3880.出版不況止まらず



私Fも本の読む量が減っている。インターネットが無い時は、本の
虫で、本を手から離さないほど読んだが、今はインターネット上の
文章を読んでいることが多い。その意味では、本がインターネット
に代わったような感じではある。家の中は、本が溢れ返っているが
、それを整理し始めた。読みそうにない本は捨てることにした。

しかし、出版業界は大変である。私が降りる駅の商店街にある本屋
も去年末に閉店された。この店で買うことが多かったが、そこが閉
店し、乗換駅の品川駅の本屋もなくなり、通勤路上に手軽な本屋が
ない。もちろん、池袋駅にはジュンク堂があり、どうしても欲しい
本はそこで買うが、池袋駅から8分程度も歩くので、億劫である。

一番困るのは、エコノミストの特集が金融系、中国系の時には買っ
ていたが、そのエコノミストを売っている本屋があまりない。この
雑誌が気軽に買えないことが、一番頭が痛いですね。

本屋が無くなり、アマゾンに頼ることになる。電子書籍になるか、
思案のしどころである。

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出版不況止まらず 昨年の販売額1兆8748億円 
                                      6年連続減 二極化進む
2011.1.25 12:08サンケイ 

 書籍・雑誌の平成22年の推定販売額が、6年連続の減少で
1兆8748億円となることが25日、出版科学研究所(東京都新
宿区)の調べでわかった。その前年に、21年ぶりとなる2兆円台
割れとなった出版物販売額だが、落ち込みは止まらなかった。 

 販売金額の内訳は、書籍が前年比3・3%減の8213億円、雑
誌は同3・0%減の1兆535億円で、全体では同3・1%(608
億円)減となった。

 書籍では岩崎夏海著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッ
カーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)の142
万部を筆頭に5点のミリオンセラーが出たが、販売部数も7億223
万冊と前年比で2・2%減。出版科学研究所では「突出して売れる
本と、それ以外の二極化が顕著」と分析する。

 一方、雑誌は販売金額で13年連続のマイナス。1年間に創刊や
復刊された雑誌は過去40年間で最少の110点にとどまり、休刊
・廃刊点数は過去2番目の多さとなる216点に達した。

 同研究所では「将来的には電子書籍の売り上げを統計に加えてい
くことも考えている」と話している。



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