3918.日本はなぜ資源大国になれた?と



中国の新華社通信は、「日本はなぜ資源大国になれたのか」との記
事で、日本が資源大国になってきたと報道している。

日本人は、日本が食糧・資源大国になることを夢物語的に思ってい
るが、日本は世界第6位の海洋面積を持ち、そこに資源があること
で、資源大国になれるが、この開発は、深海であるので後20年程
度はかかる。

原油価格が上昇すると、メタンハイドレードなど代替エネルギー系
は早まることになる。

また、リサイクル技術ができると、金属類やレアメタル類などは、
日本が一番大きな埋蔵量を誇る鉱業国になる。

また、リグニン取り出し技術と紙にリグニンを絡ませる技術も開発
したし、藻で石油生産の方法も開発したし、これは中国から見ると
大きなインパクトを持って見られていることが分かる。

中国の今後の経済発展には、資源と食糧が欠かせないことになるが
、それを全部持っているのが、日本ということになる。

日本は、工業国家から近未来に最先端の鉱業・農業国家になること
である。

==============================
戦争回避の方法
もう1つ、戦争回避の方法がある。中国と海外権益で戦わない方法
であり、さらに資源、食糧、水などを日本が提供すれば、中国は日
本を攻撃できなくなる。経済的な恩恵を受ける国とは友好関係にし
て、食糧安保の観点に中国を立たせることである。

これを行うためには、90%中東から持ってきている石油を輸入し
ないで日本で増産する。この技術ができてきた。藻から石油という
手だ。これがあれば、石油産油国になる。森林も日本の強みになる。
リグニンを木から取り、紙を固めてリグニン溶液に通すと、木にな
る。プラスチックの代替であり、再利用が簡単。リグニンを抜けば
、元の紙になる。このような技術的に資源を生み出して、それを中
国に供給することである。資源国家日本となる道である。レアメタ
ルのリサイクル方法も確立され始めている。微生物で、レアメタル
を食わせて、それで濃縮する技術ができている。資源大国になるこ
とだ。

に対して、Y氏は、
Fさんの意見は非常に希望的観測、早く言えば相手頼みの予測であり
とても甘すぎるとしか思えません。
中国は必要となればいつでも武力介入してくるでしょう。そんな相
手に資源大国になる事であるなど甘すぎる戦略である、いや戦略に
もならないと見える、あまりにも相手を小善説でみている。
そんな国はどこにもない、隙あれば自分の物にしようとしているの
が日本の隣国である。
==============================
日本はなぜ資源大国になれた? 日本が注目を浴びる理由=中国
2011年3月9日 08時51分サーチナ

 新華社通信は7日、「日本はなぜ資源大国になれたのか」と題して
、かなりの資源を輸入に頼ってきた日本が近年、資源大国として注
目を浴びている理由を分析、報じた。

 2007年、日本のエネルギー自給率は原子力エネルギーを含めて18
%、原子力エネルギーをのぞけばわずか4%だった。しかし、物質・
材料研究機構によると、日本国内の都市鉱山に埋蔵している資源は
全地球上の金埋蔵量の16%に相当し、銀は埋蔵量の22%、インジウ
ムは61%、タンタルは10%を占める。

 また日本領海には日本国内で使用する天然ガスの約90年分の量に
相当するメタンハイドレートの埋蔵量が確認されているほか、日本
近海の海溝には日本国内の天然ガス消費量14年分に相当する1億1000
万立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されていることが確認
されている。続けて記事は、「南鳥島付近の海底にはレアアースや
マンガン、コバルト、ニッケル、プラチナ、ネオジムなどの鉱産物
が埋蔵されている」と紹介した。

 日本で発見された資源のほか、記事は日本の3R(リデュース・リ
ユース・リサイクル)について言及、エネルギー効率の高さについ
て、「日本が1万ドル相当の製品を生産する際に必要な石油量はわず
か0.1トンだ。米国は0.21トン、中国は0.9トンも必要だ」と報じ
た。

 最後に、記事は「仮にわが国のエネルギー利用効率が日本と同水
準に達すれば、石油などの資源を輸入する必要もなくなり、エネル
ギー輸出大国になれるだろう」とコメントした。
(編集担当:畠山栄)


コラム目次に戻る
トップページに戻る