4008.「今を生きる」



それぞれが、今なすことを腰を据えて、していくこと 
虚風老  
   
 今あることと、「今を生きる」をまっとうすること。

白状してしまえば、原発事故が起きて、三日後に水素爆発が起き、
その内部に使用済み核燃料が大量に保管されているという時点で、
一度精神的にブチキレテ、逃避(現実とはかけ離れた本を読み出)
してしまった。(その先の展開を、自分なりの知見で、読んでしま
ったので)

自分の死について整理がついていると思っていても、この国の行く
末、たくさんの人々のこれから受けるであろう苦しみにうついて、
耐え難かったからだ。

個人が、自分自身について「覚悟」することは、案外できることな
のかもしれない。だが、家族や子孫を持っている場合はそうではな
い。それが生物というものだろう。

わしの立場で、どうその現場の状況を好転できるように、タッチで
きるわけでもなし、しかもその影響は、必ず受けるわけだが、

今、わしらにできることは、日常を自分自身ができることを精一杯
することじゃどう。
   「精一杯、今を、生きる。」=これは禅語にもあるわな
これは刹那主義とは意を異にしておる。刹那主義とは、どうせ00
だからとドーパミン快楽に走ることをいう。

自分の役割に徹し、自己を見詰め、死と向かい合い、尚且つ「生きる」
スーちゃんが美しかったのじゃ、その見詰め方だったのかもしれない。。。

できうれば快活に。。。

自身の中心軸がぶれない人間は、自分の生をまっとうできる。

人は必ず死ぬし、文明は滅びる。
自身を生きよ。

虚風老
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ドタマかち割るど!!! 
虚風老

議員達もマスコミも、いつ総理が退陣するのかを焦点にしているが、
本当は、どうすれば、早く事態を収束する体制が取れるかというも
んだいじゃろう。

震災の後対応に、必要な法案があれば、どんどん通して行くのが、
立法府たる国会の責務であろう。どんどん法案を提出していけばえ
えんじゃ。
修正しないと通さないというのなら、どんどん修正して裁決してい
けばええ。そうすれば、誰が、何処で止めているのかがわかる。

立法府なのだから、政府提案がなくても、震災処理上問題があると
思われる「法の規制」があれば、どんどん変化させていけばええ。
地域的・時限的特別立法でもかまわんじゃないか。法体系から逸脱
しているのならば、(括弧)にいれて、特別扱いにする。それくら
いの大事態であろう。

特定国債法で、日本経済を人質にし、行政運営停止させてまでやる
というのであれば、完全に権力闘争で、ドタマが変になっておる。
参院で問責などだして、審議ストップなどしてみい。スピードが足
りないなんて怒鳴り上げたのが、権力闘争のだしでしかなかったこ
とが露見するじゃろう。
そうなったら、本当に国民は国会に怒りのデモをしかけるぞ。

後継についてじゃが、ならば、まずどの体制を組むかをだしてこい。
菅総理がいなければ、与野党協力したオールジャパンの体制が組め
ますと、大見得きったなら、次ぎの「総理」は誰にし、大臣・副大
臣原発担当・復興担当をどの党の誰から出すという合意書をとって
こい。

その「合意書」ができたら、一日で、退陣・組閣・担当部署の入れ
替わりができるようにしろ。
それなら、退陣の次期など6月だろうと秋だろうとかまいはしない。
退陣したらええんじゃ。

後のことはどうなるかわかりません、やめさせてそこから与野党上
げて権力闘争に入り、大混乱させます。というのでは、はなしにな
らん。
坂本竜馬が好きだなどとほざく、かっこづけの政治家は多いいが、
ここで「次ぎの新しい強力に機能する内閣」というのを組み上げる
ために汗をかいてみろというんじゃ。

いつ退陣するしないはその結果じゃ。そこが問題なのではない。
その「次の体制」をどう構築するかが焦点であるべきじゃ。

後継体制をつめてこい。これからは体力・気力・知力・政治力が充
実したものでなければつとまらない。派閥やグループのボスだから
とか、年次が上だからなんてつとまらない。

ばんばんと、必要な法案を嵐のように審議決定していくべきじゃ。
少々あらっぽくても、再度法案を修正したもので変えていけばええ
。政府も下手に根回しなどもう忘れて、どんどん提出すべきじゃ。
国会内で、否決するなら否決することの責任をとってもらばええ。

権力闘争にはもう国民はあきれて、ついていきたくない。政治記者
達も議員との付き合いが長いし、政治的プロパガンダを共有してい
るものが多すぎる。

われわれが見たいのは、この危難にあたって「より建設的な」政権
を生み出せるかどうかじゃ。

与野党みんなに、どうやればそんな体制が可能なのかという案を「
具体的な人事」を示して、を考えてもらいたい。そうすれば、いつ
でも菅内閣を終わらせて、空白と作らず、強力な運営ができるじゃ
ろう

それができないで、いつ辞めるのかだの誰それの主導権だのすっぺ
ったのとかに血道を上げるではない。現況での「統治空白」は一瞬
たりともゆるされない。
本当の危機というものが分かっておらんのじゃなかろうか。

虚風老
 


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