4056.国民へのストレステストか



いろいろな団塊の世代の飲み会・勉強会に参加しているが、2年前
に自民党政権に愛想を付かした団塊の世代の元自民党支持者で、そ
の時には民主党支持者の人たちが、菅首相も悪いが、それを止めさ
せられない民主党議員全体も悪いと言い始めている。

民主党への風当たりは、非常に大きいようだ。「嫌菅」感情は「嫌
民主」感情へと変わりつつあるのを実感する。これは民主党全体が
、何かをしないと、次の選挙では大きく落ち込むことになる。

菅首相が謝罪しても、「首相の言動は政権の延命が狙いと見られて
も仕方ない」ということで、益々国民は激昂している。民主党は、
強引に菅首相を引きずり降ろさないと、民主党議員全員が落選する
可能性も出てきていると思えるぐらい、団塊の世代の人たちは、頭
に来ている。

仙谷由人官房副長官(党代表代行)も記者団に「ケジメをつけ行動
に表す段階に来ている」と即時退陣を要求しても、それを菅首相が
実行しないなら、強引にでも引きずり降ろすという行動がないと民
主党幹部にも批判が来ていることを考えるべきである。

国民へのストレステストを民主党は始めたと言う人も居る。原発だ
けでは物足りなく、国民にもストレステストをしていると言うので
ある。

もう、解散総選挙を国民が期待している状態で、早く菅首相でもな
く民主党でもない政権を望んでいるようである。菅首相が民主党を
崩壊させている過程でしょうね。

両院総会を民主党は開いて、民主党代表から菅首相を引き摺り下ろ
すことが重要なことになっている。それほど、国民は菅首相を嫌っ
ている。

民主党議員の皆さん、よく社会の声を聞いた方がよくありませんか??

さあ、どうなりますか??

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「延命」見透かす世論 「嫌菅」から「嫌民主」へ
2011.7.25 22:04サンケイ

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した合
同世論調査は、菅直人首相の延命狙いを、世論が見透かしているこ
とを裏付けた。批判の矛先は、首相を退陣に追い込めない与党・民
主党にも向き始め、「嫌菅」感情は「嫌民主」感情へと変わりつつ
ある。

 「機会があれば知事、町長に直接会って、段取りについておわび
したい」

 首相は25日の参院予算委員会で、九州電力玄海原発(佐賀県玄
海町)の再稼働問題についてこう語り、古川康佐賀県知事らに謝罪
したいとの意向を示した。

 首相は先週、民主党の衆院選マニフェストについて見通しの甘さ
を謝罪したばかり。だが、頭を下げ続けて国民の理解を得ようとい
う延命工作は、すでに世論に通用しなくなっている。

 「首相の言動は政権の延命が狙いと見られても仕方ない」−。今
回の世論調査では、この設問に「思う」とした回答が73・7%に
も上った。「首相退陣3条件」が成立しなくても「退陣すべきだ」
との回答も76・1%に達した。

 居座り続ける首相に党内の怒りは爆発寸前だ。

 平成23年度第2次補正予算が成立した25日の参院本会議。賛
成討論に立った民主党の小見山幸治参院議員は演壇から「首相に潔
く決断していただく以外に選択肢はない」と訴えた。

 仙谷由人官房副長官(党代表代行)も記者団に「ケジメをつけ行
動に表す段階に来ている」と即時退陣を要求。鳩山由紀夫前首相は
自らの議員グループの会合で、マニフェスト見直しについて「魂を
売り飛ばしてはならない」と批判した。

 だが、そんな声も首相にとっては馬耳東風。「菅降ろし」を実現
させられない民主党への不信感は、党支持率14・1%という数値
となって表れた。

 小沢一郎元代表のグループは「辞めさせるのは執行部の責任だ」
(側近)とお手並み拝見といった様子だが、この日の党役員会では
退陣問題について突っ込んだ議論はなく約30分で終了。党内は総
無責任ムードが蔓延(まんえん)している。(坂井広志)

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