2で問題にした、65歳以上の人口+子どもの人口(従属人口)を 足すと5000万人であり、かつ生活保護者数200万人の75% が生産人口ということで、150万人を従属人口に足し、150万 人を労働人口から引くと5850万人で、従属人口が5150万人 となり、すでに1対1になる。労働人口から専業主婦の人口を引い ていないので、これより多くの従属人口になる。 ということで、現時点でも1人の儲けで、1人以上を養うことにな っている。しかし、今後は65歳以上の人口が今より増えるので、 この比が益々、悪くなることになる。 この解決には、労働人口を増やす必要がある。この労働人口だけを 増やす方法は、1つしかない。海外の優秀な労働力を日本に入れる ことである。移民政策である。 しかし、移民政策は注意をしないと、ドイツなど欧州で問題になっ ている文化的な面での問題を起こす。特にイスラム教は他の宗教と は違う文化であり、気をつける必要がある。また、中国人は、日本 人気質とは違うので、文化的な問題を起こすことになる。 この面では、東南アジアでも仏教徒たちは、そのような問題を起こ さないし、一番、日本の文化と馴染み易い。 このため、日本企業が東南アジアに出て、日本企業が根付いている のが、タイ、ベトナムなどである。 もう1つは、単純労働者は入れてはいけない。その仕事は、日本の 7割の下位層の仕事として、日本人の職場にするしかない。現在、 この仕事が海外の留学生などに回っているが、それは生活保護費が 、この仕事で得られる金額より多いために、日本人が敬遠している ためである。このため、医者、IT技術者、日本留学組など有識者 を日本に帰化してもらうようにするしかない。 次の成長戦略を組なら、この優秀な技術者の労働力人口の増加とい うキーは外せないと見るが。 さあ、どうなりますか?