野田首相に期待することは、増税の前に「小さな政府」への取組み をして、国民の犠牲の前に、行政府・立法府が犠牲を払う姿を見せ ることである。 行政改革としては、特殊法人のスリム化をして利益を出し、その利 益を一般会計に組み込んで国債償還に向うことである。議員定数を 少なくして、経費を小さくすることも1つでしょうね。このような 小さな政府にしてからの増税でしか、国民は納得しない。 日本の衰退のもう1つが、円高対策である。日銀法を改正して日銀 が市中から国債を買える量を通貨供給量の数倍まで認めるようにす れば、現法律体系の中で日銀は、金融緩和策を打てることになる。 円高対策は、為替介入だけでは無理で、金融緩和策がどうしても合 せ業として必要なことである。もう1つの劇薬は、マイナス金利を 日銀が行うことである。 復興資金は非常に重要な景気回復のきっかけになる。この資金で日 本を再生することに使って欲しい。新しい産業を興す良い機会にな る。製造・加工業が円高で振るわないが、それに変わる産業は藻の エネルギー生産、ゼオライトでの土壌改良など、この震災を乗り越 える技術を確立することに使って欲しいものである。 景気が回復すれば、増税が出来やすくなる。どうか、絶好のチャン スをムダにいないで欲しいものである。日本を衰退から救う最後の チャンスかのしれないので!!