英国で戦争学を学ぶ@daichi_at_KCLさんのCOIN理論 ペトレイアス将軍が贈る、イラクでの経験から導きだされたCOIN 十四箇条 その一、自分たちの手であれもこれもやろうとするな。 その二、素早くこなせ、「解放軍」の消費期限は短い。 その三、金は弾薬なり。 その四、利害関係者の数を増やすのは成功を左右する。 その五、費用対効果を各作戦の前に分析すること。 その六、インテリジェンスは成功の鍵。 その七、みんなで国造りをしよう。 その八、部隊部署だけでなく制度機構を建設するのを手伝おう。 その九、文化的地勢を知るのは支配力を増幅する。 その十、対反乱作戦の成功は単なる軍事作戦以上を要求する。 その十一、最終的な成功は地域の指導者次第。 その十二、(直接任務にあたる)戦略的な下士官のことを想起せよ。 その十三、柔軟で適応性あるリーダーの代わりはいない。 その十四、リーダーのもっとも重要な任務は正しい傾向を設定すること。 当然、現地の一般人の信頼と支援を勝ち取るのは重要なのだけど、 他方で下士官から政治レベルまで「武装したソーシャルワーカーに なる(armed social worker)」ことの重要性を認識させなければ苦 労する。 なぜCOINのドクトリンの起源(origin)がフランス施政下アルジェリ アだったかというと、英国の帝国主義と対照的に、フランスの植民 地拡張と支配がmilitary driven、軍隊によって進められたのが背景 っぽい。 それにしてもCOIN理論も核戦略論も、学んだところ我が国では役立 てようもないがな。 ============================== 大地さんの意見とは違い、私Fは、海外展開する企業の役に立ちそ うと思う。 海外展開の企業の経営学理論に応用できそうだし、日本自衛隊の PKOの現地統治指導にも適用が可能なのではないかと見るが、ど うでしょうか?? クラゼウイッツ学会の奥山さんはどう思いますか?? 何か日本の自衛隊には使えないのでしょうかね??