3896.小沢派保守新党へ



小沢さんの党員資格停止処分が決定しそうである。これで次期衆議
院選挙で、小沢さんは民主党からの推薦がもらえない可能性が出て
きた。このため、減税日本の河村さんと連携する可能性が出てきて
いるのだ。

このようなことになるなら、12月に新党を結成するべきであった
ように思う。原口さんは「維新会」を立ち上げるという。

河村さんが主張する議員や為政者の犠牲の後、財政再建をするとい
う論理立てが国民の共感を得ている。この共感に小沢さんは乗る方
向である。小沢さんの風向きを読む力は流石であるが、河村さんの
主張に左派系議員は付いていけない。公労組を削減することに繋が
るため。

この方向をみんなの党や自民党、民主党も真似しないと、これは左
派を切り離した小沢派保守新党が、大きな位置を占める可能性が出
ている。このため、日教組をバックにする輿石さんは最終的に小沢
さんの処分は仕方が無いという方向に傾いた。

小沢さんと公労組が上手くいかないことは目に見えていた。仙谷さ
んは流石に小沢さんの軽さが見ている。主義主張が無く、軽く右に
も左にも動ける小沢さんを知っているのだ。今度は右である。

どうか、各政党は国民の不満を理解して、議員定数の削減などを盛
り込んだ財政再建を早く進めることである。

さあ、どうなりますか??


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小沢氏の党員資格停止 民主幹事会決定「判決確定まで」
2011年2月16日1時42分

 民主党は15日の常任幹事会で、強制起訴された小沢一郎元代表
の党員資格を判決が確定するまで停止する処分を決めた。裁判の長
期化が予想されるなか、事実上の「無期限停止」といえ、小沢氏の
影響力低下は必至だ。一方、処分を強行した菅直人首相への反発も
強まっており、菅政権の基盤は大きく揺らいでいる。 

 15日の常任幹事会では、岡田克也幹事長が「これまで役員会で
慎重に検討してきた」として小沢氏の処分に理解を求めた。小沢氏
に近い議員からは「国会議員の強制起訴は初のケース」「党の結束
を乱す処分がいいのか」との異論が相次ぎ、最終的に土肥隆一常任
幹事会議長の判断で採決に持ち込まれた。採決に加わった32人の
うち、反対は10人程度にとどまり、賛成多数で役員会の提起通り
の処分が了承された。 

 今後は、党倫理委員会(委員長・渡部恒三最高顧問)の追認を経
て、常任幹事会が早ければ今週中にもこの処分を最終決定する。 


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