ここ、一、二年のの間に成し遂げなければならない課題。 原発放射能処理 東北の復興・再生(再構成) 経済及び財政を破綻させないこと。 この三点に集約させるし、それから重要に関連してくるのが、 エネルギー?資源の確保の問題(外交にからんでくるじゃろうし) 経済では、内需(東北や新エネルギー、電力政策(送電網を含む) )に関連しながら、それらが、雇用失業にからんできて、社会保障 まで及んでくるのを見据えなければならんじゃろう。 それらを中心に密接にからんでくる諸問題(農林水産。防災。自治 等あらゆる分野にでてくるはずじゃからの) しかし、ともかくこの中心軸をはずさないことじゃ。 それ以外の、課題では、大きな転換を求めるのは休止して、あるい は、バラ色の絵などはいらないから、デフェンシブにいくことだろう。 エネルギー政策の転換だけでも、「国家安立の根本」問題であるし 、巨大なテーマであるからじゃ。 東電の破綻処理という意見もあるが、平時なら理に適っているかも しれないが、今は、<福島第一原発>の安定化処理もできていない し、あるかもしれないという大きな余震で、再び最大級の危難(冷 却不能=東北関東までの高濃度の放射能による大汚染)になること もありえるかもしれないし、また、電力の安定供給には、「まった 」ができないわけで、とにかく、組織改変に手をつけてもここの危 機が大丈夫というまでは存続させるべきじゃろう。 そののち資本注入の必要性がでてきて、国営化される可能性は否定 しないがね。 しかし、今尚、<日本国の存亡>=これはレトリックではなく、ま さに文字通りなのだが=この原発の処理にかかっているわけで、こ れについての、確実な展望が開けるまで、そして、その後のしっか りとした電力業界の仕組み図が出来上がってからでないと、ただ、 先に破綻させてから考えますというのはありえないことじゃ。 第三次補正には、より大きい規模の額を積んでおく必要があるじゃ ろう。また、関連させた産業策を展開させることも必要になる。で きうれば、日本国内で、設備投資が大々的に行われるような政策を 盛り込み、民間の経済活動を後押しする力強さが求められる、海外 への貿易促進だけが、経済を盛り立てるわけではないからの。 ただの箱モノとか、消費性のモノではなく、投資が将来、利益を生 み出せばええんじゃからの。エネルギーの輸入(費用)に替わって 、国内でエネルギーを調達できれば、その調達費用は国内の消費原 資になる。 ある種、日銀との間で、いままででは行えなかった仕組みと枠組み を導入することが、有効であるかもしれない。そこは知恵のだしよ うだと思うがの。 除洗について、どう考えても福島第一周辺に中間貯蔵施設を作らな ければならないのだから、はやめに決断をしたほうがいいじゃろう。 これについてのマスコミの対応の方がおかしいじゃろう。マスコミ のほうが、感情に媚びるものじゃからより迅速な方策をとれなくな ってしまっておる。 「2ちゃんねる」というモノができたとき、危惧したが、今や、国 会からマスコミまでが「2チャンネル化した言説空間」になってお るのではなかろうか、責任ある発言というのは、ただ批判すればい いのではなく、しっかりとした問題の解法について思いをめぐらせ たものであるとおもう。(それも多角的にみて技術的にどうかとか 社会的な負担から可能かとかまでふくめてね)感情をかきたてれば 、言動に「力」を持たせられるかもしれないが、解法にはつながら ない。むしろ害悪をなすもんじゃろうとわしはおもうがの。 虚風老