4117.成し遂げなければならない課題



ここ、一、二年のの間に成し遂げなければならない課題。 

原発放射能処理 
東北の復興・再生(再構成) 
経済及び財政を破綻させないこと。 

この三点に集約させるし、それから重要に関連してくるのが、 
エネルギー?資源の確保の問題(外交にからんでくるじゃろうし) 

経済では、内需(東北や新エネルギー、電力政策(送電網を含む)
)に関連しながら、それらが、雇用失業にからんできて、社会保障
まで及んでくるのを見据えなければならんじゃろう。 
それらを中心に密接にからんでくる諸問題(農林水産。防災。自治
等あらゆる分野にでてくるはずじゃからの) 
しかし、ともかくこの中心軸をはずさないことじゃ。 

それ以外の、課題では、大きな転換を求めるのは休止して、あるい
は、バラ色の絵などはいらないから、デフェンシブにいくことだろう。 
エネルギー政策の転換だけでも、「国家安立の根本」問題であるし
、巨大なテーマであるからじゃ。 

東電の破綻処理という意見もあるが、平時なら理に適っているかも
しれないが、今は、<福島第一原発>の安定化処理もできていない
し、あるかもしれないという大きな余震で、再び最大級の危難(冷
却不能=東北関東までの高濃度の放射能による大汚染)になること
もありえるかもしれないし、また、電力の安定供給には、「まった
」ができないわけで、とにかく、組織改変に手をつけてもここの危
機が大丈夫というまでは存続させるべきじゃろう。 

そののち資本注入の必要性がでてきて、国営化される可能性は否定
しないがね。 

しかし、今尚、<日本国の存亡>=これはレトリックではなく、ま
さに文字通りなのだが=この原発の処理にかかっているわけで、こ
れについての、確実な展望が開けるまで、そして、その後のしっか
りとした電力業界の仕組み図が出来上がってからでないと、ただ、
先に破綻させてから考えますというのはありえないことじゃ。 

第三次補正には、より大きい規模の額を積んでおく必要があるじゃ
ろう。また、関連させた産業策を展開させることも必要になる。で
きうれば、日本国内で、設備投資が大々的に行われるような政策を
盛り込み、民間の経済活動を後押しする力強さが求められる、海外
への貿易促進だけが、経済を盛り立てるわけではないからの。 
ただの箱モノとか、消費性のモノではなく、投資が将来、利益を生
み出せばええんじゃからの。エネルギーの輸入(費用)に替わって
、国内でエネルギーを調達できれば、その調達費用は国内の消費原
資になる。 

ある種、日銀との間で、いままででは行えなかった仕組みと枠組み
を導入することが、有効であるかもしれない。そこは知恵のだしよ
うだと思うがの。 

除洗について、どう考えても福島第一周辺に中間貯蔵施設を作らな
ければならないのだから、はやめに決断をしたほうがいいじゃろう。
これについてのマスコミの対応の方がおかしいじゃろう。マスコミ
のほうが、感情に媚びるものじゃからより迅速な方策をとれなくな
ってしまっておる。 

「2ちゃんねる」というモノができたとき、危惧したが、今や、国
会からマスコミまでが「2チャンネル化した言説空間」になってお
るのではなかろうか、責任ある発言というのは、ただ批判すればい
いのではなく、しっかりとした問題の解法について思いをめぐらせ
たものであるとおもう。(それも多角的にみて技術的にどうかとか
社会的な負担から可能かとかまでふくめてね)感情をかきたてれば
、言動に「力」を持たせられるかもしれないが、解法にはつながら
ない。むしろ害悪をなすもんじゃろうとわしはおもうがの。 

虚風老 


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