2011年、戦後最大の経済危機が訪れる From: Hidekazu Aoki 本日配信のJBpressより↓ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5170 山崎養世の前半の認識は正しい。 しかし、こんなことは10年以上も前から「いずれそうなる」と 飽きるくらいわれわれは言い続けきた。 それがいよいよ現実になってきただけのこと。 「何を今更」の感も無きにしもあらず。 ところが、その逃げ道が中銀の「国債全量引受」ですか!? 現行通貨・財政制度の枠内で考えれば、そんな結論しか出てこな いのかもしれないというところを割り引いても、いかにも米国金 融礼賛派らしいものいいとしか思えない。 経済政策を突き詰めていくとおバカになる、その見本みたい話じゃ ないでしょうか? ============================== 亀井です。(^-^)/ 国際バブルのからくりはよく判りましたが、 何故、ギリシャより危険なジャパン・マネーが高値を呼び、 アメリカの外貨獲得に貢献しているのか疑問です。 ジャパン・ショックで、ユーロの二の舞を アメリカが被るのでしょうか? 経済理論を突き詰めるとどこかに救済策を求め、 逃避したくなるのは判りますけどね。 ============================== From: Eiichi Morino ネットでこういう粗雑な議論をよくみかけますね。 米国のQE2にしてからが、効果はあがってないのにね。 銀行融資は崩壊しているし、いまだ回復していないのが 実状。カネは金融資産に流れ、投機マネーとなってコモディ ティ高。実体経済にはコスト高が押し寄せる。 筆者お望みの成長部門への長期の投資にカネが回ることはない。 加えて連銀のイエレンが各種の批判に直面して言及せざるを えないように、量的緩和は買い上げた資産をいつか買い戻させな ければならないから、出口戦略の時がくれば、金融はきわめてタ イトにしなければならなくなる。 実際、米国でもカネは政府部門と金融システムのもちつもたれつ のなかに存在している。わが国は政府と金融システムの互助会の ようなもの。国民の貯蓄を吸い上げ、リスクをとる能力もない 金融システムが国家の債務に変え、無能な政府と政治家は赤字に なかば自動的にファイナンスさせる。しかしいよいよ国民の貯蓄 も底をつき減少しはじめた。これからはどこにファイナンスをた のむのか、応じてくれるところはあるか。 円や日本国債がセイフヘブンであるのはいつまでか、それが 外国では問題にされている。国際的な投機家たちのなかで 着実にスケジュールにあがりつつあるようだ。 日本国債の95%ほどが自国民が持ち、内国債であるということは いざ踏み倒すことになったら、その相手は国民ということ。 諸外国のように外国に債券をもってもらいいざとなったら債務の ヘアカット、リストラでしぶとく交渉するなんてことはないだ ろう。 国民を泣かすだけか。 ============================== (Fのコメント) ドル基軸通貨とローカルカレンンシーである円とを同列に見たこと が、山崎養世氏の間違いである。 まずは、収入と支出をバランスさせないと、今後も国債を発行し、 それを日銀が買い続ける必要になる。これでは、円は大暴落になり 、今後予想される資源・食糧価格の高騰で、日本は不景気でのイン フレであるスタグフレーションになる。その後はパイパーインフレ で、国民全員が苦労することになる。予算も大幅カットになる。 FRBは、ドルで米国債を買い取れるのは、ドルが基軸通貨で、中 国や東南アジア諸国が、自国通貨を引き下げるために、ドル買い介 入をしているからできることである。しかし、いつまでもできるこ とではない。それでも限度がある。 日銀が、円で国債を買っても、諸外国が円を買わないことで円の通 貨量が増えて、円の暴落になる可能性が高い。江戸時代の幕府通貨 は増量がOKであるが、藩札はNGであったことと同じ現象が起き る。 500兆円程度の国債買取では、問題は起きないと思うが、それ以 上の円札増量は何が起こるかわからないことと、今後も続く財政赤 字は放置しないことが先である。 このためには、税収を上げるか、支出を抑えるかの2つしかない。