ユーロ圏首脳会議が27日に、やっとの思い出で合意した案をギリ シャ首相は、受け入れるかについて、国民投票を行うとした。 国民投票で受け入れ反対が多数を占めれば、国家破綻(債務不履行 =デフォルト)や、ユーロ圏からの離脱の可能性も出てくる。 ギリシャは、厳しい緊縮策で不況が深刻になり、抗議のデモやスト が頻発。野党の抵抗も強い。政府には、国民の合意を一度得なけれ ばこれ以上の緊縮策を打ち出せないという危機感がある。 しかし、国家破綻になると、CDSの事案発生になり、世界的なデ リバリッブ取引に危機が点火されることになる。 もし、点火されると、これはまたCDS系の証券保険会社が破綻す ることになる。この引き受け手は、米国の大手証券会社の可能性が 出てくる。そこが倒れると、そこのCDSに点火というように無限 の破綻が出てくる可能性もある。 ユーロ圏首脳たちは、やっとCDSに点火しない方法で、秩序ある デフォルトをさせたのに、それを反故にするギリシャ国民の行動に 危機感を強めている。 ギリシャ国民は、100%の国家債務破棄を狙うことになり、今後 、国家債務ができないことになるが、ユーロ圏から離脱して、通貨 発行権を手に入れる選択をする可能性がある。 ============================== ギリシャ首相「国民投票を」支援策受け入れ巡り表明 2011年11月1日10時1分 財政危機に陥っているギリシャのパパンドレウ首相は10月31 日、ユーロ圏各国がまとめた支援策を受け入れるかについて、国民 投票を行う意向を表明した。実施には国会の承認が必要。国民投票 で受け入れ反対が多数を占めれば、国家破綻(は・たん)(債務不 履行=デフォルト)や、ユーロ圏からの離脱の可能性も出てくる。 ロイター通信などによると、首相は与党議員を前に「国民が自分 たちのことを決める。それが民主主義のやり方だ。私は国民の判断 を信じる」と述べた。支援策が否定されれば、欧州連合(EU)な どからの支援が続かず、国家破綻が現実になる可能性がある。首相 にとっては大きな賭けだ。 ギリシャは、厳しい緊縮策で不況が深刻になり、抗議のデモやス トが頻発。野党の抵抗も強い。政府には、国民の合意を一度得なけ ればこれ以上の緊縮策を打ち出せないという危機感があるとみられ る。