4068.大世界不況の混乱時代へ



今日、日経平均が9000円割れをするかどうかがカギでしょうね。
現時点、9300円程度で推移している。

1930年代の世界にとうとうなってしまった。ユーロ危機、総力戦呼
び掛けしたバローゾ欧州連合委員長とECBのトルシェ総裁が、絶
妙なタイミングで、ユーロ危機を宣言、米国は新規失業者雇用統計
を発表して、NY株式市場のダウを500ドルも引き下げて、円介
入を無効化した。

ガイトナー長官は2009年の就任以来、金融危機対応などで激務
が続いていることなどから、米債務上限問題が片付けば辞任を検討
する意向を示していたが、とうとう辞任の方向になっている。

もし、ガイドナーに代わり、親日的でない財務長官が就任すると、
日本の円介入を米欧ともに認めないことになり、実力がない境遇が
一緒のスイスと組んで介入しても効果が低くなる。

また、今夜、米国雇用統計の発表があり、この雇用統計で悪い数字
が出ると、米ダウ株価の一層のダウンが起きる可能性が高い。そし
て週明けの日経平均は、9000円割れになる。今夜の米国雇用統
計に注目が行く。

1930年代の大世界不況の混乱時代であると、日銀・政府・評論家は
腹をくくって対応しないと、日本だけが負け組みになる可能性があ
る。

さあ、どうなりますか??

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日経平均、一時9300円割れ 下げ幅400円に迫る
2011年8月5日9時21分

 5日の東京株式市場で、日経平均株価の下げ幅が400円に迫り
、東日本大震災直後の3月18日以来となる9300円を割り込ん
だ。
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東京円、一時78円90銭台 再びドル売りの動き優勢
2011年8月5日9時17分

 東京外国為替市場の円相場は5日、一時1ドル=78円90銭台
を付けた。政府・日本銀行による為替介入と追加金融緩和を受け、
前日の海外市場では一時1ドル=80円20銭台まで円安が進んだ
が、米景気の不透明感が高まっていることなどから、再びドルを売
って円を買う動きが優勢になっている。
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米政府、ガイトナー財務長官を強く慰留 手腕に期待
2011年8月5日4時46分

 米ホワイトハウスが、辞任を検討しているガイトナー米財務長官
に対し、留任を強く求めていることが4日わかった。米政府高官が
同日朝、朝日新聞の取材に明らかにした。

 関係者によると、ガイトナー長官は2009年の就任以来、金融
危機対応などで激務が続いていることなどから、米債務上限問題が
片付けば辞任を検討する意向を示していた。

 債務上限を引き上げる法案は2日に成立したものの、米政府高官
によると、ホワイトハウスはガイトナー氏を強く慰留しているとい
う。米景気が減速するなかで長官の手腕が不可欠とみているためだ。
ただ、高官は「長官はまだ最終決断をしていない」と語った。
(シカゴ=尾形聡彦)
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NYダウ暴落、512ドル安 8カ月ぶり安値水準
2011年8月5日5時27分

 4日のニューヨーク株式市場は、世界経済の先行き不安が高まり
暴落した。大企業で構成するダウ工業株平均は前日比512.76
ドル(4.31%)安い1万11383.68ドルで取引を終えた。
終値としては今年の最安値を更新し、昨年12月9日以来約8カ月
ぶりの安値水準となった。

 1日の落ち幅としては、680ドル暴落した2008年12月1
日以来、約2年8カ月ぶりの大きさとなった。ダウ平均はこの10
営業日で1300ドル超下落した計算になる。

 4日発表された7月30日までの1週間の新規失業保険申請件数
の改善が鈍かった。最近発表された他の消費や景況感に関する経済
指標も低調で、米経済が急速に失速しているとの不安が高まった。
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ユーロ危機、総力戦呼び掛け=信用不安拡大で−欧州委員長

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は4日、バロ
ーゾ委員長がイタリアやスペインをめぐる信用不安の拡大を受け、
ユーロ圏諸国首脳らに対し、総力戦で金融の安定を死守するよう呼
び掛けたことを明らかにした。
 委員長は3日付の各国向け書簡で、イタリアやスペインの国債利
回りが急上昇している市場の動きに強い懸念を表明。その上で「わ
れわれは、もはやユーロ圏周辺の危機だけに立ち向かっているわけ
ではない。ユーロ圏諸国の全面的な支持の下、あらゆるEU機関が
役割を果たしながら、ユーロ圏の金融の安定を守る必要がある」と
強調した。(2011/08/04-20:39)

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