風力発電は1基2000KW程度で、100基も同じ地域にあると、20万KWと 小さな火力発電所1個分である。これが突然、風がなくなり0KWにな るとすると、その予備を火力で20万kw分余計に稼動させる必要がある。 この制御を今はLFCで制御している。 負荷周波数制御(LFC)は、数分〜20分程度の周期で変動する負荷調整 を分担する。制御仕上がりを良くするためには、適切な調整容量が 必要であり、通常系統容量の5%程度とすることが望ましい。 電力変動では、もう1つの機器であるガバナ・フリーがあり、それ は、数十秒から数分程度の短い変動周期の負荷調整を分担し、調整 容量としては系統容量の3%程度以上を保有することが望ましいと されている。 ということで、今までの電力制御では、総電力の5%までしか不安 定な自然エネルギーを保持することが出来ないということである。 このことが皆が分っていないので、太陽光や風力などの不安定な自 然エネルギーで、総電力の20%以上と簡単にいう。しかし、現状 の電気の仕組みを知っていれば、これができあにことを理解できる。 しかし、北海道電力は総電力が580KWしかない。このため、その 約5%の25万KWの風力発電しか技術的に許容できない。そして、地 産地消というが、それは自然エネルギー適地での発電を抑えること になる。自然エネルギー振興のような顔をした自然エネルギー反対 と見える。電力会社代弁者とも見える。 Q:@kohjimatinosaru NAS電池等のバッファー系を開発すれば良いよ うのではないか? A:これでは済む部分と、出来ない部分がある。30分程度は蓄電池 でカバーできるが、それ以上のカバーは蓄電池容量が大きくなり 、コストが高くできない。このため、20分後の状態で火力を立 ち上げる必要がある。蓄電池の後に同期インバータを入れるので 周波数は同期するが、出力が減衰するので、そのような処置が必 要になる。 Q:@hasegt 太陽光や風力は日雇い非正規雇用のようなもの。エネシ フの中核は火力、原子力。 A:エネシフになっていないと思うが、それがエネシフで論議したこ と??