中国の地方債、中国の国営企業などの企業報告等に虚偽が多数あり 、その事実が徐々に見えてきて、上海株式市場などの株価が下落し ている。中国の発展を囃してきた評論家たちも、ここでは方向転換 する必要にありそうである。 地方債や銀行貸し付けなどの数字はデタラメであることは昔から知 っていること出るが、ここに来て、中国企業の経営数字も多くの虚 偽があることが見えてきた。 国家全体が、数字を大きく見せて、世界からの投資を呼び寄せてい る実体が徐々に見えてきたようである。 日本企業は、労働単金がそれほど安くない、そのような中国に今、 新規投資するというのは、おかしことである。今既に投資した工場 は、なるべく早く撤退できるように、利益率を上げることである。 そして、中国の変調が起きたら、すぐに撤退できるよう準備が必要 であろう。それより、中国社会のデタラメを日本人は、十分認識し て付き合うことである。 そうしないと、彼らは最後には契約を守らない。 ============================== 中国は複数のシステミックリスクに直面、注意深い監視が正当化さ れる=バンカメメリル 2011年 09月 29日 22:58 JST [香港 29日 ロイター] バンク・オブ・アメリカ・メリル リンチは、中国が不動産市場の崩壊や焦げ付き債務、資本流出など 、複数のシステミックリスクに直面しているとの見解を示した。 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのストラテジスト、デイ ビッド・チュー氏はリポートで、これら「潜在的なシステミックリ スクに対する注意深い監視が正当化される」と述べた。同氏からコ メントは得られていない。 これを受け、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場 では中国国債の5年物CDSCNGV5YUSAC=MGスプレッドが10ベーシ スポイント(bp)拡大し、180/190bpとなった。その後 は176/186bpまで縮小した。 また、海外投資家の間では、中国のシステミックリスク見通しや 欧州ソブリン債危機をめぐる懸念が著しく高まっていると複数のア ナリストが指摘する。米景気減速も見通しに影を落としているとみ られている。 アナリストらは、これらの懸念が、オンショアとオフショア市場 双方で対ドルで軟調となっている人民元相場の動きにも反映してい るとの認識を示した。 中国光大銀行のエコノミスト、Sheng Hongqing氏は「中国に対す る弱気な見方が強まっている」と指摘。「前回は、中国民間企業の 株式に対するものだった。今回は中国経済全体をめぐり弱気な見方 が台頭している」と述べた。