので、インド、ベトナムは 日本との関係を重視している。今後もこの路線を進むでしょう ね。それ以上は明日。 T:資源・食糧の高騰して、かつ奪い合いが起こるは、予測として 当たりましたか? F:年後半に、ユーロ危機が起こり、経済の混乱で資源の取り合い は起こらず、中国が多くと取っていった。日本は中東やアフガ ンでhなく、豪州や南米の資源を手に入れている。これは米国 の覇権範囲で資源を開発するという安全保障上の考慮が商社に は働いているためだと思う。東半球は中国とロシア、インドの 覇権争いが起きるので、日本は近づかない方が良い。 T:中国軍部が自国利益を優先にすると、その分敵を増やし、味方 を失うことになる。周辺諸国が敵になり孤立化していくように 感じるは、予想通りですね。 F:南シナ海懲罰戦争の宣言は衝撃的でしたね。これで東南アジア に緊張が走り、日本はそのチャンスに外交を進めて、中国への けん制として日米が有効であると認めさせた。これは今年の大 きな成果でしょうね。また、中国とは戦争をしないで済む関係 という 戦略的な互恵関係の一層の深化をする方向も定着し てきた。次の日本の方向性を明確にする必要があるが、それは 国家ビジョンの構築で述べている。 T:地球動乱の時代が来ることは確実である。も予想の通りでした ね。 F:1930年代の様相になっていくことになる。経済の混乱とそ の結果の戦争への道に行かないように、日本は行動するべきで しょうね。 T:北朝鮮の動向は? F:12月に金正日氏は死去して、その息子である金正恩氏が後を 継いだ。この体制派3ケ月程度は喪の時期であり、平穏に過ぎ るが、後見人の張成沢氏の権力が強大であり、また張成沢氏は 中国との関係が強いことを考えると、いつか軍部との軋轢が生 まれる可能性があるように見る。 T:TPPについては? F:米国の企業は海外に出ていて、進出国での内国企業優遇や知的 所有権などに悩まされている。これを解決しようとしているの がTPPです。このことは日本企業が海外に進出しているので 、同じ問題に突き当たっている。このTPPで、その問題を解 決することは日本にとっても重要なことである。日本の評論家 は、国内しか見ないで評論している。日本の未来を見ていない。 評論家の質がかなり落ちている。また、そのような評論家を重 視するマスコミの知的水準も低くなっている。