リビア情勢は、反政府勢力が優位であり、カダフィ軍は東部ブルカ の攻撃で航空機を使った爆撃をしているが、まだ、米国は反政府側 に、ミサイルの供与をしていないようだ。カダフィがもつのは、露 MIG33と仏ミラージュ戦闘爆撃機である。 しかし、米国はリビアでの航空地域規制は、カダフィサイドにロシ ア製の最新対空ミサイルなどがあり、エンタープライズに搭載して いる飛行機ではその破壊ができず、イタリアのアヴィアーノ空軍基 地から高高度からステルレス爆撃機で、対空ミサイルの完全除去を しないと、エンタープライズからの攻撃機の投入ができないという。 しかし、犠牲をある程度覚悟をしておこなうことになり、またサウ ジなど湾岸諸国なども現時点不安定で、リビアに大量の軍事力を使 うと、湾岸諸国への対応ができないという。 このため、米軍幹部はリビアでの軍事力の使用に反対している。 しかし、カダフィサイドには化学兵器があり、いつ使用するか分か らない。この抑制をしないといけないので、航空攻撃ができないよ うに、反政府勢力に対空ミサイルを供与するべきであると思うが? 米国は、反政府勢力がイスラム教原理主義者の反米勢力になること も心配しているようである。難しい局面にきた。海外メディアの特 派員も東部に居るだけで、西部の攻撃地域にはいないために、状況 が見えづらくなってきたようである。 全般的に記事の量が少なくなってきた。 Aljazeeraだけが、多方面から報道できている。アジュラジーラによ ると、カダフィの負けが近いようである。カダフィはトリポリだけ しか支配していないようだ。 ============================== リビア反体制派が政権側を中部まで撃退、和平案に懐疑的見方も 2011年 03月 4日 08:54 JST [ウカイラ(リビア) 3日 ロイター] 政権側と反体制派の 衝突が続くリビアでは3日、反体制派が政権側を中部ラスラヌフま で撃退、政権側の民兵を拘束したことを明らかにした。 ラスラヌフは首都トリポリの東方600キロの地点。大規模な石 油ターミナルがある。 目撃情報によると、政権側は2日連続で石油ターミナルのある東 部ブレガを空爆。ブレガに近いアジュダビヤへの空爆も実施した。 アジュダビヤも反体制派の支配下にある。 一方、ベネズエラのイサラ情報相は3日、リビア政府が反政府デ モ拡大による混乱収拾に向け、話し合いによる解決を模索するベネ ズエラの和平提案を受け入れたと表明。 提案は、国際委員会をリビアに派遣し、政府と反体制派の双方と 協議して解決策を見出すことを目指す内容。 イサラ情報相は、アラブ連盟も提案に関心を示したことを確認し 、ロイターに対し「リビアの平和実現に向けた措置を模索するため 、ベネズエラはアラブ諸国やその他の国々と引き続き連絡を取り合 っていく」と述べた。 <反体制派は大佐との対話拒否> ただカダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は、スカイ・ニ ュースとのインタビューで、外国による仲介の必要はないと主張し た。 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、リビアの反体制派 「国民評議会」のジャリル会長も、カダフィ大佐との対話を完全に 拒否した。 ============================== 中国:リビアの飛行禁止区域設定に反対の意向を示唆−李国連大使 3月2日(ブルームバーグ):中国は2日、リビアでの混乱が続く 場合、同国に飛行禁止区域を設定することに反対する可能性を示唆 した。禁止区域設定にはロシアが反対の意向を示している。 ============================== Demonstrations Continue in Tripoli Despite Attacks by Remnants of Dictatorial Forces, All Other Libyan Cities Are Free February 25, 2011 By Hassan El-Najjar Aljazeera