4099.高速道路と直流基幹送電網の組合せ



高速道路と直流基幹送電網の組み合わせというのはどうじゃろう? 

再生可能エネルギーを大量に採用するにあたって、北海道や東北と
いう場所から都市部へ送るのに、連係線の拡充が必要で、尚且つ直
流基幹送電網の整備が必要なこともみえてきたように思える。 

そこで、高速道路(もしくは新幹線など鉄道)の側面とか底部を直
流基幹送電網に利用するという案はどうじゃろう。 
まあ、地方から都市部へ延々と繋がっておるわけじゃし、新しく土
地買収をする必要がないわけじゃ。 

こういうものは、将来利益を生み出すインフラなわけじゃから、長
い期間にわたって本当に利益を生み出す<インフラ>なわけじゃ。
これなら、国で整備資金を出して、あるいは集めて、運用は民間に
させるという手がある。(これだけのための建設?償還一体型の特定
目的公債ファンドをつくってもいいくらいな気がする。) 

また南向きの面を太陽光パネル壁(べたーとしたのでなく、校倉作
りのような縦型の壁のようにすれば、遮音壁も兼ねられるかもしれ
ない。?こういうタイプは見たことがないが、構造的に難しいのじゃ
ろうか?) 

東北などは、東日本大震災の影響や少子化や放射能汚染などがある
ので、再生エネルギーの生産のためのエネルギーファーム(太陽光
や風力・地熱・バイオ)として生まれ変わるという手がある。 
何がなんでも、「昔どうりに戻す」という発想では、すでにじり貧
ではなかろうか? 
農業にしても高齢化がすすんでおり、エネルギー基地としての生産
基地にするという手は合理的ですらある。食料の自給とエネルギー
の自給は文明社会では、必要度では等価という側面がある。 

もうひとつは繰り返しワシが述べておるのは、蓄電池設備には容量
の限定が付きまとうので、「水素の製造と発電ステーション」もシ
ステムの中に組み込んで欲しいというものじゃ。 
こうすることによって、電力の発生と消費の変動をならすことがで
きるはずなんじゃ。 

とにかく、10年くらいという短期間を目標に爆発的に整備をする
というくらいで進めて欲しいもんじゃ。それが経済にも高度の成長
(そして新しい国内での雇用)をもたらす唯一の手であるかもしれ
ない。 

虚風老 


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