3869.COIN理論



英国で戦争学を学ぶ@daichi_at_KCLさんのCOIN理論

ペトレイアス将軍が贈る、イラクでの経験から導きだされたCOIN
十四箇条

その一、自分たちの手であれもこれもやろうとするな。

その二、素早くこなせ、「解放軍」の消費期限は短い。 

その三、金は弾薬なり。 

その四、利害関係者の数を増やすのは成功を左右する。

その五、費用対効果を各作戦の前に分析すること。

その六、インテリジェンスは成功の鍵。 

その七、みんなで国造りをしよう。

その八、部隊部署だけでなく制度機構を建設するのを手伝おう。

その九、文化的地勢を知るのは支配力を増幅する。

その十、対反乱作戦の成功は単なる軍事作戦以上を要求する。 

その十一、最終的な成功は地域の指導者次第。

その十二、(直接任務にあたる)戦略的な下士官のことを想起せよ。

その十三、柔軟で適応性あるリーダーの代わりはいない。 

その十四、リーダーのもっとも重要な任務は正しい傾向を設定すること。

当然、現地の一般人の信頼と支援を勝ち取るのは重要なのだけど、
他方で下士官から政治レベルまで「武装したソーシャルワーカーに
なる(armed social worker)」ことの重要性を認識させなければ苦
労する。

なぜCOINのドクトリンの起源(origin)がフランス施政下アルジェリ
アだったかというと、英国の帝国主義と対照的に、フランスの植民
地拡張と支配がmilitary driven、軍隊によって進められたのが背景
っぽい。 

それにしてもCOIN理論も核戦略論も、学んだところ我が国では役立
てようもないがな。 
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大地さんの意見とは違い、私Fは、海外展開する企業の役に立ちそ
うと思う。

海外展開の企業の経営学理論に応用できそうだし、日本自衛隊の
PKOの現地統治指導にも適用が可能なのではないかと見るが、ど
うでしょうか??

クラゼウイッツ学会の奥山さんはどう思いますか??
何か日本の自衛隊には使えないのでしょうかね??




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