中国の新華社通信は、「日本はなぜ資源大国になれたのか」との記 事で、日本が資源大国になってきたと報道している。 日本人は、日本が食糧・資源大国になることを夢物語的に思ってい るが、日本は世界第6位の海洋面積を持ち、そこに資源があること で、資源大国になれるが、この開発は、深海であるので後20年程 度はかかる。 原油価格が上昇すると、メタンハイドレードなど代替エネルギー系 は早まることになる。 また、リサイクル技術ができると、金属類やレアメタル類などは、 日本が一番大きな埋蔵量を誇る鉱業国になる。 また、リグニン取り出し技術と紙にリグニンを絡ませる技術も開発 したし、藻で石油生産の方法も開発したし、これは中国から見ると 大きなインパクトを持って見られていることが分かる。 中国の今後の経済発展には、資源と食糧が欠かせないことになるが 、それを全部持っているのが、日本ということになる。 日本は、工業国家から近未来に最先端の鉱業・農業国家になること である。 ============================== 戦争回避の方法 もう1つ、戦争回避の方法がある。中国と海外権益で戦わない方法 であり、さらに資源、食糧、水などを日本が提供すれば、中国は日 本を攻撃できなくなる。経済的な恩恵を受ける国とは友好関係にし て、食糧安保の観点に中国を立たせることである。 これを行うためには、90%中東から持ってきている石油を輸入し ないで日本で増産する。この技術ができてきた。藻から石油という 手だ。これがあれば、石油産油国になる。森林も日本の強みになる。 リグニンを木から取り、紙を固めてリグニン溶液に通すと、木にな る。プラスチックの代替であり、再利用が簡単。リグニンを抜けば 、元の紙になる。このような技術的に資源を生み出して、それを中 国に供給することである。資源国家日本となる道である。レアメタ ルのリサイクル方法も確立され始めている。微生物で、レアメタル を食わせて、それで濃縮する技術ができている。資源大国になるこ とだ。 に対して、Y氏は、 Fさんの意見は非常に希望的観測、早く言えば相手頼みの予測であり とても甘すぎるとしか思えません。 中国は必要となればいつでも武力介入してくるでしょう。そんな相 手に資源大国になる事であるなど甘すぎる戦略である、いや戦略に もならないと見える、あまりにも相手を小善説でみている。 そんな国はどこにもない、隙あれば自分の物にしようとしているの が日本の隣国である。 ============================== 日本はなぜ資源大国になれた? 日本が注目を浴びる理由=中国 2011年3月9日 08時51分サーチナ 新華社通信は7日、「日本はなぜ資源大国になれたのか」と題して 、かなりの資源を輸入に頼ってきた日本が近年、資源大国として注 目を浴びている理由を分析、報じた。 2007年、日本のエネルギー自給率は原子力エネルギーを含めて18 %、原子力エネルギーをのぞけばわずか4%だった。しかし、物質・ 材料研究機構によると、日本国内の都市鉱山に埋蔵している資源は 全地球上の金埋蔵量の16%に相当し、銀は埋蔵量の22%、インジウ ムは61%、タンタルは10%を占める。 また日本領海には日本国内で使用する天然ガスの約90年分の量に 相当するメタンハイドレートの埋蔵量が確認されているほか、日本 近海の海溝には日本国内の天然ガス消費量14年分に相当する1億1000 万立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されていることが確認 されている。続けて記事は、「南鳥島付近の海底にはレアアースや マンガン、コバルト、ニッケル、プラチナ、ネオジムなどの鉱産物 が埋蔵されている」と紹介した。 日本で発見された資源のほか、記事は日本の3R(リデュース・リ ユース・リサイクル)について言及、エネルギー効率の高さについ て、「日本が1万ドル相当の製品を生産する際に必要な石油量はわず か0.1トンだ。米国は0.21トン、中国は0.9トンも必要だ」と報じ た。 最後に、記事は「仮にわが国のエネルギー利用効率が日本と同水 準に達すれば、石油などの資源を輸入する必要もなくなり、エネル ギー輸出大国になれるだろう」とコメントした。 (編集担当:畠山栄)